中谷 勇 元山形大学教授
夜泣きは100%治せます。これは、夜泣き相談に答えて確信しました。実際に、夜泣き相談で夜泣きを治したお母さん達は、「今まで息子(娘)に悪いことをしてきたと思っています」、「主人もよく眠れるようになった」、「気のせいか私の肌が良くなったように感ずる」、「朝一番に単身赴任中の主人に(夜泣きが治った事を)知らせた」等々の報告をもらっています。夜泣きが続くとお母さんは寝不足で体が衰弱するが、夜泣きが治ると体も健康になります。お母さんの寝不足が続くと、肌にもよくないでしょう。
夜泣き対策は、泣きやます事ではなく、朝まで連続して(赤ちゃんは、真夜中に1度はお腹を空かせて泣きます)よく眠れるようにする事です。夜に眠れないから辛くて泣くのです。本に夜泣きの原因になることを具体的に全て記載しました。読者は、夜泣きを治していますが、以下のような場合は治らないでしょう。
夜泣きで親御さんが心身とも疲労
夜泣きが続いて親御さんが疲れ果てると、育児や夜泣き対策ができなくなる事があります。このようになって「なんとかしてください」、「アドバイスお願いします」と繰り返し何度も同じ内容のメールをいただいてもメールでは、アドバイスはできますが、具体的な対策はできません。対策をするのは親御さんです。このようになる前に対策をする事が大切です。
消極的ではだめ
アドバイスをすると「○○をしさいすればいいんですね」という消極的では、夜泣きは治せません。
夜間に外の光が寝室内に射し込むのを防ぐため、遮光カーテンを付けるようアドバイスをすると、窓の大きさより数10cmも小さなカーテンを付けて、「遮光カーテンを付けたのに何の効果もない」という例がありました。遮光カーテンは呪いや魔法ではありません。目的を意識して完璧な対策が大切です。
誰々が○○と言ったから
「誰々が○○と言ったからとか、(育児)本に書いてあったから」と根拠を考えないで「ただそうした」では、上述と同様であまりにも消極的です。理由や根拠をよく考えて適切に対策をする事が大切です。残念ながら、どの育児本にも夜泣きの原因が何であるかも知らずに記載されています。育児に係わっている人達も夜泣きの原因は知らなく間違った事をアドバイスしています。私は、本を書くあたって幾冊か育児本を買って読んでみましたが、夜泣きに関して全く無知な人が書いたものでした。インターネットでも全くでたらめな事が拡散しています。ある時、テレビで、「真実よりは間違っている事の方が多くの人達に信じられている」、「SNSで簡単に発信できるから、多くの人達が間違っている事を発信し、それらを多くの人達が拡散させてる」と報じていたことがありました。
専門家と称する人がテレビで、「夜泣きする子は昼間寝させないで出来るだけ起こしておく」というのを放映していました。私は、たまたまそれを録画しました。夜によく眠れない赤ちゃんや幼児を昼間眠くても寝させないのは、虐待です。このようなことを知ったかぶりをして公言するべきではありません。
夜泣きの原因はいくつかあるが、それらの一部だけしか対策をしない
原因がいくつかある場合、「(私が著者の)本の内容の半分以上は対策をしたのに何の効果もない」という例もありました。夜泣きの原因になる事が1つでも対策されていなければ、それ以外の対策が完璧でも夜泣きをします。対策をした分だけ夜泣きが改善される事はありません。
記載内容を吟味して何をすべきか考える事が大切です。私の本には、夜泣きの原因になる事の全てを記載してありますが、親御さんによって生活習慣や育児の仕方が違うから個々の場合、それら全ての対策は必要でないでしょう。実際に夜泣き相談でも個々の場合は、本に記載した項目のごく一部の対策で夜泣きは治っています。
読み違い
読み違いは誰にでもあります。私も意味を違えて記憶している事はあります。しかし、夜泣き対策で本を読み違えて、「本の通りにしたのに治らない!」と言われても責任の取りようがありません。必要な事はメモをとりながらお読みいただければ嬉しいです。
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