中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

工事現場からレンガが出土

2008年10月31日 | 中華街(長安道)

 「プチ・マルシェ」が解体されて、土地を掘り返す工事が行われている。
 中華街に限らず横浜の中心部、とくに関内、山下町あたりは、その土地の下に居留地時代の遺構が残っていることが多く、建設工事をするとたいてい何かが発掘される。
 最近話題になったところでは、「東西上屋」跡地がそうだ。建物を解体し、土を掘っていったら昔の転車台が出てきたし、ちょっと前には、神奈川ドームシアター跡地から居留地遺構が発掘された。
 幸い、どちらも部分的に残されて展示できるようになるらしい。
 中華街では媽祖廟の場所が記憶に新しい。やはり建設工事の最中に、震災前のレンガや遺物が出土した。

 これらは工事自体が大規模で、発掘されたものも後世に残すべき価値のある遺構であったが、日常的に行われている小さな掘削工事で出てくる遺物などは、ほとんど見向きもされない。
 最近見た「プチ・マルシェ」の工事現場もその一例。


 店の跡地をユンボで掘り返していた。こういう現場を見るとワクワクしてくる。何か出てくるんじゃないかと想像するだけで楽しくなるのだ。

 ところで、「プチ・マルシェ」の敷地は長安道と西門通りを結ぶ8の字型をしている。途中がくびれた極めて特殊な形なのである。
 そのような敷地を使って、何ができるのだろうか。

 また、この店の隣の隣には、チャイナドレスの「カモメ」があったが、こちらも現在、工事中。改装なのか、他の店が新規オープンするのかは、いまのところ不明。


 で、現場に近づくと、レンガが大量に出土していた。物としては、ただそれだけなのだが、そこに佇みいろいろと空想する。
 これは震災前の建物を構成していた一部分に違いないとか、そこに住んでいた珍さん(想像)は中国理髪師だったのではないかとか、勝手な話を作り上げてしまうのも楽しい。


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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
残念 (本須)
2008-11-01 20:09:20
今日行ったらすでにコンクリで塗り固められてしまっていて
レンガを見ることができませんでした。
返信する
Unknown (管理人)
2008-11-02 06:24:34
◇本須さん
あの敷地で料理店をやるのは難しそうですね。
何ができるのかなぁ。
返信する

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