中谷 勇 元 山形大学教授
平成14年にホームページ(HP)、「夜泣きの原因と対策(対処法)」(現在は削除)を公開後、夜泣き相談のメールがくるようになりました。夜泣き相談は、公務と全く関係ないが、全てにお答えしました。相談メールが寄せられたお陰で、夜泣きの原因の全てを知る事ができ、夜泣きは確実に治せる事がわかりました。ただし、メールではアドバイスはできますが、具体的な対策はできません。対策をなさるのは親御さんです。
私の夜泣き相談は無料です。相談が始まった頃、インターネットで小児科医のHP、「夜泣き相談、1回5,700円」が目にとまりました。当時5,700円は、子育て世代の人には決して安くないでしょう。数回相談するとかなりの金額になります。
一般に、無料より有料の方が信頼でき料金が高い程、安心できると考えられやすい事でしょう。しかし、考えてみましょう。
私も有料であれば、最初のメールに本当の事は書かずに、「・・・を1週間位、試してみてください。それでもうまくゆかなかったら、またメールをください・・」を数回繰り返したいという気持ちになるでしょう。夜泣き相談でなくても病院で、毎週予約を半ば強引にさせられる事を経験した人もいらっしゃるでしょう。病院を変えたら、それまで処方されていた薬は、必要ないと言われる事もあります。
私は、無料であるがゆえに、真剣に考えてメールのやり取りが1、2回で済むよう努めています。メールのやり取りが少なくなる事を期待して本を出版しています(現在はKindle の電子本のみ)。
相談メールが多いと大変です。相談者からみれば、私と1:1ですが、私の立場は1:不特定多数です。本を出版する前までは、同じお母さんからメールが10回以上来た事が何例もありました。この場合、アドバイスが不備なのでなく、夜泣きが続いてお母さんが心身とも疲れて対策がうまくできなかったのです。
相談メールがますます多くなり、私自身ノイロゼーになりそうでした。相談があった時、肝心な事をメモしていました。それを整理する事もなく急遽、本にしたのが、『赤ちゃん なぜ泣くの?』(明窓出版、現在は絶版)です。この本、Amazonの売れ筋ランキングが連日1位でした。期待通り相談メールは、ほとんど来なくなりました。
この本で出版社から頂く印税は、出版のため私が、支払う金額の2割以下です。8割以上が赤字です。赤字が高額なので家内と相談し、「夜泣きで困っている人がいるのなら」と出版しました。
この本の増改訂版は、『夜泣き --- 原因と対策』(自費出版、絶版)です。この古本が定価の14倍強の価格で販売されていた事がありました。古本は、販売業者が高額で売っても著者には1円も入りません。
HPの公開や本の出版前にキーワード、“夜泣き 体内時計”をYahooで検索したが、1件も検索されませんでした。数冊の育児本、アメリカで発行されている英文の本も読みましたが、私の内容と一部分でも合致するのはありませんでした。他人の著書やウエブの無断引用、知らなかったとはいえ偶然、他人の著書やウエブと一部が酷似していると著作権侵害になります。
私のHPや本の内容の一部は、またたく間にHPやSNS、本に無断引用され拡散し、膨大な数に達しています。
以下の著書に、相談者から寄せられた報告の一部を原文通り載せましたが、掲載の許可を得ています。
Kindle の電子本 Kindle の条件に合う方は無料で読めます。
Amazonのページ → https://www.amazon.co.jp/dp/B07HDZ557Q
夜泣きは治せます。空腹だけが原因で夜中に1、2時間毎に泣くのは直ぐ治りますが、それ以外の原因の夜泣きは、完璧に対策をしても治るまで数日~4週間位かかる事があります。一般に、病気も薬を服用して直ぐには治りません。
無料でお読みでも読者には、夜泣きが治らない場合や判らない事がございましたら、無料で何度でもご相談にお答えします。ただし、夜泣きが続いて親御さんが、心身ともに疲れ果てると対策ができなくなる例が、何例もありました。夜泣き対策は、できるだけ早く。メールの記載要領は本に記載しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます