私的音楽雑記帳
FOLK ETYMOLOGY
4/13 渋さ知らズオーケストラ@三鷹市公会堂
改装完了の三鷹市公会堂を記念しての渋さ知らズオーケストラライブ。
ステージを見るのは、おそらく10年ぶり。大きなステージだったり、少人数での演奏だったり、ちょこちょこ見ていた時期はあったけど、ずいぶんと久しぶりだ。
ワクワクしながら会場に入ると、健全な公会堂の雰囲気。きちんとした感じの中、数日にわたって渋さにちなむ演奏や踊りのワークショップが行われたようで、その余韻が会場のあちこちに残っている。
満員御礼とはいわないまでも、ステージを心待ちにした観客が席に着いた頃合いを見て、ステージにはみたかジュニアオーケストラが楽器を抱えてぞろぞろ。ステージ上にそびえ立つ「祝」を形どる段ボールを組直し、鷹のボディに変えたところで、演奏が始まった。最初は消え入りそうなぐらい弱い音が、不破さんの段取りで少しずつ力強さが加わっていく。さらに後ろから渋さメンバーが加わり、観客席後ろからはダンサーが飛び出し、最後は大合奏の大宴会。のっけからいきなりやられてしまった。
ふざけてるのか、本気なのか、いつもわからない面白さに満ちているのがこのオーケストラのステージだ。パフォーマンス組の踊りは、笑えるぐらいユーモアに満ちているけど、キレがあって本気でかっこいい。大駱駝艦の白塗り舞踊も、演奏を引き立てるスパイスになっている。演奏も、チンドン的な場面もあれば、本気のインプロバリバリの場面もある。かっこよくてシビレル瞬間もあれば、シュール過ぎて失笑してしまう場面もある。泣いたり笑ったり、感動したり引いたり。それは、とにかく忙しくて楽しい時間だ。
今回のステージは、メンバーと一般でワークショップに参加した人とで作り上げているのが大きな特徴の一つ。そんな中、いったい誰が渋さのメンバーで、誰が一般参加の人なのかわからなくなる瞬間が幾度もあった。演奏もパフォーマンスも、みんなが一つのステージを作り上げようとしているから、気持ちが一つだから同じに見えてしまったのだろう。
そんな中、不破さんに指名されて、トロンボーンの女性が立ち上がって、三線の音に合わせてスキャットを始めた。最初は遠慮がちだったけど、まわりの援護射撃があって、次第に力強さが増す。途中、何かが吹っ切れたのか、ドスの聞いたお腹の底から湧きあがる声で身体全体でスキャットする様子に、客席から歓声があがった。身体全体で声と楽器で演奏した彼女はなんと一般参加だったそうで、これもまた大オーケストラが見せるマジックなんろうな~と、その様子にしびれてしまった。
ちょっと考えると、なんか恥ずかしいことも、いろんな照れや躊躇をすべて吹っ切って本気でやると、かっこいいし、何より楽しい。それを目の前で実践して壮大なショーとして見せてくれる渋さのステージは、やはりいつだって大きな感動と喜びを与えてくれる。公的施設でのショーとしてだといろんな制約がありそうなものだけど、最後は立ち上がってみんなで踊ることになり、10年前のフジロックよろしく、友人と共に本気で声を張り上げ踊ってしまった。それでも誰に止められることもなく、ステージ上でもフロアでもみんなが踊り狂った状態でステージは終焉を迎えた。止めなかった三鷹市は、すごい。(さらにワガママを言えば、ステージセットを撮影することだって許してくれたっていいのにな…、知らずに撮って注意されてしまった。)
久しぶりに巨大ジャズバンドのステージを見て、幸せな気分に満たされた気がした。
よし、また渋さ見に行こう。
やっぱりかっこいい。
ステージを見るのは、おそらく10年ぶり。大きなステージだったり、少人数での演奏だったり、ちょこちょこ見ていた時期はあったけど、ずいぶんと久しぶりだ。
ワクワクしながら会場に入ると、健全な公会堂の雰囲気。きちんとした感じの中、数日にわたって渋さにちなむ演奏や踊りのワークショップが行われたようで、その余韻が会場のあちこちに残っている。
満員御礼とはいわないまでも、ステージを心待ちにした観客が席に着いた頃合いを見て、ステージにはみたかジュニアオーケストラが楽器を抱えてぞろぞろ。ステージ上にそびえ立つ「祝」を形どる段ボールを組直し、鷹のボディに変えたところで、演奏が始まった。最初は消え入りそうなぐらい弱い音が、不破さんの段取りで少しずつ力強さが加わっていく。さらに後ろから渋さメンバーが加わり、観客席後ろからはダンサーが飛び出し、最後は大合奏の大宴会。のっけからいきなりやられてしまった。
ふざけてるのか、本気なのか、いつもわからない面白さに満ちているのがこのオーケストラのステージだ。パフォーマンス組の踊りは、笑えるぐらいユーモアに満ちているけど、キレがあって本気でかっこいい。大駱駝艦の白塗り舞踊も、演奏を引き立てるスパイスになっている。演奏も、チンドン的な場面もあれば、本気のインプロバリバリの場面もある。かっこよくてシビレル瞬間もあれば、シュール過ぎて失笑してしまう場面もある。泣いたり笑ったり、感動したり引いたり。それは、とにかく忙しくて楽しい時間だ。
今回のステージは、メンバーと一般でワークショップに参加した人とで作り上げているのが大きな特徴の一つ。そんな中、いったい誰が渋さのメンバーで、誰が一般参加の人なのかわからなくなる瞬間が幾度もあった。演奏もパフォーマンスも、みんなが一つのステージを作り上げようとしているから、気持ちが一つだから同じに見えてしまったのだろう。
そんな中、不破さんに指名されて、トロンボーンの女性が立ち上がって、三線の音に合わせてスキャットを始めた。最初は遠慮がちだったけど、まわりの援護射撃があって、次第に力強さが増す。途中、何かが吹っ切れたのか、ドスの聞いたお腹の底から湧きあがる声で身体全体でスキャットする様子に、客席から歓声があがった。身体全体で声と楽器で演奏した彼女はなんと一般参加だったそうで、これもまた大オーケストラが見せるマジックなんろうな~と、その様子にしびれてしまった。
ちょっと考えると、なんか恥ずかしいことも、いろんな照れや躊躇をすべて吹っ切って本気でやると、かっこいいし、何より楽しい。それを目の前で実践して壮大なショーとして見せてくれる渋さのステージは、やはりいつだって大きな感動と喜びを与えてくれる。公的施設でのショーとしてだといろんな制約がありそうなものだけど、最後は立ち上がってみんなで踊ることになり、10年前のフジロックよろしく、友人と共に本気で声を張り上げ踊ってしまった。それでも誰に止められることもなく、ステージ上でもフロアでもみんなが踊り狂った状態でステージは終焉を迎えた。止めなかった三鷹市は、すごい。(さらにワガママを言えば、ステージセットを撮影することだって許してくれたっていいのにな…、知らずに撮って注意されてしまった。)
久しぶりに巨大ジャズバンドのステージを見て、幸せな気分に満たされた気がした。
よし、また渋さ見に行こう。
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やっぱりかっこいい。
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