知る人ぞ知る「天龍菜館」。ここはガレージを改造した関係でトイレなんかもありませんが、気さくな爺さんが美味しい料理を出すことで、一部の人たちに絶賛されている広東家郷料理のお店です。 このお店の2軒先に「ヨコトレ」とかいう食品卸し業者があります。こことどういう関係があるのか分かりませんが、ピンク色の看板には「中華街佃煮 花銀」と書いてあります。 毎朝、中華食材をライトバンに積み込む作業を行っている姿が印象的でしたが、最近、ここが工事中なのです。何をやっているのかと思っていたら、なんと洋風立ち飲み居酒屋ができるのだとか。今流行のスタイルですね。スペインのバールのようなものができればうれしいんですが…。 新しいバールは「サブローソ」という名前のようです。看板を見て一瞬、「サブローソー」=「三六索子」=「麻雀屋」を連想してしまいました。 「天龍菜館」ですらなかなか分かりにくい所にあるのですから、ここ「サブローソ」はどうなんでしょうかねえ。健闘を期待しましょう。11月中旬オープンだそうです。 ところで、この路地奥に、かつて変な煙突がありました。古い地図や近所の人の話によると、戦前からあったといいます。戦火をかいくぐって数年前まで現存していました。懐かしいので昔を知っている方々にお見せしましょう。 下から見上げた煙突。はしごも付いていましたが、下の方を取り外して上れないようになっていました。 隣の駐車場側から見た風景です。両サイドにマンションが建ち始め、煙突だけが取り残されていました。 煙突下部。釜らしき部分の名残でしょうか。 いま、私の手元に昭和5年の地図があります。これによると、この一帯は横浜市水道局や土木局の建物が描かれています。おろらく煙突は水道局か土木局が焼却用に使っていたものなのでしょう。 さらに、この煙突の近く、極細路地の出入り口付近には、古~いモルタルの倉庫もありました。こちらも戦前からの物件とかで、壁には機銃掃射を受けたときにできた弾痕がいくつも残っていたのを憶えています。最後は、ローマステーションの倉庫として使われていたようです。 このあたりには数年前、家屋やマンションが建てられ、今ではその当時の面影を探すことすらできなくなってしまいました。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
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