財務省に対する国民の怒りが沸騰シテいる様に見える。与野党に蠢く大蔵・財務省OB達に疑惑の目が向けられている。然もありなんと思わせる様に戦後の大物と呼ばれる金融・政治関係や財界人にこの財務・大蔵関係者がいかに多かったかを見れば分かろうというもの。終戦直後から見ると野田卯一、福田赳夫、河野一之、森永貞一郎、石原周夫、石野信一、佐藤一郎、谷村裕、村上孝太郎、鳩山威一郎、相澤英之、橋口収、竹内道雄、吉瀬維哉、長岡實、田中敬、松下康雄、山口光秀、吉野良彦、西垣明、窪田弘、平澤貞昭、小粥正巳、保田博などなど錚々たる面々ではないか。野田卯一は自民党議員として名を馳せ、福田赳夫は、佐藤栄作内閣で長い間田中角栄と両輪であった。河野一之は、太陽神戸銀行頭取などから三井住友銀行の顧問まで勤め上げている。小粥正巳までは旧制高校卒業で新制東京大学だが、安田博からは旧制中学から途中に新制高校になり、新制高校を卒業後、新制東京大学卒業となる。昭和6年生まれまでは、昭和24年の学制改革の際に旧制中学校を卒業するので旧制高校そして旧制東京帝国大学を卒業できるが、昭和7年生まれからは、旧制中学4年生修了した後で新制高校の2年生に編入させられるケースが殆どであった様である。こう見てみると、大蔵官僚に如何に天下りが凄かったかが判ろうと言うものである。
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