新築から日が浅い地元医療の中核 岐大付属病院
昨日は大学病院の耳鼻咽喉科の臨床教授の甲状腺超音波検査を受けました。
悩ましきがん、私はここ5年余りよう生きとるな、というくらい悩ましきおできに苦闘してきました。お陰さまで全部が原発性、早期発見で運良く助かってきました。
病院から貰ってきた雑誌(medical ASAHIメディカル朝日 2009.4 朝日新聞社)には、”・・日本人の3人に1人ががんで死亡し、推計では男性の2人に1人、女性は3人に1人が一生の間にがんに罹るとされる・・”となっています。
総合病院、がん拠点病院は体がチョットおかししくても、本来開業医の紹介状がないと、受け付けないシステムになっています。どうしてもという場合は自己負担の一時金が要ります。これを決断し開業医抜きで直接拠点病院へ行った横着が幸いし、これで一発目のがんが見つかった。
二発目は自己管理で住民検診で運良くみつかり手術、こうして5年余り前から術後管理でCTを撮って検査するお陰で、三発目と見つかったのです。一病息災、何が幸いするか分りませんね。
今、経過を診てもらっていて手術してないのは甲状腺です。甲状腺はのど仏の下、蝶ネクタイのように両方にあります。甲状腺は全身の細胞の働きを活発にする甲状腺ホルモンを分泌しています。まあ元気ホルモン、これが損なわれると活力が低下するらしい。出過ぎるとバセドー氏病、橋本病は甲状腺の働きが弱くなる病気、大事な蔵器です。女性に多い病気です。
甲状腺も異常と診断されて2年有余、お世話になっている近くの公立総合病院で発見され、穿刺細胞診や、PET-CTでは悪性でなく良性腫瘍との診断でした。
大きさも標準治療は30mmを超えたら手術というボーダーにいます。どのDr にお聞きしても基本は手術だと言われます。その通りでしょう。
ただ私はあまりにもあっちこっちのがんを抱えたため、これ以上の手術をためらい、セカンドオピニオンを希望し、紹介状を書いてもらって大学病院の先生のご見解をお聞きしました。
ご意見は同じでした。わがまま言って病歴から自分の希望を優先していただき、大学病院へ転院の紹介状を書いてもらい、半年ほど前から甲状腺だけ大学病院で経過観察療法を受けています。
一昨日の超音波検査でも大きさに変化はないと言われました。穿刺細胞診をどうかとお聞きしたら、「濾胞はやっても仕方ないしね・・」と・・。濾胞腺腫と濾胞がんの判別は困難らしいのです。
このまま経過をみるかと聞かれて、できればそうしてくださいとお願いした。老人は未分化がんに変異し易く、発病すると3ヶ月持たないことも知っています、反面遺体解剖すると10人に1人が、甲状腺に腫瘍があっても、本人が知らないままで一生を終えているそうです。
プロゴルファー故杉原輝男氏の選択と結果が参考になりました。わたしもどうなっても後悔はしません。Dr がOPだと断言されたら従います。
先生は優しく論理的で大学病院のDr らしくない気さくさです。ご指示に従うのは当然ですが、先生も患者も手術に迷うようなケースは、賢い選択と決断が難しいね。ネットには情報が溢れていますが、メルクマニュアルも時々訪問するサイトです。
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