先日、消火器の広告が入っていました。
こんなのです。
最近の消火器、かわいいんですね。
でも、
消火器といえば、思い出すこと、というか
忘れられないことがあります。
高校卒業して、スペインに行ったんですが
自国も含めて、文化や歴史のことを
よく理解してないと
どの国の人ともきちんと話しができない
と思い…
日本に戻って勉強しないといけないなと
帰ってきて
日本の大学に行くことにしました。
それで、帰国して受験して
なんとか合格した大学の
1、2年の校舎は
都内ではなく、
かなーり郊外にありました。
家から、電車を乗り継いで
片道2時間半くらい
通うのはちょっと大変なので…
学校の近くに住むことにしました。
スペインにいた時は、
ずっとホームステイでしたので
一人で暮らすのは初めてでした。
春は引っ越しシーズンで
お部屋探しもなかなか大変でしたが…
いろいろ探して
大学の隣の駅にロフト付きの
お部屋が見つかりました！
駅から歩いて10分…
と不動産屋さんでは聞きましたが
私の足では、部屋からホームまで15〜18分
くらいかかりましたけど。
その頃はロフトの部屋に憧れていたので
この部屋が見つかって
とっても嬉しかったです（笑）
それも新築でしたので、
なんてラッキー！
と思いました。
入居したアパートは2階建で、
全部で8部屋。
私は2階の奥から2番目の部屋でした。
入居してから、わかりましたが
全員新入生でした。
お部屋の右隣が
北海道から来た他大学の人で
左隣の1番奥の部屋が
沖縄の同じ大学の他学部の人でした！
だからなんだというわけでありませんが…
北海道と沖縄の間にいる、
横浜から来た私でした（笑）
部屋が決まって、引っ越しして
ガス、水道、電話その他の手続きを
自分でしに行ったり、
いろいろ大変ではありましたが
なんだか楽しかったです。
部屋は6畳くらいのワンルームでしたが
ロフトが3畳分くらいと
クローゼットが大きめだったので
服その他は全部
クローゼットに入りました。
ロフトで寝ることにしたので
部屋に置いた家具といえば
机と本棚とステレオ、テレビ。
テーブルは折り畳みにしました。
ロフトがあるので、
天井が高く天窓もあって
いい感じ～～と嬉しかったです。
洗濯機はベランダに
置くようになっていたのが
ちょっとびっくりでしたが…
ベランダの前は道路
その向こうは田んぼだったので
日当たりもとても良くて！
そんな感じで、言ってみれば
その春、
私は希望に満ち溢れてました～
希望の学科に入れて
ロフトも入れたら
自宅の自分の部屋より広くて
しかも新築の新しい部屋
自宅の周りはマンションやビルだらけで
景色はさっぱり…でしたが
ここは、部屋の窓を開ければ、
広々田んぼで、のどかです。
でも、そうそう
いいことばかりが
続かないのが人生か…？
問題のその日は
電話の工事の人がくる、という日でした。
それは、引っ越しして間もない
まだ荷物の片付けが
終わってない時だったので
お天気も良く、寒くもなく
気分良く窓を開けて、
お部屋を掃除したり
本棚の整理したりしていました。
チャイムが鳴って、
電話工事の人がきた！と思って
はーい！と出たら
「市役所の方から来たものです」という
クリーム色の作業着？のような
上下を着たおじさんでした。
市役所？
なんでしょうか？
このほど、市の条例で各戸に消火器を
備えつけなければいけないことになりました。
消火器は備えてありますか？
は？
いいえ、消火器、ありません。
そうですか、決まりですから
消火器の設置をお願いします。
はぁ、そうなんですか…
わかりました。
では、消火器、2本セットで15000円です。
と、さも当然という感じで
おじさんは小さな消火器を
2本取り出して見せてくれました。
え？！コレ？
15000円！
高いですねー！！
そうですか、
でも、消火器ですから
だいたい、どれもこのくらいは。
その消火器を買わないといけないんですか？
これでなくてはいけない、
ということはありませんが
必ず消火器は設置して頂かないと
条例違反になります。
そうですね、そういうことなら、
本当は、2本置いて欲しいですが
まずは、1本だけでもいいですよ、7500円です。
はぁ、7500円…。
でも、今日はそんお金払えないないし
その消火器は買えません。
と言ったら、おじさん急に声を荒げて
えっ！なんですか？
