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自転車乗りの体感温度(2)

2024-11-21 09:04:56 | ロードバイクの科学
  気温が20℃を下回るようになると、体感温度は10℃近くにまで下がりますから、防風対策だけでは足りなくなります。保温性のあるインナーをプラスするか、長袖ジャージにウインドジャケットという組み合わせが必要になるでしょう。気温が15℃以下になるとインナー+長袖ジャージ+ウインドジャケット、10℃を下回るようなら完全に防寒ジャケットが必要になります。

 一般的に体感温度が5度を下回ると、寒さを不快に感じるようになるそうです。体感温度から逆算すると、時速30kmで走る人なら気温12℃、時速20kmで走る人でも気温が10℃を下回ると寒さを不快と感じるようになるのです。
 これはあくまで机上の計算です。ロードバイクで走ることは運動ですから、心拍数を上げれば身体は温まります。気温が低くても坂を登れば汗ばんでくるのが普通です。これは運動強度が高くなり体温が上昇することに加え、登りで速度が落ちて風を切ることが少なくなる為です。
 個人的には風の影響なども考えて『外気温より5度~10度低めの防寒対策』を心掛けています。特に気温が15度を下回るようになると、耳を覆うためにスカルキャップやつま先の防寒対策としてのトゥカバーやシューズカバー、手の指先の防寒対策としてフルフィンガー・グローブもしっかり準備するようにしています。

 防寒ジャケットは気温10度を下回る状況では必要ですが、暑くなった時に困るので、極力インナー+長袖ジャージ+ウインドジャケットという3点セットで対応するようにしています。特にポケッタブルのウインドジャケットは必携です。登りで脱いで、下りで着ることが簡単にできるので、大変便利です。

 防寒ジャケットは防風処理されているのが一般的ですが、裏起毛の長袖ジャージでも防風加工がされていなければ、ウィンドジャケットやベストは必須になりますので、注意が必要です。ちなみにシマノの製品は1st、2nd、3rdレイヤーに分類されていて、気温に応じた重ね着を推奨しているようです。1stレイヤーはベースレイヤー、2ndレイヤーは裏起毛などの保温性の高いレイヤーですが、防風性能はありません。3rdレイヤーは保温性と防風性を兼ね備えたレイヤーになります。

 私が現在使っている製品は2ndレイヤーのウインタージャージと3rdレイヤーのウインドブレイクジャケットです。下にある程度保温性のあるベースレイヤーを着ける3枚重ねで走ってみましたが、気温5℃以下の状況でも寒さはほとんど感じませんでした。
 ただ、3rdレイヤーのウインドブレイクジャケットは結構高価になるので、2ndレイヤーのウインタージャージにウインドブレイカーを組み合わせる方が安上がりになるはずです。特に10度以下の冬場を避ければ、3rdレイヤーのウインドブレイクジャケットは不要かもしれません。

 自転車乗りにとってウィンドブレイカーは必需品です。個人的にはポケッタブルのものを利用しています。ただ、自転車用のウインドブレイカーで気を付けなければいけないことは、薄くて風でバタつかない製品であることです。あまり安物のウインドブレイカーは生地が厚すぎたり、薄手でも風をはらんでバタつく製品は空気抵抗が大きくなるので、注意が必要です。
 




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