11月になりました。もう、晩秋ですね。
10月1日以降、将棋界も下期に入りましたが、羽生王座が防衛&16連覇を達成し、16日から大阪府堺市を舞台に、昨年に引き続き、佐藤二冠が渡辺竜王に挑む竜王戦も開幕し、昨日まで2局指され、1勝1敗のタイとなっています。
早いもので5ヶ月が経つんですね…。
6月1日に船戸 陽子 女流二段のブログで既報の通り、故・高柳 敏夫 名誉九段の道場で、将棋を指していらっしゃった、将棋が大好きな俳優の石立 鉄男さんが、急逝されました。
心より、ご冥福をお祈りします。
9月から始めた、石立さんを追悼する意味で、石立さんがご出演なさっていた数多くのドラマのうち、小生自身が映像として所有していた『スチュワーデス物語』全22話を通してのご活躍の様子を、画像引用して2~3話/回のペースで、可能な限り石立さんの月命日にあたる毎月1日に紹介する、全10回を予定しているシリーズ。
昨日、竜王戦第2局の2日目が行われたため1日遅れましたが、今日は第3回目をお届けしたいと思います(以下、敬称略)。
また、大変古い画像ですので、若干お見苦しい点はご容赦ください。
【画像引用】
TBS系列 大映テレビ製作ドラマ 『スチュワーデス物語』 第5話~第7話
【ストーリー】
●第5話『先生と二人だけの旅』
救難訓練に入った訓練生・松本 千秋(堀 ちえみ)は、村沢 浩(風間 杜夫)が担当教官ではなく、特殊訓練のため専門教官が担当することを知る。
これまで村沢の激励や特訓でここまでの訓練を乗り切ってきた千秋だけに、さすがに自信をなくし、落胆する。
村沢が担当でないとファイトが湧かない千秋は、訓練態度が消極的で、救難訓練担当の岩崎教官(中島 久之)にも咎められる。
その報告を受けた村沢は、モックアップに千秋を呼び出して叱り、「スチュワーデスになれなかったら死ぬというのは嘘だ。大嘘つきだ。」と罵る。
その罵倒に怒りを覚えた千秋は、村沢に「殴る」と言い出し、思い切り村沢の頬を殴る。
そんな千秋を「いざとなったら、教官の俺を殴ることができるほどの度胸があるじゃないか。それを訓練にぶつけろ。」と激励する。
千秋を激励した後、訓練課長の柿野 竜太(石立 鉄男)がやってきて、村沢にフランスへの慣熟飛行(訓練教官がクルーの業務を忘れないための一時的な現場復帰)を命じる。そこには、新道 真理子(片平 なぎさ)がいることも告げられ、千秋と真理子との関係の交通整理も同時に命じる。
村沢が慣熟飛行により不在であることを柿野から知らされた千秋は、ショックを受ける。
そんな千秋を「スチュワーデスになるために、一生懸命訓練を受けろ」と、柿野は励ますが、ショックは拭えない。
落胆した千秋を、石田 信子(高樹 澪)をはじめとした478期の訓練生達は励ますが、千秋は落胆のどん底に沈む。
訓練センターが整備に入ることで、授業が暫くないことを良いことに、仲間の木下 さやか(山咲 千里)が、実家の蕎麦屋で働く小堀 庄介(田山 涼成)から借金し飛行機代を工面して、村沢が慣熟飛行で搭乗するフランス行きのジャンボに、千秋を乗せてしまう。
仲間の無茶な行動を知った同期の池田 兼子(春 やすこ)と落合 克美(松岡 ふたみ)は、柿野に告げ口する。
柿野は千秋をジャンボから引きずり降ろそうと試みるが、フランス行きのジャンボが離陸する時間と重なり、愕然…。
●第6話『先生が離れて行く』
村沢がパーサーとして慣熟飛行業務中のジャンボに乗り込んだ千秋は、隣席の南 洋子(中島 唱子)が、自身の恋人を留学先の女子学生に奪われたショックから、機内で自殺を試みようとしていることを知る。
洋子が自身と重なって見える千秋は、他人事ではなさそうにアドバイスし、自殺を食い止めようと説得する。機内は騒然となるが、幸い、事なきを得る。
しかし、この騒動がきっかけで、村沢は千秋が同じジャンボに搭乗していることを知ることになる。
日本では、柿野が村沢が宿泊するフランスのホテルへ電話を入れ、千秋をすぐに日本に返すようにと説得する。村沢も同意する。
フランスに到着した千秋から、村沢は同じジャンボに乗った理由を聞き出す。無茶な行動で呆れるが、せっかくだからと、千秋をフランス・パリを案内することにした。
しかし、村沢と出合った真理子は、村沢と千秋を遠ざけようと、南フランスのエクス・アン・プロヴァンスへ村沢と二人で出かけることを提案する。
千秋は、宿泊先のホテルから村沢の待つ場所へ向かうその時に、コンシェルジュから村沢が残したそのメモを渡され、路頭に迷う。
一方日本では、柿野が一人晩酌をしていた店へ訓練生達が押しかけ、千秋の恋心を理解して欲しいと詰め寄るが、柿野はとにかく訓練生の本分をわきまえ、勉学に励むようにと、気合満点で一蹴する。
フランスでは、千秋が路頭に迷う間に、ジャンボで隣席となった洋子と偶然に再会する。洋子は、千秋の助言通りに行動した結果、自身の恋人の奪還に成功。一方の千秋は、村沢がどんどん離れていくことへの失望感に駆られる。今度は洋子が千秋を励まし、千秋は洋子の迫力に圧倒され、エクス・アン・プロヴァンスの街へ村沢のメモを頼りに単独で向かうことを決意する。
何とかエクス・アン・プロヴァンスの街へ到着し、村沢とも合流できた千秋は、言い争いから真理子の両手が『義手』であったことを知り、血の気が引く。
この瞬間が、直接的な真理子の千秋への「宣戦布告」である。
すっかり腰が抜けてしまった千秋は、村沢から、交際中にスキーに興じていた時に偶然激しく衝突し、自身のエッジで天才ピアニストだった真理子の両手を、複雑骨折により奪ってしまった事実を教示される。そのために真理子に縛られている村沢の境遇の厳しさと、それを甘受している村沢への愛との間で、千秋の気持ちは複雑になる。
だが、教官と訓練生である残り3ヶ月間に限り、村沢は、千秋が自分を「男性」として愛することを許す。その3ヶ月を「楽しい思い出」とするために、手を繋いで「デート」を楽しむ。
●第7話『卒業までの恋』
訓練センターを卒業するまでの3ヶ月間限定で、自身を愛することを村沢から許しを得た千秋は、訓練の合間に、束の間の「思いの丈」を村沢にぶつける。幸せそうだなぁ~。
そんな様子を見ていた柿野は、村沢との関係を問いただすと同時に、改めて千秋に訓練に打ち込むようにと諭す。
一方、フランスから戻った千秋に、中島 友子(白石 まるみ)ら同期達は、村沢との関係の進展を問いただす。そこで、村沢と真理子が別れられず、結婚する運命にあると同時に、3ヶ月限定で村沢を愛することが許されていることを、千秋は打ち明ける。
ならば、これ幸いと、さやかは「真理子から奪ってしまえ」と助言する。
訓練生達は、毎日の訓練の厳しさからストレスが溜まり始めていた。そうとは知らず村沢は、千秋も含めた訓練生達を、なおも厳しく指導する。
特に千秋には、機内アナウンスの訓練で覇気がないことを激しく咎め、冷たく当たる。
そんな村沢の態度をつまらなく感じていた千秋は、毎月提出が課されているチャームカルテ(訓練生同士をお互いに評価し合うカルテのこと)に、村沢の悪口を書いて柿野に提出し、村沢の前でも命じられるままに自身のカルテを読み上げる。柿野は、前代未聞の千秋の行動を激しく叱責する。
しかし、このチャームカルテがきっかけで、ただ厳しく叱って鍛えるだけでは、20代前半から19歳の訓練生達のモチベーションを保てないことに村沢は気付かされて、改めて千秋の別の長所を見出す。柿野にも、万一千秋を訓練センターから追い出した場合には、自身も訓練教官を辞すると宣言する。
千秋のチャームカルテを「ラブレター」として受け止めた村沢は、担当する478期生達の私生活の面でも相談に乗ることを快諾する。
さやかや信子の恋愛問題についても理解を示しながらも、的確な助言をする。
千秋や村沢の態度を再考した柿野は、訓練生達のストレス解消に一役買うために、訓練生達とバスケットボールに興じることに…。
【補足】
以上は、第5話のエンディングテロップであるが、このドラマは大型海外ロケが多いことでも名高く、それを象徴する仕上がりである。なお、これでエンディングテロップの工夫という意味では、『最終回』となった。個人的には1枚目と4枚目が好きである。
【編集後記】
後々のストーリの展開の上で大事な場面が随所に登場し、石立さんもストーリの人間関係上重要なポジションにあったので、海外ロケが多い展開の割には登場シーンが多かったように思う。
訓練生を「鶴のマークのジャンボに乗せたい」という意気込みが感じられる展開で、迫力満点だった。実に若々しいのに…切ないですね。
【予告】
次回は、第8話と9話をご紹介します。エントリーは12月1日の予定です。
お楽しみに。
10月1日以降、将棋界も下期に入りましたが、羽生王座が防衛&16連覇を達成し、16日から大阪府堺市を舞台に、昨年に引き続き、佐藤二冠が渡辺竜王に挑む竜王戦も開幕し、昨日まで2局指され、1勝1敗のタイとなっています。
早いもので5ヶ月が経つんですね…。
6月1日に船戸 陽子 女流二段のブログで既報の通り、故・高柳 敏夫 名誉九段の道場で、将棋を指していらっしゃった、将棋が大好きな俳優の石立 鉄男さんが、急逝されました。
心より、ご冥福をお祈りします。
9月から始めた、石立さんを追悼する意味で、石立さんがご出演なさっていた数多くのドラマのうち、小生自身が映像として所有していた『スチュワーデス物語』全22話を通してのご活躍の様子を、画像引用して2~3話/回のペースで、可能な限り石立さんの月命日にあたる毎月1日に紹介する、全10回を予定しているシリーズ。
昨日、竜王戦第2局の2日目が行われたため1日遅れましたが、今日は第3回目をお届けしたいと思います(以下、敬称略)。
また、大変古い画像ですので、若干お見苦しい点はご容赦ください。
【画像引用】
TBS系列 大映テレビ製作ドラマ 『スチュワーデス物語』 第5話~第7話
【ストーリー】
●第5話『先生と二人だけの旅』
救難訓練に入った訓練生・松本 千秋(堀 ちえみ)は、村沢 浩(風間 杜夫)が担当教官ではなく、特殊訓練のため専門教官が担当することを知る。
これまで村沢の激励や特訓でここまでの訓練を乗り切ってきた千秋だけに、さすがに自信をなくし、落胆する。
村沢が担当でないとファイトが湧かない千秋は、訓練態度が消極的で、救難訓練担当の岩崎教官(中島 久之)にも咎められる。
その報告を受けた村沢は、モックアップに千秋を呼び出して叱り、「スチュワーデスになれなかったら死ぬというのは嘘だ。大嘘つきだ。」と罵る。
その罵倒に怒りを覚えた千秋は、村沢に「殴る」と言い出し、思い切り村沢の頬を殴る。
そんな千秋を「いざとなったら、教官の俺を殴ることができるほどの度胸があるじゃないか。それを訓練にぶつけろ。」と激励する。
千秋を激励した後、訓練課長の柿野 竜太(石立 鉄男)がやってきて、村沢にフランスへの慣熟飛行(訓練教官がクルーの業務を忘れないための一時的な現場復帰)を命じる。そこには、新道 真理子(片平 なぎさ)がいることも告げられ、千秋と真理子との関係の交通整理も同時に命じる。
村沢が慣熟飛行により不在であることを柿野から知らされた千秋は、ショックを受ける。
そんな千秋を「スチュワーデスになるために、一生懸命訓練を受けろ」と、柿野は励ますが、ショックは拭えない。
落胆した千秋を、石田 信子(高樹 澪)をはじめとした478期の訓練生達は励ますが、千秋は落胆のどん底に沈む。
訓練センターが整備に入ることで、授業が暫くないことを良いことに、仲間の木下 さやか(山咲 千里)が、実家の蕎麦屋で働く小堀 庄介(田山 涼成)から借金し飛行機代を工面して、村沢が慣熟飛行で搭乗するフランス行きのジャンボに、千秋を乗せてしまう。
仲間の無茶な行動を知った同期の池田 兼子(春 やすこ)と落合 克美(松岡 ふたみ)は、柿野に告げ口する。
柿野は千秋をジャンボから引きずり降ろそうと試みるが、フランス行きのジャンボが離陸する時間と重なり、愕然…。
●第6話『先生が離れて行く』
村沢がパーサーとして慣熟飛行業務中のジャンボに乗り込んだ千秋は、隣席の南 洋子(中島 唱子)が、自身の恋人を留学先の女子学生に奪われたショックから、機内で自殺を試みようとしていることを知る。
洋子が自身と重なって見える千秋は、他人事ではなさそうにアドバイスし、自殺を食い止めようと説得する。機内は騒然となるが、幸い、事なきを得る。
しかし、この騒動がきっかけで、村沢は千秋が同じジャンボに搭乗していることを知ることになる。
日本では、柿野が村沢が宿泊するフランスのホテルへ電話を入れ、千秋をすぐに日本に返すようにと説得する。村沢も同意する。
フランスに到着した千秋から、村沢は同じジャンボに乗った理由を聞き出す。無茶な行動で呆れるが、せっかくだからと、千秋をフランス・パリを案内することにした。
しかし、村沢と出合った真理子は、村沢と千秋を遠ざけようと、南フランスのエクス・アン・プロヴァンスへ村沢と二人で出かけることを提案する。
