永年、熊本市東部に住んでいると、金峰山は夕日の沈む方向にあるのが当たり前、山容のイメージも固定化して、別角度からの金峰山には、なんとなく違和感を持ってしまう。
下の写真は北側から見た金峰山ですが、この山容を納得するには少し時間がかかります。見馴れた金峰山とは違うからです。(カンリニン)
新緑にも濃淡があり、美しさもさることながら力漲る山姿ですね。「峠の茶屋」から旧芳野村(現熊本市)へ向かう県道(101号線)で撮影しました。
同じ場所からレンズを右へ振るとこんな風景が開けてきます。江津湖辺りからの遠望では二ノ岳、三ノ岳は金峰山の後方に重なって見えますが、実際には金峰山は単独峰で二ノ岳、三ノ岳が連峰になつています。
写真に小さな苗木のように見えるのは蜜柑の幼木です。この辺り一帯は、蜜柑の栽培が盛んで蜜柑畑が山の斜面から谷底へかけて透き間なく広がっています。今は花の時季で、車の中にまでいい香りが漂ってきます。
野出地区は二ノ岳の山麓に戸数90戸くらいの横に長い集落で写真のように登山口があります。