目覚めた孔雀。独り言三昧。

目覚めた孔雀の独り言です。

病感と病識は違う。

2023-09-25 23:48:36 | いけてつオタク話
病感と病識は違うことに、遅まきながら、やっと今日気づいた。

今日はなんかイライラして、表で中高年男女が私の悪口を言っているように感じた。

だが、今日はウィークデイ。
働き盛りの人たちがウィークデイの真っ昼間に往来をうろうろし、人の悪口を言う人などいない。
従ってこれは病気の症状だと思って、ドクターからいただいた頓服を飲んだら、イライラ感も悪口を言われているような感じもきれいに消えた。
そして痛かった右膝も楽になった。

そのとき自分が病にかかっていることを実感した。

そうか。
今まで宗教団体の構成員が、私が入信しないので嫌がらせに呪っているんだと思っていたが、もしそうなら、薬を飲んだくらいで楽になるはずがない。

そのとき私は病感はあったが、病識はなかったのだとわかった。

なんかイライラするなあとか、なんか人の声が自分を当てこすっている悪口に聞こえる。
そんな違和感は病感だが、病感はあっても、自分が病気だから、訳もなくイライラしたり、人の話し声が、自分を当てこすっているように感じるのだとは思いもしなかった。

自分が病だと認めるのはつらいが、逆に言えば、薬剤で症状が治まるのだからそれはそれでありがたいことだ。

病識を持つということは、医療福祉関係者の力を借りて、病の症状を抑えたり、治る病気であれば、あまり苦しまずに直せるという思いにもつながる。

そんな感じで病識を持つというのは大事だなと思った。

ハイジ症候群

2023-09-19 09:41:53 | いけてつオタク話
ハイジ症候群。
小さいころから保護者がくるくる変わり、時には大人から虐待を受ける。
そんな中で、年不相応の幼稚さで自分を守る。
そう、
「私は無害な幼い子。私をいじめないで。」
彼や彼女の無邪気さの裏には、そんな悲痛な心の叫びがある。

ハイジは決して天真爛漫な子ではない。
天真爛漫な子を演じているのだ。

そう、汚い大人の論理から自分を防衛し、守るために、無邪気な子供の姿を演じる。

そしてその中で、人のいい仮の父親や仮の母親の保護を受けるために。

人のいい仮の父や仮の母親のふりをして、彼や彼女たちを性的に搾取する、たちの悪い大人たちもいる。

そんな子供たちや大人たちは、昼間の世界の論理に排除された子供たちの集まるところに行けばごろごろしている。

本当に腐るほどいる。

おかしい。
お日様のぬくもりは、万人に対して平等なはずなのに。

偽りの太陽である月に騙されて、こうした大人たちをはびこらせ、子供たちの心をさらに病ませる。

悲しい話だ。


タロットカードの「悪魔」のカードの瞑想。その2

2023-09-11 13:24:52 | いけてつオタク話
困ったちゃんの世界観。
世界は自分というバホメットが作り出した、支配と服従の世界。

そして他者は乳房である、自分はあくなき快感をむさぼる陰茎や陰核となる。

そして他者は乳房であるから、与えることそのものに満足するという、現実にはあり得ない人物に変形され、自分はセルフプレジャーの世界にある、陰茎や陰核へとすり替わる。

バホメットに服従する二人の男女。
バホメットは自分であり、バホメットが鎖で縛りつける男女は、年老いた父母である。

バホメットは何も生産しない。
ただの消費だけの存在である。

彼らの生産するものは、彼らの脳内では価値のある、まったく無価値なガラクタである。

それを他者にプレゼントして、彼らはギブアンドテイクの関係を作り上げたつもりでいる。

周りの人が喜ぶのは、ほとんどが礼儀上のものであり、心の成熟した人だけが、その中に芥子粒ほどの自分への愛を見出し、心から喜ぶ。

困ったちゃんの作り上げるがらくたに含まれる、芥子粒ほどの愛を喜ぶ人こそ、本当に心の成熟した人であろう。

とここまで書いたら、頭の中に、審判の正位置が浮かんだ。

私の中で、世界の在り方が変わったのだ。

タロットカードの「悪魔」のカードの瞑想。

2023-09-11 12:49:50 | いけてつオタク話
困ったちゃんは、人の心の在り方にまでいちゃもんをつけ、自分の望み通りにしようとする。

そして加害者は自分がいつ被害者から反撃を食らうかどうかにおびえてさらに心を病ませ、被害者は加害者のエスカレートする要求で、自分の本当の心の在り方がわからなくなり、加害者の巻き添えを食って、心が病んでいく。

