バスケU16男子日本代表が4強入り。世界への切符つかむ - FIBA U16アジア選手権
6/18(土) 17:31配信・月刊バスケットボール
カタールのドーハで開催中のFIBA U16アジア選手権大会2022の準々決勝で、U16男子日本代表がインド代表を倒し、4強入りを決めた。
[試合結果]
日本 91(26 24 18 23)
インド 84(16 19 28 21)
[日本トップパフォーマー]
川島悠翔(福岡大附属大濠高2年) 32得点、3P成功率60.0%(6/10)、17リバウンド、1アシスト
小川瑛次郎(羽黒高2年) 21得点、フィールドゴール成功率53.3%、3P成功率45.5%(5/11)、2リバウンド、1スティール
渡辺伶音(福岡大附属大濠高1年) 12得点、フィールドゴール成功率62.5%、10リバウンド、3アシスト、2ブロック
石口 直(東海大付属諏訪高3年) 11得点、3リバウンド、7アシスト、1スティール
武藤俊太郎(開志国際高3年) 11得点、フィールドゴール成功率80.0%、3P成功率50.0%(1/2)、1リバウンド、1アシスト
日本は序盤から川島、小川らが得点を重ね、開始から約3分間で12-3とリードを奪った。第1Q残り5分8秒の小川の3Pショットで17-7と点差は2桁に開き、さらに残り2分11秒に武藤がドライビング・レイアップを決めた時点では24-9と15点差のリードとなっていた。
ただ、ここから第2Q半ばまではややディフェンスのプレッシャーが落ちたところを攻め込まれ、29-27の2点差まで詰められる。前半はその後流れをつかみ、最後に小川のコーナースリーで締めて日本が50-35と点差を15に開いてハーフタイムに入ることができたが、後半はインドの果敢なペイントアタックやパワフルなトランジションにやや押され気味の展開となり、第4Q残り1分42秒には84-82で1ポゼッションを争う展開となっていた。
しかし最終局面で、日本は落ち着きを失わずに戦うことができた。残り1分7秒に小川がしぶとくドライブからレイアップをねじ込み86-82、さらにディフェンスで1本守った後、川島が残り24秒にとどめの3Pショットを決めて89-82。残り9秒にも小川が91点目を決めて試合終了となった。
日本はこの勝利で、7月にマラガ(スペイン)で開催されるFIBA U17ワールドカップ2022への出場権を獲得することができた。同大会に日本が出場するのは2014年以来8年ぶり2回目。しかしその前に今大会を良い形で終わりたいところだ。18日(日本時間深夜0時~)には準決勝で、ニュージーランド代表の勝者と対戦する。勝って翌19日(日)の決勝戦に進むことができれば、日本にとってはこの大会で初めてのこととなる。
U16男子日本代表で、チーム2位の平均16.7得点を記録して4強入りに貢献している小川瑛次郎(羽黒高2年)。準々決勝のインドとの試合でも3Pショットあり、クラッチレイアップありとその存在感は非常に大きかった。その試合での勝利によりFIBA U17ワールドカップ2022出場権を獲得したあと、小川がQ&Aに対応してくれた。
――今日の試合ではチームのけん引役として期待に応えたと思います。ご自分のプレーぶりをどう思いますか?
「前半は僕もショットが決まってくれましたし、チーム全体でも高い確率で良かったです。後半は難しかったですね。15点のリードで安心してしまったところがありましたが、それではいけませんでした。でも石口さん(石口 直=東海大付属諏訪高3年)と話してみんなとコミュニケーションを取って戦いました」
――終盤のレイアップは勝負を決するようなビッグショットでした。あのような場面で落ち着きを保って、かつアグレッシブにプレーするのは難しいことだと思いますが、なぜそうできたのでしょう。
「何本かシュートが入っていたので自信がありました。コーチにももっとリムにアタックするように言われています。だからその言葉を信じてプレーしました。入ってくれてよかったです!」
――序盤は引き離して勝てそうに見えましたが、その後インドに詰め寄られました。準決勝に向け、どんな点を修正する必要がありますか?
「もっとボールをしっかり回して、どのプレーヤーも得点を狙えるようにしていきたいです。それが次の挑戦ですね」
ここまでの3試合で小川は32本中12本の3Pショットを成功させた。どちらもチームで1位の数字で、大会公式サイトのスタッツ欄で確認できる中ではどちらも今大会全体でも1位。成功率37.5%も12位に入っている。
6/18(土) 17:31配信・月刊バスケットボール
カタールのドーハで開催中のFIBA U16アジア選手権大会2022の準々決勝で、U16男子日本代表がインド代表を倒し、4強入りを決めた。
[試合結果]
日本 91(26 24 18 23)
インド 84(16 19 28 21)
[日本トップパフォーマー]
川島悠翔(福岡大附属大濠高2年) 32得点、3P成功率60.0%(6/10)、17リバウンド、1アシスト
小川瑛次郎(羽黒高2年) 21得点、フィールドゴール成功率53.3%、3P成功率45.5%(5/11)、2リバウンド、1スティール
渡辺伶音(福岡大附属大濠高1年) 12得点、フィールドゴール成功率62.5%、10リバウンド、3アシスト、2ブロック
石口 直(東海大付属諏訪高3年) 11得点、3リバウンド、7アシスト、1スティール
武藤俊太郎(開志国際高3年) 11得点、フィールドゴール成功率80.0%、3P成功率50.0%(1/2)、1リバウンド、1アシスト
日本は序盤から川島、小川らが得点を重ね、開始から約3分間で12-3とリードを奪った。第1Q残り5分8秒の小川の3Pショットで17-7と点差は2桁に開き、さらに残り2分11秒に武藤がドライビング・レイアップを決めた時点では24-9と15点差のリードとなっていた。
ただ、ここから第2Q半ばまではややディフェンスのプレッシャーが落ちたところを攻め込まれ、29-27の2点差まで詰められる。前半はその後流れをつかみ、最後に小川のコーナースリーで締めて日本が50-35と点差を15に開いてハーフタイムに入ることができたが、後半はインドの果敢なペイントアタックやパワフルなトランジションにやや押され気味の展開となり、第4Q残り1分42秒には84-82で1ポゼッションを争う展開となっていた。
しかし最終局面で、日本は落ち着きを失わずに戦うことができた。残り1分7秒に小川がしぶとくドライブからレイアップをねじ込み86-82、さらにディフェンスで1本守った後、川島が残り24秒にとどめの3Pショットを決めて89-82。残り9秒にも小川が91点目を決めて試合終了となった。
日本はこの勝利で、7月にマラガ(スペイン)で開催されるFIBA U17ワールドカップ2022への出場権を獲得することができた。同大会に日本が出場するのは2014年以来8年ぶり2回目。しかしその前に今大会を良い形で終わりたいところだ。18日(日本時間深夜0時~)には準決勝で、ニュージーランド代表の勝者と対戦する。勝って翌19日(日)の決勝戦に進むことができれば、日本にとってはこの大会で初めてのこととなる。
U16男子日本代表で、チーム2位の平均16.7得点を記録して4強入りに貢献している小川瑛次郎(羽黒高2年)。準々決勝のインドとの試合でも3Pショットあり、クラッチレイアップありとその存在感は非常に大きかった。その試合での勝利によりFIBA U17ワールドカップ2022出場権を獲得したあと、小川がQ&Aに対応してくれた。
――今日の試合ではチームのけん引役として期待に応えたと思います。ご自分のプレーぶりをどう思いますか?
「前半は僕もショットが決まってくれましたし、チーム全体でも高い確率で良かったです。後半は難しかったですね。15点のリードで安心してしまったところがありましたが、それではいけませんでした。でも石口さん(石口 直=東海大付属諏訪高3年)と話してみんなとコミュニケーションを取って戦いました」
――終盤のレイアップは勝負を決するようなビッグショットでした。あのような場面で落ち着きを保って、かつアグレッシブにプレーするのは難しいことだと思いますが、なぜそうできたのでしょう。
「何本かシュートが入っていたので自信がありました。コーチにももっとリムにアタックするように言われています。だからその言葉を信じてプレーしました。入ってくれてよかったです!」
――序盤は引き離して勝てそうに見えましたが、その後インドに詰め寄られました。準決勝に向け、どんな点を修正する必要がありますか?
「もっとボールをしっかり回して、どのプレーヤーも得点を狙えるようにしていきたいです。それが次の挑戦ですね」
ここまでの3試合で小川は32本中12本の3Pショットを成功させた。どちらもチームで1位の数字で、大会公式サイトのスタッツ欄で確認できる中ではどちらも今大会全体でも1位。成功率37.5%も12位に入っている。