買わないんですか？
このアパートのほかのお部屋の人は
皆、消火器を買いましたよ！！
え！
皆、買ったんですか？
お隣さんも？
消火器？15000円？
1本の方もいらっしゃいますけど
お隣の方は2本買いましたよ、
このアパートで買わなかった方は
まだ、ありません！！
と、なぜか胸を張るおじさん。
でも、とにかく今日は消火器、
買えません。
これから電話工事の人が来るし
まだ、お金かかるかもしれないから
消火器のお金は今日はありません！
家に言って、買うか送って貰うかしますから
と私が言ったら
電話工事の人が来るんですか？
とおじさん。
そうですけど？
そしたら、急に見せてた消火器を
袋に仕舞って
あなたは市で決まったことに
協力しないんですね？！
そういうことでいいんですね！！
と、おじさん。
はぁ〜？(むっと来た！私)
協力しないなんて、一言も言ってないですよね？
今日はお金払えないから、買えないって
言ってるだけじゃないですか！！
消火器を家に置けばいいんですよね？
それとも
今すぐ、設置しないといけないって
条例なんですか？
そんなのおかしくないですか！
と憤慨する私
そんなことはないですが…
そういうなら、それでも結構
きちんと設置してくださいね！！
と言って、
お隣の沖縄の人の部屋に向かって行きました。
私は、
今まで気分良く過ごしていたのに
台無し！と思って
バン！と思い切りドア閉めて、
しばらく、プンプンしていました。
でも、自分だけ買ってないと
言われたのは気になって
お隣さんに聞きに行きました。
北海道さんの方です。
そしたら、
本当に買った、と言うんです。
それも2本！
えー、よく買ったね
高かったよね？
高かったけど…
ちょうど現金持ってたから、
条例だって言うし…。
買ってないの？
買わなかった。
へぇ〜、よく断れたね。
という北海道君
それで反対隣の沖縄君にも聞いたら
彼も買ったそうで…
部屋に戻って
なんとなく断った自分が
不安になっていた所に、
チャイムが鳴って
あ、電話屋さんだ！と思って開けると
今度は新聞屋さんでした。
あぁ、新聞！
そういえばそれは忘れてたと、
お願いすることにしたら、
学生さんは、なかなか契約してくれないので
よかった、みたいなことを言われ
喜ばれました。
へぇ〜新聞頼まない人いるんだなぁ
でも、新聞ないと、テレビ欄見れないじゃん
と、その時思って私。
後から、番組表の雑誌買えばいいと教えてられて
新聞は契約更新しませんでした（笑）
その新聞屋さんに
さっき市役所の人が来て
消火器買えって言われた話しをしました。
えー？消火器？
そんなの決まったのかな？
知らないけど、
でも、消火器持ってきて売るなんて
本当に市役所から来たって言ってた？
なんかちょっとおかしいね
と新聞屋さん。
やっぱり、怪しい人だったか？？
※どいうわけか、この後が消えていて
gooブログ、時々そういうことって
ありますよね～、
とりあえず
再度、書きました…。
その後、電話屋さんが来て
電話を付けてくれました。
電話がつながったので
家に電話して、事の顛末を話すと
親もそれはおかしい
市役所の人が物を売りにくるなんて
ないだろうって。
ホントに市役所の人だった？
名刺とかもらわなかったの？
そういえば、部署とか自分の名前も
言ってなかった。
市役所の方から来た、と
言っただけで、役所の職員だと
いってたわけでもなかった？？
そうだ、
やっぱり、あやしい～～
ホントにそういう条例なら
後で買えばいんじゃない？
ということで落ち着きました。
でも、しばらく、
気になっていました。
あの時、
ホントに断って良かったのか？？
大学が始まって、
消化器を高く売りつける詐欺が
出てている、気を付けるように
という話を聞きました。
それで、
やっぱり～～～
あれは詐欺だったんだぁ！
とわかりました。
詐欺だとわかって、
気にして、ちょっと心配したり
不安になった自分がばかばかしく
あの時、
もっと言い返してやればよかった！！
と、思いました…
あのおじさんが捕まったのかは
わかりませんが…
己がしたことの報いは
良い事も、悪い事も
必ずある！と信じたいものです。
一人暮らし…楽しいけれど、
やっぱりちょっとコワイ
と思った一件でした。
でも、その後
訪問者の対応について
この経験が活かされたかも？
の出来事がありました。
