そのCUSEは9~11速に対応する中位モデルで、おそらくSORAとTiagraを統合したモデルになっていくと思われます。MTBではDeoreやAlivioの後継という位置づけになります。ESSAはACERA、ALTUS、TOURNEYの後継になるはずです。これまでは変則段数によってモデルを選んで来たのですが、シマノは下位・中位モデルでは8~11速、上位モデルは12速以上の対応という括りになっていくと思われます。
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シマノの12速はこれまでの10~11速ハブとの互換性を持たせていますので、中位以下で8~11速に対応することはさほど難しいことではないのでしょうが、他のメーカーにはおそらく出来ない技術力がそこにあるのです。例えばシマノ最大のライバルであるSRAMのMTBコンポーネントには12速と13速モデルしかありません。しかも値段がシマノ製品とは段違いなので、上位モデルのMTBにしか搭載されないのが実情なのです。
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確かに13速化やUDH仕様でMTBやグラベル用ではSRAMが一歩リードしているのは事実です。ただ、この13速は最上位モデルで価格も極上なので、安価な市販車には搭載出来ないため、世界市場でも売上額はシマノが圧倒しているのが実情なのです。ただ、最近はシマノの製品価格も高騰し、10万円以下のバイクにもシマノ以外のパーツが多く取り付けられているのです。
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その代表格がMicrosiftです。1999年から台湾で精力的に変速機などドライブトレインコンポーネントを販売している会社です。多くのメーカーのOEMを行う傍ら、オリジナルのコンポーネントも製造しているのです。この会社の製品の特長はオンロード・オフロードを問わず使用でき、価格もシマノ製品より安いところにあります。