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EVの悪口が多いがガソリン車だって!?

2024-11-25 07:07:45 | 政治

EV(電気自動車)の悪口が喧しいが、ガソリン車だってトンデモない国民への騙しがあるのではなかろうか。それは、ガソリンの元になる輸入原油価格である。これが世界一高い価格で中東から輸入させられている点である。かつて、湾岸戦争で日本の軍事支援をめぐってアメリカから何らかの貢献をすべきと言われて、当時の自民政権は中東からの原油輸入価格をアメリカの10倍で買うことで西側寄りの中東産油国を支援することを約束した。その後、湾岸戦争も終わり、日本も元の原油価格で輸入したい旨を産油国に打診したが、拒否されて、いまだにアメリカの原油価格の数倍の値段で輸入させられていることである。だからアメリカでは1ガロン当たり高いところでも3ドル強で日本のレギュラーガソリンが売られているのに日本ではリッター160円以上で販売されている。アメリカの3ドルは今のドル円の154円で換算すると462円で1ガロンが3.785リットルだからリッター122円になるが、労働者の時給が33ドルつまり時給5082円になり日本の時給の1000円の約5倍だから、日本人の感覚から言うとリッター当たり24円換算になる。結局のところ日本人はアメリカの7倍近い価格でガソリンを買わされていることになる。これは、以前NHKでも取り上げられていて、日本はアメリカの7倍で原油を輸入させられているとの報道だった。それが現在でも続いているということで、それを棚上げにしてガソリン車の方が電気自動車より負担が少ない様な印象を与えている。確かに発電に原油輸入価格に連動する天然ガスを利用はしているが、ガソリン価格よりは遥かに効率的な利用で原油を精製してのガソリンより遥かに安い価格で発電しているし環境負荷も一台ごとに直接排出していよりも低いに決まっている。こんな内実を隠して電気自動車を締め出そうとしているのが、日本の自民政府と官僚たちなのである。



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