CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

洗車がマイブーム(1)

2024-08-20 09:21:22 | 自転車用品
 猛暑が続く日本列島、さすがにこの暑さの中を長時間走るのはリスクが高いので、走るのは早朝の気温のあまり高くない時間にしています。自ずと走る距離は短くなってしまいますが、そのストレスはバイクの洗車で解消しています。
 水を使う洗車は、日陰で行えば、比較的涼しいというメリットがあります。洗車が今はマイブームになっているのです。きっかけは、春先に購入したMuc-Offのチェーンオイルでした。セラミックオイルをきちんと塗布するには、チェーンの汚れを綺麗に落とさなければならず、チェーンのクリーニングが必要なのですが、私のチェーンマシーンは10年以上前の製品で、油汚れで真っ黒で、ブラシ部分も痛んでいたのです。

 そこで、一念奮起しチェーン米シーンを買い替えることにしたのです。チェーンの汚れを落とそうとバイクを眺めていると、結構汚れているのが気になり始め、Muc-OffのNANOTECH BIKE CLEANERをAmazonで購入。これまでは家庭用洗剤をスプレーして水洗いしていたのですが、結構水垢が残っていたのか、汚れが目立っていたのです。

 バイクは数台保有しているので、部屋置きの1台は常に切れにしてから家に居れているのですが、駐輪場や倉庫に置いてあるバイクは結構誇りまみれの状態でした。気にしない人は気にしないのかもしれないのですが、こうしたちょっとした汚れは一度気にすると、ずっと気になるようです。

 先にも書きましたが、このNANOTECH BIKE CLEANERは汚れよりも分子が小さいので、汚れの中に浸透し、内側から浮かすので素早く汚れが落とせる優れものです。使い方は簡単で、バイクにスプレーし3分放置してブラッシングし、後は水で泡を洗い流し、拭き上げるだけです。

 ブラシは硬めのものしか無かったので、ブラシとゴム手袋が合体したDEEP SCRUBBER GROVEを購入しました。これもMuc-Offの製品です。これなら狭いヵ所にも指が入りますので、隅々まで綺麗にすることができます。
 本当は最後にBIKE PROTECT SPRAYを吹きかけるのがベストなのですが、ディスクブレーキにはDISC BRAKE COVERSが必要なので、とりあえず、フレームには使用していません。BIKE PROTECT SPRAYは水置換成分でチェーンのコマの間やボルトの頭に溜まった水を素早く排出し、オイルフィルムコーティングしてくれる優れものなのです。粘着性の無いサラサラとした保護膜を形成し、腐食を防止してくれるのですが、あくまでもオイルなのでブレーキに付着すると危険なのです。とりあえずは、スプロケットやコンポのブレーキ以外の部分に使っています。
 バイクが綺麗になると気持ちもスッキリします。厳しい暑さが続きそうですが、たまには自分が利用しているバイクを洗ってみてはいかがでしょうか?涼を得ながら、気持ちもリフレッシュできるかもしれません。
 



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自転車の洗車を考える(3)

2024-07-28 10:13:07 | 自転車用品
 10年以上愛用してきたPEDROSのチェーンマシーンが限界を迎えていたので買い換えました。10年以上経過しているというのに良いものは変わりません。見た目は色しかありません。10年以上良く働いてくれましたが、中のブラシがかなりボロボロになっていたのです。

 当時は洗浄剤込みで3千円代でしたが、今はマシーンだけで6千円近い価格になっていました。物価の上昇は当たり前になっていますが、自転車用品の高騰は非常に大きなものになってしまっています。自転車本体の価格は勿論ですが、細々とした消耗品の価格高騰は痛い。とはいえ、自転車のメンテナンスは必須なので、買わないという選択肢はありません。

 チェーンマシーンは色々と発売されていますが、慣れもあるのでしょうが、このPEDROSのチェーンマシーンが一番使い易いのです。チェーンを挟んで固定し、上部の穴から洗浄剤を入れ、上部のボタンを押しながらクランクを回すだけです。このマシーンは2層構造になっていて、上部のボタンを押すことで上の液体が下へ流れ落ちる仕組みです。
 元々は洗浄剤を使っていたのですが、フィルタークリーナーの方が油汚れに効果的なことを実感してからは、洗浄剤ではなくフィルタークリナーを使って来ました。通常の洗浄剤より、濯ぎに時間はかかりますが、その分チェーンは綺麗になるのです。

