今日は、加賀市橋立町に伝わるおはなしをご紹介させていただきます。
本校情報ビジネス科の課題研究グループ「実高ふれ愛隊」が
2年前にまとめた記事を転載させていただきました。
「お夏ガン洞」という悲しいおはなしです。
『お夏ガン洞』
その昔、病気の母を抱えて、海女で生計を支えていたお夏という娘がいました。
ある日、お夏はさざえを九十九まで採ったので、区切りのよい百にするために
何度となく潜りましたが、どうしても、あと一つが採れません。
陽も傾き焦ったお夏は、「絶対に入ってはいけないよ」と言われていた巌洞の
中に潜っていきます。 そしてそれきり、お夏は浮かび上がってくることはなく、
いつしか人々は、この巌洞を「お夏のガン洞」と呼ぶようになりました。
海水浴シーズンももうそろそろ終わりになってしまいました。加佐ノ岬に近い
ジゲ浜には県外からの海水浴客の方がたくさんおいでたそうですよ。
加賀海岸の美しい海を楽しんでいただけたでしょうね!
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