今度は、加賀市大聖寺にある観光文化施設「蘇梁館」から、老朽化した襖(ふすま)の引き手を3Dプリンタで復元して欲しいとのご依頼がありました。取り組んでくれたのは電子機械科1年生の2人で、2年生で学習する3D-CADを利用して製作しました。
形状の分析→2次元CAD→3次元CAD→CAM→3Dプリンタによる造形と作業を進めました。初めて操作を体験した生徒は、授業の先取り学習として腕を磨くことができると同時に、今後のものづくり活動の可能性が広げることができました。
このように使用目的が明確なものづくり教材は、学習意欲が高まり技術が早く身に付きます。これからも実践的な課題を解決しながら技術向上ができると良いと考えています。
後日、蘇梁館を訪問しサイズとデザインの確認しましたが、違和感なくマッチしていました。皆さんも蘇梁館を訪れて3Dプリンタで作られた2つの引き手を探してみてください。(右端の写真がヒントです。)なお、入館料は無料です。