困ったちゃんは、胎生期のころにまで心が退行しているのであろう。
そこまで退行しなければ、何でも自分の思い通りにいくだなんて思わない。

そろそろ逃げ出し時じゃありませんか?
困ったちゃんから。

困ったちゃんと一緒にいる人たちの中で、一番感受性の高い人間が、そのターゲットになっていきます。

困ったちゃんは、あなたを乳房だと思っています。
乳房というものは自分以外のもので、ある程度自分の思い通りになるものです。
お乳が出ないと、赤ん坊は泣きわめき、または怒りのあまり乳房にかみつきます。

それが困ったちゃんの泣き脅しや怒り狂った有様なのです。

そしてあなたと困ったちゃんの関係は、いつしか、「母親」と「胎児」または「赤ん坊」の関係にすり替わっていくのです。

はたから見れば、そんなグロテスクな関係が、困ったちゃんとターゲットの関係なのです。

私もこれに気が付くまで、数々の困ったちゃんの相手をしていました。
困ったちゃんの苦手なものは、お父さんです。

困ったちゃんは、家父長的権威に頼りながら反抗します。

困ったちゃんの人間関係は、永遠の親子関係です。

お父さんとお母さん、そして自分という、聖家族幻想を現実化することが、彼らの願いなんです。

そこで彼らの敵は父親的役割を演じる人であり、彼らの味方は母親的な役割を演じる人なのです。

いつの間にか、彼らの脳内では、父親と母親は限りなく一致していき、男根と乳房を持った人物、すなわちタロットカードの悪魔のモチーフになっている、バホメットにすり替わっていくのです。

そうして彼らの脳内では世界はバホメットの支配する、支配と服従の人間関係しかない、牢獄へと変わっていくのです。

その脱出は、自律と自立しかないのに。

現代社会のように、変な小利口者を作らず、江戸時代のように、第二次性徴が始まる頃に、奉公に出したほうがいいのかもしれません。

大体人間以外の生き物は、すべて第二次性徴が始まったら、群れから放逐され、食物と威勢を獲得するように、ボスや母親が促しますから。

案外、今の時代よりも、江戸時代のほうが理にかなっていたのかもしれませんね。

弱者への慈悲を内包しつつ、厳格な自然に限りなく接近することが、一番、生物にとっていい環境ですから。

周囲の人間関係を見渡して、そんなことを思ったいけもとでした。


反我=エスの欲動を禁止するエス。

2023-07-21 10:20:34 | いけてつオタク話
メンタル患者の悩まされる反我。
反我の正体は、生まれてからそのときまで獲得してきた、いわゆる社会的な掟の集大成である超自我ではなく、エスである。

すなわち、エスがあることを意志して、同時に禁止するなどと言う、矛盾したことが起きているのである。

エスに形式論理学は通用しない。
だから、あることを意志して、同時に禁止するなんてことは、朝飯前にできることなのである。

それに、自我がエスの応援をしない。
あることを意志して、それが反社会的なものならば、社会的に容認できるものに対象移行して、それでエスの欲動を満たすという自我本来の働きをしないのである。

エスが分裂し、自我がエスの応援をしないというのが、メンタル疾患の特徴である。

きっとこの、エスの欲動を禁止するエスこそが、メニンジャーが言うところの己に背くものの正体であり、笠原俊雄の言う、幸福否定の心理の正体なのであろう。

この由来は、キリスト教神学においても、仏教説話においても現れる。

キリスト教神学においては、天界の天使三分の一を、神に背かせた神の敵サタンであり、仏教においては、帝釈天に逆らった阿修羅である。

以上、いけもと。