6月17日(水)、市場通りにあった「鳳城酒家」あとに、新しく「金鳳酒家」がオープンした。 食べ放題の店「龍江飯店」、「金龍飯店」と同じ金龍グループの店であるが、こちらはコースやアラカルトで料理を提供する通常のスタイル。 そんな中に、「羽根つき焼きそば」というのがあった。店頭の看板に写真入で大きく宣伝されている。中身の見えない円盤型焼きそばだ。 その建て看板を読むと、なぜか名物!とされている。オープン当初から名物というのも何だか妙な感じだが、見た目は確かにインパクトがあって、試しに食べてみようかという気にさせられる。 しかし、980円という価格を考えると、ちょっと「試しに…」というわけにはいかない。 が、店員さんから最初の3日間だけ全品10%オフと聞き、実験的に食べてみることにした。 これが、その「羽根つき焼きそば」だ。 直径約28センチ。 周囲の羽根状部分を除くと、実質の焼きそば部分は中央の3分の2くらいだろうか。 スプーンとフォークが一緒に運ばれてきたが、店員の説明によると、これで羽根を突き崩し混ぜ混ぜして食べるのだそうだ。 網状の羽根の隙間から、ほんの少しだけ内部が透けて見える。 羽根をめくってみる。 海老、イカ、キノコ、キャベツなどが、濃い目の餡に絡められていた。 羽根をバキバキと壊して餡に浸し、柔らかくなるのを待つが、そう簡単にはしんなりとしてこない。 その間に、絡み合った麺をほぐすのだが、これもカリカリに焼けた部分や、網状の羽根とシッカリ結合していて、彼らの団結力にくじけてしまう。 どうやらこの焼きそばは、時間に余裕のあるときに、ゆっくりと食べるのがいいらしい。 羽根つき焼きそばの説明書き。 「小翔記」で食べたときの「羽根つき餃子」。 この店は現在、「三国志」となっているのだが、そこではこんな餃子も提供している。 「梅蘭」の焼きそば。中身の見えない焼きそばの先駆者だろうか。 今はない「仙鶴楼」のカレー焼きそば。 見た目は「梅蘭」とそっくりだったが、中身はカレー風味たっぷりというのが異なるところだった。 これからは、羽根をつけたり、中身を見せなくしたりするのが流行するのかもしれない。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ |
普段使いの店と、特別な時の店と使い分けています。
会食のときは、華やかでお洒落な盛り付けや立派な食器も必要です。
でも、それは年に1、2回かな。
> 店主の心意気が伝わってきます。
同感!ですぅ~
そしてその上で当然、「普通に旨い!」と、出来れば「ささやかながらの何か+αな味や食材(トッピング)の+」でしょうか。
以上は 一人前のサイズ・量でもお願いしたい。 ←けっこう重要かも~
華やかでお洒落な盛り付けや 立派な食器などには、そうそうこだわりません。(むしろ定番や普通な方が良い。 騙されません!笑)
あと、おしぼりと、ホットの無料のお茶と、ちゃんと冷えたお水もお願いします。^^;
接客は、悪い態度とか ヤル気の無い態度とかでなければ、そう問題はありませんね。(ファストフード店的なマニュアル的なのは、またそれでつまらないですけど。)
取り敢えずは、「価格が高い!」「お一人様用のメニューが少ない」「ありきたりなメニュー構成のコース」「見た目で奇をてらった料理」「もう中華料理じゃない味付けや盛り付けの、オシャレさを狙った創作料理」「“名物”料理や○○職人による宣伝合戦」などなどは改善して欲しいです。
夜、比較的早く閉まってしまうお店が多いのは、まぁ仕方がないのかなぁ~、、。
手書きのランチメニューを出している店は好きだなぁ。
もっと好きなのは、定番ばかり出すのではなく、
しばしば新しい料理が登場する店。
店主の心意気が伝わってきます。
派手派手でカラフルな真新しい大きな置き看板や、立派で豪勢すぎる店の外観、ピッカピカの店内や調度品とかだと、入っても何も楽しくありません。むしろ緊張してしまったりも。
OLD上海風とか流行りなようですが、どれも新品な見た目や匂いでは。(笑
ホッとくつろげる家庭的な雰囲気のお店が、後継者不足などで どんどん無くなって行ってるのは寂しいです。(また、そういうお店に入ってみようとしない、お店の見た目の綺麗さを求めたり それで判断してしまう、観光日本人も問題あり?)
