昨年第4世代のEVOで初めて走った時はエアロハンドルもディープリムホイールも無い、ノーマルな状態でしたが、第3世代のEVOと比べ多少楽に走ることがでるといった感じでしたが、今年に入りこの前三角を小さくするエアロフォームを意識するようになり、ギア1枚分ほどのエアロ効果を感じるようになっています。さらにエアロフレアのVision METRON AEROに替えてからはさらにこのエアロポジションが取り易くなり、長い時間ポジションを維持できるようになると、長距離のライドが楽になる感じがしています。
6%以下の緩斜面はフロントアウターで走れましたし、下りではギアが足りなくなる状況でした。CAAD12を購入した時の完成車には52/36Tというミッドコンパクトのクランクセットがアセンブルされていて、苦労した経験があるのですが、第4世代のEVOならミッドコンパクトのクランクセットでもいけるのかなとも感じています。特に私の機械式105の12速はリアコグが11-34Tと11-36Tのワイドレシオしかないので、フロントは52/36Tの方が良いのではと思ってしまうのです。
とはいえ、CAAD12の時は結局50/34Tのコンパクトに交換し、第3世代のEVOもコンパクトクランクです。リアコグは11-28や11-30のホイールを使っていますので、これはこのままじゃないと登りも平坦もキツイので、選択を悩んでいます。
とりあえず今年はこのまま乗り、クラックセットを52/36Tのミッドコンパクトにするかどうかは来年の課題にすることにしました。その替わり、BBをウィシュボーンのセラミックBBに交換します。BBをショップに発注したところです。
長い距離を楽に走るためには抵抗を徹底的に削ることが重要です。その最大の抵抗が空気抵抗という訳です。その為に最も効果があるのが、空気抵抗を最も大きく受ける自分の身体の使い方です。どんなに高性能なエアロロードバイクに乗っていても、上ハンを持ってアップライトなフォームでは、風の抵抗で速くは走れません。かといってずっと下ハンを持って走り続けることにも無理があります。
そこで近年注目されているのが内向きなブラケット位置やフレアハンドルの利用なのです。これはパーツのエアロ化ではなく、エアロフォームを取り易くすることが目的です。おそらく、この効果は、先の理屈から、ノーマルバイクでもフレアハンドルでブラケットを内向きにすることでも得られそうなのです。
グラベルロードに初めて乗った時にフレアハンドルの存在を知りました。下ハンの握り易さと走り易さがノーマルハンドルとは大きな違いでした。その時はCAAD12にもフレアハンドルを使おうと考えたこともあったのですが、下ハンを持った時に腕が開いてしまい、空気抵抗が増すという欠点が気になり見送ってしまったという経緯があります。
その当時は下ハンは空気抵抗を軽減する唯一の方法というのが一般的な考え方だったのです。ところがここ数年でハンドル幅を極端に狭くしたり、ブラケットを内向きにする傾向が強くなっているのです。おそらく、これはバイクのエアロ化に伴い風洞実験が多く行われるようになった結果だと思っています。
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