それはまた別の機会に…。
こんなのです。
最近の消火器、かわいいんですね。
でも、
消火器といえば、思い出すこと、というか
忘れられないことがあります。
高校卒業して、スペインに行ったんですが
自国も含めて、文化や歴史のことを
よく理解してないと
どの国の人ともきちんと話しができない
と思い…
日本に戻って勉強しないといけないなと
帰ってきて
日本の大学に行くことにしました。
それで、帰国して受験して
なんとか合格した大学の
1、2年の校舎は
都内ではなく、
かなーり郊外にありました。
家から、電車を乗り継いで
片道2時間半くらい
通うのはちょっと大変なので…
学校の近くに住むことにしました。
スペインにいた時は、
ずっとホームステイでしたので
一人で暮らすのは初めてでした。
春は引っ越しシーズンで
お部屋探しもなかなか大変でしたが…
いろいろ探して
大学の隣の駅にロフト付きの
お部屋が見つかりました！
駅から歩いて10分…
と不動産屋さんでは聞きましたが
私の足では、部屋からホームまで15〜18分
くらいかかりましたけど。
その頃はロフトの部屋に憧れていたので
この部屋が見つかって
とっても嬉しかったです（笑）
それも新築でしたので、
なんてラッキー！
と思いました。
入居したアパートは2階建で、
全部で8部屋。
私は2階の奥から2番目の部屋でした。
入居してから、わかりましたが
全員新入生でした。
お部屋の右隣が
北海道から来た他大学の人で
左隣の1番奥の部屋が
沖縄の同じ大学の他学部の人でした！
だからなんだというわけでありませんが…
北海道と沖縄の間にいる、
横浜から来た私でした（笑）
部屋が決まって、引っ越しして
ガス、水道、電話その他の手続きを
自分でしに行ったり、
いろいろ大変ではありましたが
なんだか楽しかったです。
部屋は6畳くらいのワンルームでしたが
ロフトが3畳分くらいと
クローゼットが大きめだったので
服その他は全部
クローゼットに入りました。
ロフトで寝ることにしたので
部屋に置いた家具といえば
机と本棚とステレオ、テレビ。
テーブルは折り畳みにしました。
ロフトがあるので、
天井が高く天窓もあって
いい感じ～～と嬉しかったです。
洗濯機はベランダに
置くようになっていたのが
ちょっとびっくりでしたが…
ベランダの前は道路
その向こうは田んぼだったので
日当たりもとても良くて！
そんな感じで、言ってみれば
その春、
私は希望に満ち溢れてました～
希望の学科に入れて
ロフトも入れたら
自宅の自分の部屋より広くて
しかも新築の新しい部屋
自宅の周りはマンションやビルだらけで
景色はさっぱり…でしたが
ここは、部屋の窓を開ければ、
広々田んぼで、のどかです。
でも、そうそう
いいことばかりが
続かないのが人生か…？
問題のその日は
電話の工事の人がくる、という日でした。
それは、引っ越しして間もない
まだ荷物の片付けが
終わってない時だったので
お天気も良く、寒くもなく
気分良く窓を開けて、
お部屋を掃除したり
本棚の整理したりしていました。
チャイムが鳴って、
電話工事の人がきた！と思って
はーい！と出たら
「市役所の方から来たものです」という
クリーム色の作業着？のような
上下を着たおじさんでした。
市役所？
なんでしょうか？
このほど、市の条例で各戸に消火器を
備えつけなければいけないことになりました。
消火器は備えてありますか？
は？
いいえ、消火器、ありません。
そうですか、決まりですから
消火器の設置をお願いします。
はぁ、そうなんですか…
わかりました。
では、消火器、2本セットで15000円です。
と、さも当然という感じで
おじさんは小さな消火器を
2本取り出して見せてくれました。
え？！コレ？
15000円！
高いですねー！！
そうですか、
でも、消火器ですから
だいたい、どれもこのくらいは。
その消火器を買わないといけないんですか？
これでなくてはいけない、
ということはありませんが
必ず消火器は設置して頂かないと
条例違反になります。
そうですね、そういうことなら、
本当は、2本置いて欲しいですが
まずは、1本だけでもいいですよ、7500円です。
はぁ、7500円…。
でも、今日はそんお金払えないないし
その消火器は買えません。
と言ったら、おじさん急に声を荒げて
えっ！なんですか？
買わないんですか？
