10/28 金魚も 私のマンションのすぐ前の大通りに毎週2回朝市が出た
パリでの話。
ある日、金魚を袋に入れて売っている店があった。
金魚なんて飼う気なかった。
でも見ていた。
ひとつの袋に入っている赤い金魚がすごくサンパな目をしていた。
魚って魚の目みたいって言われるほど無表情。
だけど、その子は違っていた。
2匹いて、もう1匹は黒の出目金。
黒はすごく元気がよくて、水の上高く飛び上がる。
そして床に落ちた。
私の目の前だったのですぐ助けた。
ある朝、サラダボールに赤しかいない。
赤が黒を食べた?
床を見たけどいない。
丁寧に探したら、私の靴の中にいた。
すでに死んでいた。
ひどいショックで、すぐに金魚ばちを買いに行った。
中に入れる草とか一色買った。
まだ名前もつけていなかった。
1匹しかいないからソロってつけた。
ソロはお利口だった。
私がはちの縁をトントンとすると水の上に上がってきた。
水を取り替えるとき、
水の流れと金魚ばちのぎりぎりまで来るけど
そこでちゃんとUターンした。
そっと水に手を入れて、ソロの横腹をなでなでもした。
そういうときはじっとしている。
金魚って子供のころも、結構大きくなっても飼っていた。
でもソロほど記憶に残る子はいない。
日本に来てソロは金魚にふさわしい金色になった。
日光がとても効果があった。
日向ぼっこさせた。
ちなみにフランス語では金魚は赤い魚で金ではない。
Poisson Rouge
ポワッソン ルージュ
添付は便箋の柄です。
ちょうどあった。
誰のデザインかな?
こういうの名前入れるべきだよね。