 スプロケットには刷毛でフィルタークリーナーを塗り付け、チェーンと一緒に水洗いするだけで綺麗にできます。以前はバイク本体にも刷毛でフィルタークリナーを塗って洗車をしていましたが、どうしてもBB回りに入り込みグリスを溶かしてしまうことになるで、今はフレームには使用していません。

 洗車にはMuc-OffのNANOTECH BIKE CLEANERを使い、汚れを浮かしている間にチェーンマシーンでチェーンを清掃し、同時に水で洗い流し、乾いた布で拭き上げるだけです。その後、しばらく時間を置いてチェーンを完全に乾かしてから注油をしてメンテナンスはお終いです。洗車自体は5分~10分程度です。
 



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自転車の洗車を考える(2)

2024-07-21 09:40:11 | 自転車用品
 ワコーズは国内では有名なケミカル企業で優れた製品が多いメーカーですが、Muc-Offの製品を使うようになると、やはり日本と世界の差を思い知らされます。チェーンオイルはほとんどMuc-Offのセラミックルブに切り替えています。
 欧州ナンバーワンシェアを獲得し、急成長を遂げているイギリスのMuc-Off。今回はNANOTECH BIKE CLEANERを購入し使ってみました。これはバイクに直接スプレーし、数分待って水で洗い流すだけという非常に使い勝手の良い製品ですが、フレームは勿論、軽い油汚れ程度ならチェーンやスプロケットまで綺麗に洗い流せることが分かりました。

 危険な化学物質や酸を使用せず、バイクにも安心して使える弱アルカリ性で、カーボンファイバーを含むあらゆる自転車の部品と表面に安全で、シール、ケーブル、ブレーキパッドやローターも傷めません。環境に配慮した生分解性で、気兼ねなく使用できる製品になっています。
 ドライブトレイン周りのしつこい油汚れにはDRIVETRAIN CLEANERという製品もありますが、MTBなどのひどい汚れでもない限り、NANOTECH BIKE CLEANERで十分だと思います。これなら洗い流す水も少なくて済み、マンションの駐車場での洗車にも適しています。

 自転車をいつまでも綺麗に保つには小まめな洗車と注油は不可欠です。洗車を小まめにする習慣を付ければ、油汚れがこびりつくこともなくなりますので、洗車も楽になるという好循環を生むことにもなるのです。
 自転車の洗車は良い気分転換にもなります。特にこれからの熱い時期は、日陰で水を使う洗車は涼しくて心まで洗われたような気分になれます。洗車を怠り、油汚れがパーツにこびりつき、ブラシを使わなければ取り除けない状況になっていると、汗だくになりますが、細目に洗車をしていればそんな心配もありません。
 フィルタークリーナーを使っていた頃は、BB回り、特にフロントディレイラーやチェーンリングの洗車に結構神経を使いました。フィルタークリーナーは強烈に油分を分解してしまうので、BB回りはしっかりと水で洗い流し、しっかりと拭き取らなければならなかったからです。
 それがNANOTECH BIKE CLEANERならバイクやパーツにスプレーし3分放置して水で洗い流すだけですから、手間は半分以下になりました。水も小型の散水機で十分です。後は乾ききる前に残った水分を拭き取るだけです。

 ただ、チェーンの汚れに関してはチェーンマシーンが必要でしょう。私はペドロスのチェーンマシーンを使っていますが、これにも洗浄剤ではなくフィルタークリーナーを使っています。まず、フィルタークリナーで洗浄し、その後2・3度水を入れて洗い流すとかなり綺麗になります。チェーンマシーンもピンからキリまでありますが、安物は使い勝手が悪すぎるので、少し高価になりますが、ペドロスのチェーンマシーンをお勧めします。
 



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自転車の洗車を考える(1)

2024-07-19 08:50:48 | 自転車用品
 以前「チェーンオイル考」で自転車の注油の大切さに触れましたが、注油の前には洗車が欠かせない作業になります。特に海沿いの道を走った後はバイクの汚れが目立っていなくても、細目に洗車をしていないと潮風の影響でパーツの錆びの原因になることも少なくありません。
 この国では雨ざらしのママチャリが当たり前のようになり、汚れは雨が洗い流してくれると考えている人も少なくないのでしょう。ただ、酸性雨が多くなり、雨ざらしの自転車は確実に錆びて行きます。錆びの原因は酸化だからです。

