昨日開催されたシクロクロス世界選手権の男子エリートで大本命マチュー・ファンデルプールが、ライバル、ワウト・ファンアールトに45秒もの差をつけて圧勝。これでシクロクロス世界選手権は3連覇となり、通算7度の優勝はエリック・デ・フラミンクが持つ世界選手権最多優勝記録タイという偉大な記録です。
今季はスタートを遅らせ、レースを絞る選択をしたファンデルプールでしたが、途中落車負傷という状況もあり、状態を不安視していましたが、スタートからハイペースで走る姿には怪我の影響は微塵も感じさせませんでした。昨年はロードシーズンに入っても好調を維持し、春先のロンド・ファン・フラーデレンとパリ~ルーベという2つのモニュメントも制していたファンデルプールですが、夏場に向けて調子が上がらず苦戦が続きました。
その反省から今期のシクロクロス参戦を遅らせ、あくまでもこの世界選手権制覇を目標にしてきた結果なので、この勝利は大きいと思っています。特に今年は最大のライバルのワウト・ファンアールトも参戦するとあって、かなり盛り上がった大会でしたから尚更でしょう。ワウト・ファンアールトは昨年のブエルタで落車負傷もあり、今季のスタートが遅れましたので、今後、3月から始まる春のクラシックでタディ・ポガチャルとの対決が見物です。
シクロクロスは最近は日本でも人気ですが、レース時間が1時間ほどと見る側にも優しい競技ですが、ロードレースとはまた違った迫力があるのです。1時間を高強度のまま走り続けなければいけないので、心肺機能の無い私には見ているだけで息苦しくなってしまうのですが、ロードレースとは違い、オフロードでコースも作れる利点があり、国内でも結構様々なレースが開催されているようです。
私もグラベルロートを持っていますが、レース用ではありません。北海道は雪解けの春先は路面が悪く、ロードバイクだとパンクのリスクが高まるので、タイヤの太いグラベルロードはあくまでも春先専用と考えているのです。以前MTBがフロント3枚ギアだった頃は春先もMTBで走っていたのですが、MTBのフロントシングルになると長い距離を走るのが大変になったのです。秋口も濡れ落ち葉で滑るようなシーンでも安心して走ることが出来る優れものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます