雲の向こう

風任せシャッター任せ

娘の彼氏

2014-09-10 16:28:36 | 日記
娘から3年近く付き合っている彼が正式に挨拶に来たいと言い出した。
娘はこの春、銀行の総合職から損害保険会社へと転職したがその銀行入社時の同期の男の子と付き合っていた。
実は車で迎えに来た彼と何度か顔を合わせていたしニョーボと一緒に食事をしたこともあったので何となく覚悟はしていたが、いざ「結婚」という現実的なキーワードから眼をそらしていた。
でも今ハッキリとこういう事態を迎えていわゆる娘の父親として「来るときが来た」と腹を括る時が来たと思った。




何だか娘の顔が急に遠い思い出のように思えてきて無性に寂しさがこみ上げてきた。
でもこれは娘を持つ父親の誰もが通過しなければならない「儀式」なのだ。




当日その「爽やかすぎる」笑顔で娘の彼氏は堂々と「○さんと結婚する事をお許しください」と言った。
これほど晴れやかに何の衒いも無く言ってのけるそのアッケラカンな無邪気さにチョット笑いそうになったが、むしろその子供っぽいの素直さに何だか胸のつかえがスッと落ちた気分になった。
ニョーボは単純に「カワイイわねぇ…」と感想。
男親と女親の違いだろうか。





もうあまり昔を振り返るのは止めようと思う。
楽しかった思い出を振り返るのは悲しいだけで前向きじゃない。
どうせニョーボと二人っきりになるなら新しい思い出を作ることだけ考えるしかない。

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