復調の兆しが見える中、シブコはマイヤーLPGAクラシックに臨んでいる。ショップライトクラシック後はかなり疲れた姿を見せていたのだが、月曜は完全オフで過ごしたようだ。初日は午前組を全英OP覇者アリア・ジュタヌガン、アシュリー・ブハイと共に10番からスタートした。パー5が5つある6556yd(パー72)のコース。最初の10番がパー5でバディーを取りたいホールだったがバディーパットを外してしまう。
続く2番のショートホールはややダフリ気味のティーショットが左サイドのバンカーへ。ナイスバンカーショットでピンに寄せるも、短いパーパットを外しボギー先行。13番ではあわやホールインワンかという素晴らしいショットを見せバーディーでスコアをイーブンに戻す。パー5の14番はセカンドが大きく左に飛び、枝に当たってフェアウェイにポトリ。2019年の全英女子OPを思い出した。あの試合でも結構、木に当たってフェアウェイに戻るというラッキーがあったのだ。
前半はショットがバラつき最後の18番もティショットが右のフェアウェイバンカーにつかまってセカンドが出すだけになってしまった。このホールもバディーが奪えなかったものの、17番の爪先下がりのライからグリーンを狙うショットを見る限り、そんなに悪い感じはしなかった。以前の彼女なら右にふかしていても不思議ではないシーンだったのだから。
後半に入ると強いアゲンストの風の中のセカンドをピン奥からのバックスピンで寄せ、この日2つ目のバーディで勢いに乗るかに見えたのだが、3番でボギーが来てしまう。なかなか流れに乗れないのかなと観ていたら、この日4つ目のパー5で初のバディーでバウンスバック。調子は悪く無いのに何でだろうという感じでしたが、以前のようなイライラ感は全くない。ショットにそれなりの自信が芽生えて初めているのだろう。
風速が8m/sを超える中、徐々にエンジンがかかり始める。5番パー4はパー、続く6番ではジュタヌガンをオーバードライブするティーショットからセカンドショットのボールがグリーン上のボールに当たるというラッキーを活かしバディー。結構長いパットをド真ん中から沈めるらしさが出始める。
この日最後のパー5ではセカンドショットをピン下イーグルチャンスに付けると、この日5つ目のバーディでトータル3アンダーの22位タイでホールアウト。トップはこの日早めのスタートだったアリソン・リーの7アンダー。明日は風が強くなる午後スタートだが、今日も後半は相当風が強かったので、風の心配はなさそうだ。問題はパットになりそう。
全米女子OP前は予選を通ることが目標になっている感じだったが、今は出来るだけ上の成績、できれば優勝という目標に変わりつつあるようだ。パナソニック・オープンでは新垣日菜が6年ぶり、サントリー・レディースでは盟友大里桃子が3年ぶりの優勝と『黄金世代』のライバルたちがシブコの背中を押す。
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