「松乃家」と「松のや」、何が違うのか？

杉田商店街ぷらむロードに新しい店がオープンしていた。以前は杉田のアメ横といわれた「魚七フード」があった場所に、牛どんの「松屋」が運営するトンカツ専門店「松のや」が入ったのである。 　この店名を見て「ん…？」と思ったのは私だけではないだろう。「松屋」がやているトンカツ店には「松乃家」がある。杉田ではなぜ平仮名なんだろう。書き間違い……そんなわけはないよね。 　中華街の「好々亭」と「好好亭」のように、発音は一緒だけど文字表記は違う……？ 　気になって調べてみたら、やっぱり同じ疑問を持った人が、運営会社の「松屋フーズ」に問い合わせていた。答えはここに書かれているのでご覧になってみてね。 　ご飯がアキタコマチというのは、全店舗で共通なのだが、こちらのようにセルフサービス店ではライス・味噌汁がお代わり自由だという。　 　この日は、あちこちのブログでカツ丼の画像を見せられていたので、何も考えることなく自販機のボタン「カツ丼」を押した。 　この時点で、私の番号と注文内容が厨房に伝わり、即、調理が始まった…はずである。先客が多いと順番待ちになるのは当然だがね。 　自販機で食券を購入したお客さんは、好きな席に座り、番号を呼ばれるのを待つのだ。 　店内には、耳の不自由な人でも、料理ができあがったことを示す電光掲示板があるから、安心して待っていることができる。 　やがて、私の番号が呼ばれた。セルフサービス店なので、受付カウンターまで取りに行かなければならないのは仕方ないね。 　さて肝心のカツ丼であるが、せっかくサクサクに揚げたカツを、甘じょっぱい汁で煮てジュクジュクにしてある。カツ丼というのはそういうものなのだが、いつも食べるたびに「なんだかモッタイナイ」と思ってしまう。 　こちらのカツは、そんな人たちの思いを分かっているような仕上げ。「元はサクサクだったんだぞ」というカツの主張が、表面に現れたコロモから感じられる。 　そして中はシットリとして、歯切れもいい。そんなカツを優しく包み込んでいる卵が半端ない！　硬すぎず、柔らかすぎず、ちょうど良い感じで調和している。 　丼物というとガツガツ、ワシワシ食う、というイメージだが、ここのはユッタリと噛んで含めるように食べるのがお勧め。美味しいよ♪ 　 　この日、食べながら壁に貼られている写真つきおすすめメニューを見ていたら、ロースかつトマトカレーなんていうのがあるのを知ってしまった。 　こうなると次回はこれだな、なんて思いながら過ごすこと数日。やっと２回目の訪問機会が訪れた。　 　ロースかつトマトカレー。 　なんか見た目がヘンだな……。 　やっぱりこうでなくてはいけない。カレーが手前、ロースかつが向こう側という配置だ。 　これで安心してとっかかれる♪ 　まずはトマトカレーからいくと、トマトの酸味と甘みがまず喉元を通り過ぎていき、そのあとをカレーのスパイスが追いかけていく、そんな感じかな。 　次はここにライスを交えてカレーライスとして頬張る。これはこれで“あり”なのかもしれないが、カレーとしてはトマトがない方がいい。 　続いてロースかつと合わせてみる。 　う～ん…… 　トンカツ＋カレー＋トマト＝う～～～ん 　まあ、人によって好みが分かれると思う。これなら私はチキンカツの方が良かったね。 　チキンカツ＋カレー＋トマト＝いいんじゃない？ 　でも、このロースかつ、これ自体はなかなかいいよね。 　トンカツの断面♪　　旨し。 　結局、かつライス、カレーライスという２つの食べ方をして終了。そういう意味では２度美味しいと言えるかもしれないね。 　参考に、こちらは「松屋」で食べた「ごろごろチキントマトカレー」。 　本家はチキンを使用している。鶏肉とトマトは合うからね。 　３度目の訪問では、基本中の基本、ロースカツ定食を食べてみた。 　テーブルには特製ソースと中濃ソースが置いてあり、好きな方を選べる。半分ずつ使ってみたが、私は特製の方が好み♪ 　サラダに用意されているニンジンドレッシングがまた旨い。残念ながらキャベツのお代わりはできないが、９０円で追加の千切りキャベツが食べられるから、野菜好きの人は追いキャベもありかな。 　今まで「松屋」ばかり利用していたが、これからは「松のや」だな。 　 これなんか、職場でシェアしたらいいんじゃないの。 お弁当値引き定期券 これは横浜中華街にかなわないのではないかなぁ。 唐揚げ油淋鶏 これからの愉しみ♪ カキフライ定食 豚肉より鶏肉だな。 ラタトゥイユかつ定食 あっさりしていそうだ。揚げ物を食うのに「あっさり」もないけどね。 塩ダレささみカツ 　なんだか目が離せなくなってきたぞ。 　 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね