Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

渡辺竜王対『Bonanza』の対局

2007-03-21 17:45:25 | 将棋
今日は、将棋界にとって注目の対局がありましたね。

そうです。渡辺 明 竜王コンピューターソフト『Bonanza』の対局です


体調も、いくらか良くなったので、思い切って、対局をネットで観戦する事に…。

やはり注目の対局とあって、アクセスが集中し、なかなかサーバーに繋がらない…
十数回試みて、やっとの事でアクセスできました

既に、30手程度進んだ局面から観戦開始
ちょうど序盤の駒組みの局面で、渡辺竜王が30手目に△1二香と上がって、戦形は相穴熊に…。
穴熊は、渡辺竜王の得意戦法。
これで、ほぼ勝てるのではないかと思いつつも、先手の『Bonanza』の穴熊の囲いは、金銀二枚ともに参加し、ある意味鉄壁。
でも、渡辺竜王なら、必ず攻略できると思いながら、モニターにかぶりついて観戦続行

中盤戦は、お互いに角を活用し、見所がありました。

でも、やっぱりさすがは渡辺竜王…64手目△8六同飛で、先手陣内への飛車の成り込みが叶い、これで、ペースを握った感じがしました
先手の『Bonanza』は、この代償が大きいかったのではないでしょうか。

その後、先手の『Bonanza』も69手目▲4七飛と回ったあたりは、見せ場を作ったように思います。
ですが、その直後の71手目の▲6四歩の突き捨てが、どうだったのでしょう?
後手穴熊陣からも遠いですし、この手が良かったのか…小生には、若干疑問に感じました。

その後の渡辺竜王の指し手は、素晴しいですね。

74手目の△4六香~△2六銀の切り込みから、2筋の歩の叩き、そして88手目の△1五金で、先手の飛車を討ち取ってからは、終始渡辺竜王が攻め切った感じがします。
96手目の△3九龍からの攻めは、その最たるものでしょうね。

先手の『Bonanza』も、コンピューターらしく最後まで頑張りましたが、渡辺竜王の112手目の△2七歩を見て投了。

注目の対局は、結局、渡辺竜王が勝ちました


途中、どう見ても後手の渡辺竜王が優勢なのに、『Bonanza』も、その他のコンピューターソフトも、「先手優勢」には、ビックリしました。
その辺の形勢判断に、若干甘さがあるのかもしれませんね。
(こういったソフト開発に携わる専門家の皆さんは、どうお感じなのでしょうか?興味があります。)

ですが、これで、さらにコンピューターソフトも磨きがかかるのではないでしょうか。
これからも、こういった対局が増えていくと思いますね。


棋士の先生方も、コンピューターソフトも、まだまだ進化していくのでしょうね

いずれにしても、とても楽しく観戦させていただきました。

渡辺竜王…本当にお疲れ様でした
また、良い将棋をファンに披露していただき、ありがとうございました
Comments (6)
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