プール見る ゴーヤの花のまばゆさよ 子どもらの声 蜂の羽音よ
教会キャンプに参加した最高齢の姉妹に、
若い教会員がひとり、エスコートについてくださいました。
姉妹は、どこといって不自由のない健康体のもちぬしですが、
館内は広く、庭も大きく、ほかの団体やお客様も宿泊しておられるので
不測の混雑が予想されたのです。
指名を受けたM兄弟はまだ大学生。食事のとき、移動の時には、さりげなく姉妹につきそって、
同じテーブルで、私たち年配者と楽しくおしゃべりに入ってくれました。
彼はもちろん、介護者ではなく、世話人でもなく、まして召使ではなく、
孫のようでもあり、隣人の息子でもあり、
私たちの兄弟でもあり・・・。
つまり、同じ主(しゅ)にある家族の一員です。
「クリスチャンは神の家族です」というのは、
けっして、希望的スローガンではないですね。
目に見える現実なのです。
、 あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく 、いまは聖徒たちと同じ国民であり、
神の家族なのです。 (新約聖書・エペソ人への手紙2章19節)
教会キャンプと言われても、よくわからない方も多いでしょうか。
要するに合宿です。
場所は、御殿場のYMCA東山荘でした。

一泊二日ですからささやかな時間ですが、
土曜日の午後から、日曜日の午前中にかけて三回の礼拝を行い、
お招きした講師の牧師から、一貫したテーマの説教を聞きます。
信仰や心の問題について、その都度話し合い、それぞれに信仰が整えられていく時間でした。

食事の支度などの雑事もなく、テレビを観ることもなく(部屋にテレビはありましたが)
神様を見上げ、賛美しながら、同じ神様を信じる兄弟姉妹といっしょに過ごした時間は、
やはり心を洗われました。
全体に若い世代の方が多かったのですが、、
最高齢の八十九歳の女性も参加して下さいました。

キャンプの日のためにご自分で仕立てたジャケットを着てこられた姉妹は、
食事のあと、
ロビーに置かれたグランドピアノで、アメイジング・グレイスや賛美歌を演奏してくださいました。
汗が落ち 声が途切れる 賛美して 神思うとき 夏思うとき
暑いですね。
梅雨のうっとうしさのあとは、とても日本らしい蒸し暑さ。
、
神である主は土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。
そこで人は生きものとなった。
(旧約聖書・創世記2章7節)
確かに、自分は土の器だと思うのです。
神様にいのちの息を吹き込んでいただいて、生きているのですね。
突然に 黄色いカンナ 夏は来ぬ
バスで走っていると、いつもの風景の中に、黄色いカンナが見えました。
本当に突然です。
それとも、ここ数日、私が上の空だったのでしょうか。
カンナは無造作に咲きますね。まるで、雑草ででもあるかのように。
ほこりが舞い立つ車道の分離帯のなかでも、
電柱の陰でも、
瀟洒な家の塀の外でも、
とてもきれいのに、案外だれも手折ろうとしない。
あまりに自信たっぷりな咲きっぷりなので、
きっと、だれもそんな気にならないのですね。
暑い夏の日差し、真っ青な空の下で、
カンナが咲いている夏、
待ち遠しいですね。
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