大聖寺実業高校 学校日記

石川県立大聖寺実業高等学校の学校行事や学習活動等についてお伝えしています。

中谷宇吉郎の随筆・『立春の卵』

2016年02月04日 | 学習活動

2月4日は、今年の「立春」。そこで、本日は、地元加賀市片山津出身で

雪の博士として御馴染みの物理学者・中谷宇吉郎の随筆『立春の卵』

ついてご紹介します。記事は、情報ビジネス科課題研究グループのブログ

実高ふれ愛隊日記(2013年2月2日付)から転載しました

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立春」は「冬至」と「春分」のちょうど中間で、あったかい地方では梅も咲き始めます。

先日、「中谷宇吉郎・雪の科学館」の指定管理を受託しているNPO法人

「 I Love 加賀ネット」の理事長・川口泰之さんからお電話をいただきました。

「ブログ拝見してますよ。頑張ってますね。実高ふれ愛隊の6人は、中谷宇吉郎

立春の卵』のこと知ってますか?」とおっしゃって、立春の卵』のことを

教えて下さいました。

「昭和22年2月6日の朝日本の新聞各紙は、日本や中国だけでなく、アメリカや

イギリスでも、立春の日に卵が立つ』という中国の故事の再現実験が行われ成功したと、

写真つきで報道し、日本中が立春の卵』の話題で大騒ぎになりました。

ところが、その記事を読んだ中谷宇吉郎は、朝食後すぐに実験を開始し、

卵が立つのは「立春の神秘」などではなく、いつでもどこでも「物理的に可能」なこと

(=接点が3つあれば立つ)を実証したのです。

ですから中谷宇吉郎割らなくても立つことを証明し、コロンブスの以来の

人類の常識をくつがえしたともいえます。そのことが立春の卵』という随筆を読むと

よ~くわかりますよ。」そして「もうすぐ立春です。実高生のみなさんも学校で卵立て

やってみるとおもしろいですよ!実験の結果を教えてください!」とアドバイスを

いただきました。

そこで、わたしたちは先生にもご協力いただき、地歴・公民科の授業で郷土学習として、

中谷宇吉郎を知ろう!立春の卵』・卵立て大実験」を行いました。

上の写真は、情報ビジネス科2年の実験の様子です。

はちゃんと立ちました!「やった~!」開始30秒でまず1個目が、そして10分も

たたないうちに、つぎつぎと7回もが立ちました。

あせらず、ひたすら、「は立つんだ!」という信念を持って、集中して続けると、

意外とかんたんには立ちましたよ。みなさんも、チャレンジしてみてください! 


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