きらり!(^^)!

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チャレンジ!~車いすバスケ~

2021-08-18 21:06:29 | バスケットボール
5大会目、新たな挑戦 生まれ変わった車いすバスケの藤本〔パラリンピック〕

8/18(水) 7:29配信・時事通信

 パラリンピック初出場は2004年のアテネ大会。

 車いすバスケットボール男子の藤本怜央(SUS)は、第一人者として日本代表をけん引してきた。9月には38歳になる。「一つの集大成として考えている」という東京大会は、過去4大会の単純な延長線上にあるわけではない。


 9位に沈んだ前回のリオデジャネイロ大会後の17年、日本チームを見た藤本はこう感じた。「自分の居場所がない」。ずっと痛みに悩まされていた右肘の手術を受け、復帰の途上にいる時期だった。

 若手の成長が目覚ましいチームは、体格に優れる海外の強豪国にスピードと運動量で対抗する戦術を採用するようになった。国内では屈指の得点能力を誇る藤本だが、「走力のあるプレーヤーではなかった」。自身の年齢も考えれば、心が折れても不思議ではない。

 12年ロンドン大会以降、エースとして確固たる地位を確立した藤本にとって、大きな壁が現れたことは、「かなり新鮮で、そこの努力はとても楽しかった」という。何とか乗り越えようと、時には愛犬と競走もして、車いすで走り込む日々が始まった。

 コロナ禍で東京パラの延期が決まった際には、引退も頭をよぎった。だが、メダル獲得という目標がぶれることなく、いちずに取り組む仲間を見て心が動いた。「チームが覚悟を決めているなら僕もやろう」。もう、藤本に頼り切りの日本代表ではない。

 「今までで、このチームが一番メダルを取る可能性が高い」との確信がある。生まれ変わったチームとともに、新生「藤本」が大舞台に挑む。