
平湯温泉の紅葉
今日から岐阜大学病院に入院です。慣れた手術入院ですがやはり憂鬱です。今度は甲状腺を片方切除します。もう3年前から分っていて大きさが3.1cmと限界値でほんの少しずつ大きくなるので、先生の方が心配され手術を自分で決めました。それが7月です。手術待ちが3ヶ月、連絡があった日程を同窓会で延期の無理をいい、今日になりました。自分も忘れるほどの病歴です。
H17 両下肢静脈瘤抜去 入院9日 膝から下の静脈が浮いてみみず腫れ、血栓が肺に詰まると絶命、飛行機に乗って動かない時起こる、エコノミー症候群になる恐れ、湿疹が皮膚に多発。手術は太股の付け根から膝下までの表在静脈を抜いた、膝下とくるぶしの上で静脈を中心静脈につないだ。
H19 膀胱がん 2.5cm 入院9日 内視鏡で腫瘍を削ってもらった。おしっこに何となく違和感があって、家内を乳癌で亡くしたので用心して病院へ行ったら的中した。膀胱を失うと後遺症が大変。うまく発見できた。原因はタバコのタールか?
H20 膀胱がん 0.5cm 再発 入院6日 結果は良性だった。ついでに細胞診のため組織採取6ヶ所。結果は良性。術後観察は初め半年毎に、最近は1年1回膀胱カメラを5年間。
H21 直腸がん 2.0cm 入院17日 用心して市の検便をやったら2回のうち1回が陽性、大腸カメラで確定、直腸切除、人工肛門をまぬがれたのが幸い。この後遺症が今でも悩みの種、頻便、頻尿、性機能麻痺、排便で1泊旅行でも薬などで事前の調整や、便秘や排泄に苦労している。術後検診は血液マ-カー検査は3ヶ月置き、半年に1回CTを撮る。
H22 肺がん 2.7cm 入院9日 大腸がん手術半年後のCT検査で発見、すりガラス状陰影でX線には写らない腺がん。膀胱がん・大腸がんの転移ではない。組織を採って検査すると転移元が分るとか。奥にできる基本がん。入り口にできるのは肺門がん、これはタバコが原因となる。ロボット手術で右肺下葉切除。後遺症は肺活量が8割。
H24 甲状腺腫瘍 3.1cm 入院予定10日? 大腸がん手術前のCT検査で肺がんと共に発見、肺がん手術後治療開始、結果は良性で3年間様子見してきた。
定期検診を受けてきたが、高齢者は悪性に変化する危険があり今回Drの勧めもあって切除を決断した。2年前の血液ホルモン検査値は4項目のうち、サイログロブリンが基準値≦32.7ng/mlが84.6と3倍の異常値。
経過観察と手術方針で大学病院へ転院の無理をいった。静脈瘤と甲状腺は大学病院。後は岐阜県総合医療センターで治療を受けました。
何も心配していません。若い者は仕事があるので、手術も家族の立会い無しでお願いしています。出血もないそうで自己血貯血もありません。声帯に行っている反回神経を押さえるため声がかれたりしますが、私は正常です。
手術の甲状腺はこの反回神経にへばりついている臓器とかで、削りながら取る、誤って切断すると無声になります。
Drはベテラン科長、診療科教授、この神経は強い神経で、注意してやるとの言葉を信頼しましょう。
級友の女性はこれを恐れ20年近く、大きさは7cmを越え、Drに話したら「良くない」と言下に否定されました。良性でも3.Ocm、病院によっては4.0cmが摘出の標準治療とか。
ゴルフの友人の奥さんは大きくなりすぎて肋骨3本を切って摘出されたと聞きます。
8月に古里の実家近くの女性が69歳でこの腫瘍で亡くなりました。4年半前に見つかり手術不能を告げられたとか。もう治療不能の未分化がんになっていたようです。年寄りは未分化になりやすく1~2%の確率です。
姉は見舞いで喉をさすってあげたら、木の根っこのように首がカチカチだったといいました。定石どおり食が通らなくなり、鼻から1本は肺に、1本は食道に管を入れ、会話は筆談1ヶ月で、痰がつまり亡くなられました。
私は運がいいのです。この調子で80歳まで、うまくいけば85歳まで頑張ります。
甲状腺は喉仏の下5cmの大きさ、蝶ネクタイのようにあります。片手を親指と残りの手を広げて自分で触診して下さい、しこりがあれば自分でも分ります。女性が男性の3~5倍と多い病気です。
ブログ訪問感謝します。しばらく休刊します。寒くなりました、ご自愛ください。
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