40からのインラインsk8

娘にさせようと買ったのに、逆にハマってしまった中年男。果たして自由自在に操れる日は来るのか?

激安インライン

2006-09-16 15:48:57 | インライン
台風13号が接近中につき、週末荒れ模様の西播磨地方。今週末に滑れないのかと落ち込むちょうです。

 てなわけで、鬱憤をネットサーフィンに向けていろいろクリックしていたところ、楽○市場で1980円の成人用インラインスケートを見つけましたよ。ウィールは76ミリ、ベアリングはABEC3とスペック的には許せるフィットネスタイプなんですな。1980円ねぇ。安い。でも・・・安すぎじゃないかなぁ。

 インラインに興味を持って、最初の1足目を購入しようと考える方って「安物でいいや。どうせ続くかどうか分からないし」と思っているんじゃないでしょうか。ワタシもそうでした。そして2~3回足を通して、”どうもうまくいかないや”とそれっきりになるパターンが多いと思います。いわば”お試し”に2~3万円のブランドものを買うのは二の足を踏むと思いますし、それが一般的な感覚でしょう。だから入門用に合理化を図ったモデルを設定するのは大切なことだと思います。しかし初心者仕様に目的を絞り、大胆な「見切り」を行って低価格を実現したものと、「低価格」を目的に大胆に見切りを行うのとは違うと思うんです。

 つまり、最低限の機能は残しておいて、シューレースシステムを簡略化したり、フレームを樹脂にしたりするなどで低価格にしたものと、安い価格になるように型抜き優先のシェル形状やチープなバックル、サポートしないインナーなどにしたものとは自ずから違いがあるでしょう。足に合わないブーツを履いているのに、上達しないのを向いていないと考えて辞めたり、嫌いになったりしてはインラインスケートという商品を長く売り続ける上で逆にマイナスになると思うんですよ。

 インラインを楽しまれている方は1足で満足せず、次々に買い込む傾向があるようで。つまりメーカー側とすれば一足目に客を”ハメ”てしまえば長期間商売できる。スタンダードなモデルをモデルチェンジなしに作り続けて低価格にし、入門用と位置付ける。これで滑る楽しさを覚えさせてから、新技術を取り入れた高額スケートを買ってもらう・・・これって案外おいしい商売な気がしてきたぞ。

  激安インラインがダメ、と言っているわけではありません。ただメーカーには目先の利益にとらわれた安直な製品でお茶を濁すのではなく、末永くスケーターを惑わせる製品を出して欲しいんですよ。