大空と海と太陽と。

誰でも心のふるさとというものがある。
私の心のふるさとは、大空と太平洋の海だ。

今、私の心の海に波風が立っている。
その波風がピークに立った時に、私は上に書いた心のふるさとを思い出した。

遠く目を凝らすと、水平線が見える。
そしてその水平線ぎりぎりのところに、船が見える。

船の航行の無事を願い、ふと、我に返ると、そこには波風が立っていない、太平洋の海がある。
波風が立っていない太平洋の海。

それに思いが行くと、不思議なことに、私の心の波風も消えてなくなるのだ。

ふと大空を見上げると、そこには太陽がある。
太陽が心地よいぬくもりを皆に与えてくれるのだ。

このぬくもりが皆にいきわたるように願うと、なぜか幸せな気持ちになって、心の波風が消えて、何か満たされた気持ちになるのだ。

この幸せな気持ちが、読者の皆さんにもいきわたりますように。
心の波風が消え、心の海が凪ぎになった平安な気持ちが、読者の皆さんにもいきわたりますように。