中華街以外の、付近の地域のお店の方が、そういう温かい感じはまだ維持しているのかも。
黙っていてもお客さんは入って来ない厳しい環境ですので、接客も親しみがありながら かなり親切ですし、値段もとても安い。
夫婦や身内の人員でやっていたり 地域の状況に根ざそうとしていたり、頑張りがよく伝わってきます。
近代的な感じになりつつある中華街でもやはり気になるのは、毎日変わる、店頭に掲げられる手書きのメニューや説明の看板ですよね。
古いお店や小さなお店も、「手書きの説明で目立つ看板」を掲げて頂いて、集客を頑張って頂きたいです。
特に取り柄も名物料理も無いお店も、注目度アップ 間違いなし?
エンターテインメント的な施設やお店や料理、
とおっしゃるのがよく分かります。
普通の姿をしていて、
普通に美味しいものを、
普通の値段で食べたいです。
そしてたまには、
普通の姿をしていて、
非常に美味しいものを、
普通の値段でね!
おっしゃるとおりだと思います。
羽根の装飾は、ねぇ…
宮廷料理なのかもしれませんけど、
庶民は普通の姿の焼きそばで、
旨いものをお願いしたいです。
まだ入ったことはありませんが。^_^;
エンターテインメント的な施設やお店や料理が増えてきましたねぇー...
派手~な店構えや店内の雰囲気と共に、寂しい限りです。
なんか質の低さを「羽根」で装飾しているようで・・・天下の横浜中華街なのですから、姑息な小技ではなく、つちころり様のおっしゃる通り、是非「味」で客をねじ伏せるような地力をつけてほしいです。
しかし「宮廷料理」?うそくさい~!
今度行って「宮廷料理の何という料理?」と詳しく聞いてみようかな(笑)。
中華街も鯉やスッポン料理など注文する人が減ったと聞きます。将来正統な技を身につけた料理人が減って、替わりにお安い料理しか作れない料理人が跋扈するようになると、日本の中華料理界の悲劇ですね・・・
ご賞味くださいといったら、美味しく食べるっていうことかな。
お召し上がりくださいという言い方もありますよね。
後者のほうがへりくだった感じがします。
「表裏をカリカリに焼いた麪に餡をかけた兩面黄」なんていうのがあるんですね。
師匠はよくご存知で。
具は隠れていますが、それなりに色々なものが入っています。
羽根だけ食べても駄目ですが、
あの餡にからめてフニャフニャにすると、
天ぷらそばの剥がれたコロモみたいになって、
面白い食感になります。
見た目も大切ですよね。
単なる焼きそばでは、ほかの店と同じ。
これだけ中華料理店が集積しているのだから、
なにかしら特徴を出したくなるのでしょう。
上海系の料理に表裏をカリカリに焼いた麪に餡をかけた
兩面黄という料理があります。このヤキソバの餡を内側
に閉じ込めるという梅蘭ヤキソバのアイデアは高く評価
しないとね。
ところで、メニューにある羽根つきヤキソバの説明なの
ですが、斜め読みしていると、このヤキソバが宮廷料理
だと勘違いするひとがでてくるかもね。そういう勘違い
するひとを狙ったんだろうなあ。
梅蘭の同等品の具を考えれば確かに980円取りたくなる内容かも。
でも、相対的にOKでも絶対値では、1000円に限りなく近い焼きそばというのは
やっぱりハードルが高い気がします。
あと羽って前から不思議に思っていたのですが、
なんであんなに流行っているのでしょう?
餃子にカリカリの部分があるとちょっとうれしいという程度のものだと
思っていたのですが、いつの間にやら本体を凌駕するほどになってしまってます。
ビジュアルも大切なんだと思います。
その意味では、一ひねりしてあるものは、
思い出に残って、いいのでしょうね。
ただ、ビジュアルで魅せるお店程、味にも拘って欲しいなぁって、思っちゃいます。