このアパートのほかのお部屋の人は
皆、消火器を買いましたよ！！
え！
皆、買ったんですか？
お隣さんも？
消火器？15000円？
1本の方もいらっしゃいますけど
お隣の方は2本買いましたよ、
このアパートで買わなかった方は
まだ、ありません！！
と、なぜか胸を張るおじさん。
でも、とにかく今日は消火器、
買えません。
これから電話工事の人が来るし
まだ、お金かかるかもしれないから
消火器のお金は今日はありません！
家に言って、買うか送って貰うかしますから
と私が言ったら
電話工事の人が来るんですか？
とおじさん。
そうですけど？
そしたら、急に見せてた消火器を
袋に仕舞って
あなたは市で決まったことに
協力しないんですね？！
そういうことでいいんですね！！
と、おじさん。
はぁ〜？(むっと来た！私)
協力しないなんて、一言も言ってないですよね？
今日はお金払えないから、買えないって
言ってるだけじゃないですか！！
消火器を家に置けばいいんですよね？
それとも
今すぐ、設置しないといけないって
条例なんですか？
そんなのおかしくないですか！
と憤慨する私
そんなことはないですが…
そういうなら、それでも結構
きちんと設置してくださいね！！
と言って、
お隣の沖縄の人の部屋に向かって行きました。
私は、
今まで気分良く過ごしていたのに
台無し！と思って
バン！と思い切りドア閉めて、
しばらく、プンプンしていました。
でも、自分だけ買ってないと
言われたのは気になって
お隣さんに聞きに行きました。
北海道さんの方です。
そしたら、
本当に買った、と言うんです。
それも2本！
えー、よく買ったね
高かったよね？
高かったけど…
ちょうど現金持ってたから、
条例だって言うし…。
買ってないの？
買わなかった。
へぇ〜、よく断れたね。
という北海道君
それで反対隣の沖縄君にも聞いたら
彼も買ったそうで…
部屋に戻って
なんとなく断った自分が
不安になっていた所に、
チャイムが鳴って
あ、電話屋さんだ！と思って開けると
今度は新聞屋さんでした。
あぁ、新聞！
そういえばそれは忘れてたと、
お願いすることにしたら、
学生さんは、なかなか契約してくれないので
よかった、みたいなことを言われ
喜ばれました。
へぇ〜新聞頼まない人いるんだなぁ
でも、新聞ないと、テレビ欄見れないじゃん
と、その時思って私。
後から、番組表の雑誌買えばいいと教えてられて
新聞は契約更新しませんでした（笑）
その新聞屋さんに
さっき市役所の人が来て
消火器買えって言われた話しをしました。
えー？消火器？
そんなの決まったのかな？
知らないけど、
でも、消火器持ってきて売るなんて
本当に市役所から来たって言ってた？
なんかちょっとおかしいね
と新聞屋さん。
やっぱり、怪しい人だったか？？
※どいうわけか、この後が消えていて
gooブログ、時々そういうことって
ありますよね～、
とりあえず
再度、書きました…。
その後、電話屋さんが来て
電話を付けてくれました。
電話がつながったので
家に電話して、事の顛末を話すと
親もそれはおかしい
市役所の人が物を売りにくるなんて
ないだろうって。
ホントに市役所の人だった？
名刺とかもらわなかったの？
そういえば、部署とか自分の名前も
言ってなかった。
市役所の方から来た、と
言っただけで、役所の職員だと
いってたわけでもなかった？？
そうだ、
やっぱり、あやしい～～
ホントにそういう条例なら
後で買えばいんじゃない？
ということで落ち着きました。
でも、しばらく、
気になっていました。
あの時、
ホントに断って良かったのか？？
大学が始まって、
消化器を高く売りつける詐欺が
出てている、気を付けるように
という話を聞きました。
それで、
やっぱり～～～
あれは詐欺だったんだぁ！
とわかりました。
詐欺だとわかって、
気にして、ちょっと心配したり
不安になった自分がばかばかしく
あの時、
もっと言い返してやればよかった！！
と、思いました…
あのおじさんが捕まったのかは
わかりませんが…
己がしたことの報いは
良い事も、悪い事も
必ずある！と信じたいものです。
一人暮らし…楽しいけれど、
やっぱりちょっとコワイ
と思った一件でした。
でも、その後
訪問者の対応について
この経験が活かされたかも？
の出来事がありました。
それはまた別の機会に…。