千秋は、宿泊先のホテルから村沢の待つ場所へ向かうその時に、コンシェルジュから村沢が残したそのメモを渡され、路頭に迷う。
一方日本では、柿野が一人晩酌をしていた店へ訓練生達が押しかけ、千秋の恋心を理解して欲しいと詰め寄るが、柿野はとにかく訓練生の本分をわきまえ、勉学に励むようにと、気合満点で一蹴する。
フランスでは、千秋が路頭に迷う間に、ジャンボで隣席となった洋子と偶然に再会する。洋子は、千秋の助言通りに行動した結果、自身の恋人の奪還に成功。一方の千秋は、村沢がどんどん離れていくことへの失望感に駆られる。今度は洋子が千秋を励まし、千秋は洋子の迫力に圧倒され、エクス・アン・プロヴァンスの街へ村沢のメモを頼りに単独で向かうことを決意する。
何とかエクス・アン・プロヴァンスの街へ到着し、村沢とも合流できた千秋は、言い争いから真理子の両手が『義手』であったことを知り、血の気が引く。
この瞬間が、直接的な真理子の千秋への「宣戦布告」である。
すっかり腰が抜けてしまった千秋は、村沢から、交際中にスキーに興じていた時に偶然激しく衝突し、自身のエッジで天才ピアニストだった真理子の両手を、複雑骨折により奪ってしまった事実を教示される。そのために真理子に縛られている村沢の境遇の厳しさと、それを甘受している村沢への愛との間で、千秋の気持ちは複雑になる。
だが、教官と訓練生である残り3ヶ月間に限り、村沢は、千秋が自分を「男性」として愛することを許す。その3ヶ月を「楽しい思い出」とするために、手を繋いで「デート」を楽しむ。
●第7話『卒業までの恋』
訓練センターを卒業するまでの3ヶ月間限定で、自身を愛することを村沢から許しを得た千秋は、訓練の合間に、束の間の「思いの丈」を村沢にぶつける。幸せそうだなぁ~。
そんな様子を見ていた柿野は、村沢との関係を問いただすと同時に、改めて千秋に訓練に打ち込むようにと諭す。
一方、フランスから戻った千秋に、中島 友子(白石 まるみ)ら同期達は、村沢との関係の進展を問いただす。そこで、村沢と真理子が別れられず、結婚する運命にあると同時に、3ヶ月限定で村沢を愛することが許されていることを、千秋は打ち明ける。
ならば、これ幸いと、さやかは「真理子から奪ってしまえ」と助言する。
訓練生達は、毎日の訓練の厳しさからストレスが溜まり始めていた。そうとは知らず村沢は、千秋も含めた訓練生達を、なおも厳しく指導する。
特に千秋には、機内アナウンスの訓練で覇気がないことを激しく咎め、冷たく当たる。
そんな村沢の態度をつまらなく感じていた千秋は、毎月提出が課されているチャームカルテ(訓練生同士をお互いに評価し合うカルテのこと)に、村沢の悪口を書いて柿野に提出し、村沢の前でも命じられるままに自身のカルテを読み上げる。柿野は、前代未聞の千秋の行動を激しく叱責する。
しかし、このチャームカルテがきっかけで、ただ厳しく叱って鍛えるだけでは、20代前半から19歳の訓練生達のモチベーションを保てないことに村沢は気付かされて、改めて千秋の別の長所を見出す。柿野にも、万一千秋を訓練センターから追い出した場合には、自身も訓練教官を辞すると宣言する。
千秋のチャームカルテを「ラブレター」として受け止めた村沢は、担当する478期生達の私生活の面でも相談に乗ることを快諾する。
さやかや信子の恋愛問題についても理解を示しながらも、的確な助言をする。
千秋や村沢の態度を再考した柿野は、訓練生達のストレス解消に一役買うために、訓練生達とバスケットボールに興じることに…。
【補足】
以上は、第5話のエンディングテロップであるが、このドラマは大型海外ロケが多いことでも名高く、それを象徴する仕上がりである。なお、これでエンディングテロップの工夫という意味では、『最終回』となった。個人的には1枚目と4枚目が好きである。
【編集後記】
後々のストーリの展開の上で大事な場面が随所に登場し、石立さんもストーリの人間関係上重要なポジションにあったので、海外ロケが多い展開の割には登場シーンが多かったように思う。
訓練生を「鶴のマークのジャンボに乗せたい」という意気込みが感じられる展開で、迫力満点だった。実に若々しいのに…切ないですね。
【予告】
次回は、第8話と9話をご紹介します。エントリーは12月1日の予定です。
お楽しみに。