素敵だね 誰ともちがう 自分色
本年2回目のゴルフ練習へ行きました。下手を固めるような練習で気分転換と少しの運動です。
横峯さくらさんが椅子に座って練習をします。客は二人だけになったので、石油ストーブのそばの折りたたみ椅子を借りてきて椅子打ちをやってみた。まともに当らない。
後ろの方の席の上級者の客が練習を終えて自分の所へ来られた。私のスイングを見かねて丁寧に実技付で15分ほど教えて頂いた。
欠点1、---テークバックを手で外にひょいと上げる。5,6年前4回1万円のクラブプロのレッスンでも同じ指摘がされた。2年2回、20時間以上レッスンを受けてまた悪癖が戻ったのだ。
欠点2、---インパクトで手が先行し、クラブヘッドが遅れて、フェースが開いて当る、長いクラブは球がプッシュアウト、右へすっぽ抜ける。球が掴まらない。距離も出ない。捻った上体が無理した形で、手首も前に折れ、シャフトも垂れ下がっている。息子にも手打ちで体が使えていない、と言われていた。
直すには、
1、---テークバックは右手の甲に皺が寄るように低く引く。ヘッドの軌跡の円形を地面に示し、体に手を添えて、トップの形はここと教えて貰った。背中が目標を向くまで捻ること。いままでのスイングイメージが左右の動き主体から随分円形で小さい感じになった。お腹のへそ周りにジッパーがあって、左から右へジッパーをグイと閉めるイメージだ。
2、---球が当る手前でクラブヘッドが手を追い越すことを意識せよ。フロアの段差にクラブヘッドを押し付け、シャフトがしなる形を何度も体感させられた。少し左足を前に出すクローズ・スタンスがよいと、教えて頂いた。
ドライバー、9番アイアン、サンドウェッジと振らされ、なるほど回転主体のスイングでフィニッシュがきれいに決まる。ゴルフは捻転と回転のスポ-ツと再認識した次第。
80歳に後3年余り、それでも伸びしろはあるのか、随分良くなってヘッドスピードが増し、150ヤード先のネットの根元を直撃し真っ直ぐ届くようになった。
ゴルフスイングはやはり目からウロコ、体感できないと身につかない。この方はいわゆる我流の教え魔とは違った。これでまた目標と楽しみが増えた。
お客は先にお帰りになり、受付で料金を払い、パートの中年の受付女性に客の名を教えてもらった。「アラ、何!私の名が間違っているよ。顔パスでサインしない横着者なので、昔の好きな人の名で書いたな」・・・、彼女は笑っていた。