普通なら「ぼたん鍋」といくところなのだろうけど、
「猟師さんからボンとわけてもらった」という代物で、
そのまま冷凍してあるものだから、なんともしようもなくて。。。
さてどうしたものか?と尾㟢シェフに相談してみた。
肉の匂いをかぐなり、
「これは。。。
ケモノ臭、半端ないですね。。。」
あ。。。
やっぱり。。。ね。
だいたい、わが父上が言うところの「うまい」はまったく信用できない。
100%信用できない、っていう信用だけがある。
下処理なしに冷凍してしまったら、こっちでなにかするにしたって相当に手間がかかる。
「いやぁ、でもなんとか出来ますよ。
どうです?猪肉でチャーハンとか?」
ほほう ♪
猪肉チャーハンとな ♪
尾㟢シェフのご実家のご実家、つまりお爺さまのお宅では、
毎年、猪狩りをやっている。
僕はこの話を聞いたとき、ものすごく驚いたのだが、
山ひとつをお持ちになっていると、猪狩りだって必須のイベントになるのだそうで。
「それで、わりとやり慣れているんですよ。」
と、こともなげに言う。
それが毎年毎年のことなので、いろいろな工夫も積み重なってくるらしい。
猪肉でチャーハンなんて、普通、思いつかないよね。
それがめっぽうおいしく出来てしまうものだから、
びっくりしながら、あっという間に完食。
毎度毎度、結構すごいことやってもらってるよなぁと思うのだけど、
こういうのがどんどん当たり前になってきていて、
この頃のわが家は、変なところがむちゃくちゃ贅沢になってきているような。。。
そんな気がする ♪