 私はロードバイクに乗り始めた頃、ショップでの洗車講習会を受け、ワコーズのフィルタークリナーを使うことが多くなっていたのです。ショップの店長がメカニックとしてツールド北海道に参加していることもあり、最初に教わった洗車方法がフィルタークリナーを刷毛を使ってバイクに塗り、後は水をかけて洗い流すだけという至ってシンプルなものでした。これはレースの現場で効率よくバイクを洗車する実践的な方法のようです。
 これだとフレームの汚れは勿論、コンポやチェーン、スプロケットの隙間に入り込んだ油汚れまで綺麗に洗い流せるので、非情に便利な方法でした。ただ、戸建てからマンションに引っ越してからは、水道水で勢いよく荒い流すことが不可能になり、洗車後のフィルタークリーナーの匂いが気になるようになり、パーツやスプロケットの隙間汚れに限定して使うようになりました。

 水道水を使って勢いよく荒い流せるのならフィルタークリーナーを使うのが一番確実で、綺麗になります。ひとつ注意するとすれば、BBやハブ周りは避けることです。フィルタークリーナーがBBやハブの中に入り込むとベアリングをシールしているグリス等も溶かしてしまうからです。
 この方法はプロ仕様でBB交換なども自分で出来る事が前提の方法なので、初めての方はBBはホイール周りは避けることをお勧めします。ただ、リアディレイラーやブレーキマウントの隙間に入り込んだ油汚れなどを落とすのには、フィルタークリナーを刷毛で塗る方法は非常に効果的です。フィルタークリーナーも色々なメーカーが出しているのですが、値段は高いのですがワコーズの製品が一番効果がありました。
 



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ペダル考(3)

2024-07-04 09:32:34 | 自転車用品
 一口にビンディングペダルと言っても種類は様々です。日本で一番多く使われているのはシマノのSPDとSPD-SLという2種類のべダルです。ロード用にSPD-SLがMTBやツーリング用にはSPDが使われるのが一般的です。

 とはいえ、シマノがビンディングペダルを制作し始めたのは遅く、シマノがSPDペダルを世に出したのは1990年の事でした。ビンディングペダルの元祖はLOOKで、1984年にリリースされたルック・PP-65が原点とされています。それまでは、足(シューズ)をトゥクリップ&ストラップでペダルに固定する〝クリップ式〞が主流だったのです。プロもこのタイプを長年使用していたのですが、これは今でも競輪などのピスト競技で使われています。また、ロングツーリストが使用しているケースも見かけます。
 現役時代のランス・アームストロングはシマノのSPDシューズにLOOKのクリートを無理やり装着し、レースに出ていたようです。これをきっかけにシマノはSPD-SLを開発せざるを得なくなったのでした。

 今はシマノのシェアが圧倒的になり、2つ穴のSPDタイプと3つ穴のSPD-SLタイプという分類になっていますが、3つ穴のビンディングの元祖はあくまでLOOKなのです。2つ穴の元祖はシマノです。
 ロードレースでは主に3つ穴のビンディングがほとんどですが、先のLOOKやシマノ以外にもTIMEやスピードプレイなどを使用している選手もいます。ただ、プロツアーではニュートラルサポートがシマノかMAVICに限られているので、シマノのSPD-SLを使う選手が増えているのが現実です。特にコンポーネントをシマノがDura-Aceを使用している選手はポガチャルやファンデルプール等はPD-R9200を使用するケースが多いようです。昨年、シマノからSRAMにコンポーネント替えたヴィスマ・リアースバイクはペダルもスピードプレイに替えているようです。

 アルベルト・コンタドールが使用し一躍有名になったスピード・プレイは今はWAHOOに買収されてしまいました。LOOKやTIMEを好む選手もいますが、今では少数派でしょう。レースで本格的に使用するのでなければ、クランクブラザーズのように脱着が簡単なSPDペダルもあります。
 私はツーリングが主ですから、歩いて飲食店に入ることも多いので、あえて歩き易いSPDペダルをずっと使用しています。SPD-SLは一度も利用したことがありませんので。ここではSPDペダルを中心に書いて行くことになります。
 



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