奈良国立博物館といえば「正倉院展」の大行列のイメージがあるので、一応の覚悟はしつつ開館時間の9:30前に到着の計画をたてました。
まずは朝6:45に旅館を出発し、朝の散策1.5時間。
奈良女子大学→興福寺→東大寺南大門・大仏殿→春日大社一の鳥居経由、旅館へ。
奈良女子大学。
佐藤の母校、なぜか増田先生が地図で指差すので行くことに。守衛さんに声をかけ、早朝の女子大を散策する二人。中庭にいる鹿4頭がこちらをじ~っと見つめて(睨んで?)いました。不審者と思われたのでしょうか??
興福寺。
早朝のため阿修羅像の見学はできませんでしたが、五重塔や南円堂を外から見物。
東大寺。
南大門の段差が高いので下をくぐることはできず、横を通過。金剛力士像を遠くからしっかりと観察。大仏殿は朝7:30から入ることができます。朝は空いているので穴場です。
←増田先生が小さく写っています。
春日大社。
ここは砂利道の長い参道を通り抜けると本殿に行けます。
5月はきれいな砂ずりの藤の花が見られます。しかし長い砂利道・でこぼこ道は車椅子や増田先生の歩行では難ありなので、一番手前の一の鳥居を見学して終了。参道脇には多くの石燈籠が並んでおり幻想的です。私のお勧めは二の鳥居付近のささやきの小径。森林の中のとても静かな小道、心休まります。ここを抜けると志賀直哉旧居にたどり着きます。
一度旅館に戻り、次に奈良国立博物館の大遣唐使展へ。
私のメインは吉備(真備)大臣入唐絵巻の展示。現在はボストン美術館が所蔵しています。文化財保護法がない時代に、買い手のない本品をボストン美術館東洋部長である日本人が購入したのだそうです。これで4回目の日本への里帰りだそうです。
小さな手漕ぎ船に100人以上が乗りこみ何ヶ月もかけて海を渡り、陸を歩き、大陸の文化を日本に持ち帰るために命をかけた遣唐使たち、全く想像がつきません。遣唐使船は平城宮跡に復元・展示されています。こんな小さな船で、と驚かされるようですが、今回は時間の都合上行けません。
大遣唐使展を満喫すること3時間、疲れましたね。
ここも車椅子のまま入場しましたが、車椅子目線からでは見えにくいものが多くあります。そこが残念な点でしたが、あまり低い位置に展示すると後方から見えませんし仕方ありません。増田先生もそんなに不満な表情ではなかったので、どうにか見て楽しめたのでしょう。
午後はならまちにある元興寺へ。到着すると入り口に高い段差があり、増田先生に確認すると「入らない」とのことでしたので入り口から見学。日本最古の屋根瓦が残る極楽坊本堂も横にまわると十分に見ることができます。大遣唐使展にも屋根瓦が多く展示されていたのですが、いまいち価値がわかりませんでした。ここで屋根瓦をじっくり観察してやっとあの展示の意味が分かってきました。手遅れですね。
以上、「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されている8つのうちの半分、東大寺・興福寺・春日大社・元興寺を駆け足で触れてきました。
増田先生、私のハードスケジュールにお付き合いいただきありがとうございました。
せんとくん、さようなら…
近鉄奈良駅にて
JR奈良駅 旧駅舎
まずは朝6:45に旅館を出発し、朝の散策1.5時間。
奈良女子大学→興福寺→東大寺南大門・大仏殿→春日大社一の鳥居経由、旅館へ。
奈良女子大学。
佐藤の母校、なぜか増田先生が地図で指差すので行くことに。守衛さんに声をかけ、早朝の女子大を散策する二人。中庭にいる鹿4頭がこちらをじ~っと見つめて(睨んで?)いました。不審者と思われたのでしょうか??
興福寺。
早朝のため阿修羅像の見学はできませんでしたが、五重塔や南円堂を外から見物。
東大寺。
南大門の段差が高いので下をくぐることはできず、横を通過。金剛力士像を遠くからしっかりと観察。大仏殿は朝7:30から入ることができます。朝は空いているので穴場です。
←増田先生が小さく写っています。
石碑の前で記念写真を撮ろうとカメラを向けていると、車椅子の増田先生に1頭の鹿が歩み寄り、クンクンにおいを嗅ぎ偵察 (←この直後) | |
騒ぐと鹿を怖がらせてしまうので、そ~っと逃げることに。 しかし、鹿の鼻が車椅子のハンドルの下にあり動かせない!!最終的には鹿さんが動いてくれましたが、ちょっとしたハプニングです。 | |
気を取り直して、撮り直し |
春日大社。
ここは砂利道の長い参道を通り抜けると本殿に行けます。
5月はきれいな砂ずりの藤の花が見られます。しかし長い砂利道・でこぼこ道は車椅子や増田先生の歩行では難ありなので、一番手前の一の鳥居を見学して終了。参道脇には多くの石燈籠が並んでおり幻想的です。私のお勧めは二の鳥居付近のささやきの小径。森林の中のとても静かな小道、心休まります。ここを抜けると志賀直哉旧居にたどり着きます。
一度旅館に戻り、次に奈良国立博物館の大遣唐使展へ。
私のメインは吉備(真備)大臣入唐絵巻の展示。現在はボストン美術館が所蔵しています。文化財保護法がない時代に、買い手のない本品をボストン美術館東洋部長である日本人が購入したのだそうです。これで4回目の日本への里帰りだそうです。
小さな手漕ぎ船に100人以上が乗りこみ何ヶ月もかけて海を渡り、陸を歩き、大陸の文化を日本に持ち帰るために命をかけた遣唐使たち、全く想像がつきません。遣唐使船は平城宮跡に復元・展示されています。こんな小さな船で、と驚かされるようですが、今回は時間の都合上行けません。
大遣唐使展を満喫すること3時間、疲れましたね。
ここも車椅子のまま入場しましたが、車椅子目線からでは見えにくいものが多くあります。そこが残念な点でしたが、あまり低い位置に展示すると後方から見えませんし仕方ありません。増田先生もそんなに不満な表情ではなかったので、どうにか見て楽しめたのでしょう。
午後はならまちにある元興寺へ。到着すると入り口に高い段差があり、増田先生に確認すると「入らない」とのことでしたので入り口から見学。日本最古の屋根瓦が残る極楽坊本堂も横にまわると十分に見ることができます。大遣唐使展にも屋根瓦が多く展示されていたのですが、いまいち価値がわかりませんでした。ここで屋根瓦をじっくり観察してやっとあの展示の意味が分かってきました。手遅れですね。
以上、「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されている8つのうちの半分、東大寺・興福寺・春日大社・元興寺を駆け足で触れてきました。
増田先生、私のハードスケジュールにお付き合いいただきありがとうございました。
せんとくん、さようなら…
近鉄奈良駅にて
JR奈良駅 旧駅舎
佐藤 記
(編集と写真ひとくちメモ 桐井)
(編集と写真ひとくちメモ 桐井)