教科担任制の導入検討 熊本市教委、5・6年生対象に来年度から
9/10(火) 11:07配信 ・熊本日日新聞
熊本市教委が2020年度から市立小学校の5、6年を対象に、教員が特定の教科を担当して教える「教科担任制」の導入を検討していることが9日、分かった。20年度から英語が教科となるなど小学校でも専門性が重視される中、児童の学力向上とともに教員の負担軽減を図る。
従来の学級担任制は児童の状況を把握しやすい半面、専科教員がいる音楽などを除く複数の教科を1人で教えるため、授業の準備などが教員の多忙化の一因となっていた。
市教委によると、20年度からは同じ学年の担任同士が国語や社会、体育など担当教科を決め、学級を問わず授業を受け持つようにするという。中学校のように全教科を専任教員が担う形ではなく、得意な教科などを教員同士が交換する部分導入を想定している。
市教委は19年度、教科担任制を任意で試行。試行中の小学校からは「同じ授業を繰り返すことができ、指導の質が高まった」「時間割を組むのが難しい」などの声が上がっているという。市教委は今後、各校の実施状況を調べて導入の効果や課題を探る。
全国では浜松市教委、北九州市教委などが一部の学校で導入。県教委によると、県内では市町村全体としての取り組みは「把握していない」という。
市教委指導課は「小学校から教科担任制になじませれば、中学校の学習へのスムーズな移行も期待できる。メリットは大きい」としている。
9/10(火) 11:07配信 ・熊本日日新聞
熊本市教委が2020年度から市立小学校の5、6年を対象に、教員が特定の教科を担当して教える「教科担任制」の導入を検討していることが9日、分かった。20年度から英語が教科となるなど小学校でも専門性が重視される中、児童の学力向上とともに教員の負担軽減を図る。
従来の学級担任制は児童の状況を把握しやすい半面、専科教員がいる音楽などを除く複数の教科を1人で教えるため、授業の準備などが教員の多忙化の一因となっていた。
市教委によると、20年度からは同じ学年の担任同士が国語や社会、体育など担当教科を決め、学級を問わず授業を受け持つようにするという。中学校のように全教科を専任教員が担う形ではなく、得意な教科などを教員同士が交換する部分導入を想定している。
市教委は19年度、教科担任制を任意で試行。試行中の小学校からは「同じ授業を繰り返すことができ、指導の質が高まった」「時間割を組むのが難しい」などの声が上がっているという。市教委は今後、各校の実施状況を調べて導入の効果や課題を探る。
全国では浜松市教委、北九州市教委などが一部の学校で導入。県教委によると、県内では市町村全体としての取り組みは「把握していない」という。
市教委指導課は「小学校から教科担任制になじませれば、中学校の学習へのスムーズな移行も期待できる。メリットは大きい」としている。