先月16日に開幕した『第20期 竜王戦』。
拙ブログ設立のきっかけを築いてくださった、若きタイトルホルダーの渡辺 明 竜王が、佐藤 康光 二冠(棋聖・棋王)の挑戦を受ける、『第20期 七番勝負 第3局』が、北海道札幌市を舞台に、今日から始まりました。
『第20期 竜王戦』 公式サイトは、本当にいつ見ても迫力を感じさせますね。
トップページを開けるたびに、一瞬ドキっとしますよ~。
昨年の第3局は…渡辺竜王ご自身も、きっと忘れられないであろう『ゴッドハンド』から放たれた、「世紀の大発見手」である△7九角…。
もう、これに尽きますよね…。
2連敗からの苦しい流れを、あの△7九角から手繰り寄せて、フルセットの末に3連覇を達成しています。
あの衝撃的かつ劇的な手が放たれてから1年が経ち、今期の第3局が今日からとは…「光陰矢のごとし」とは良くできた言葉だと思います。
さて、今季の第3局は、どんな戦いになるのでしょうか。
今年は、渡辺竜王が開幕の第1局を制して先勝しています。
ところが、31日と1日に行われた第2局では、急転直下の逆転を食らって、結局形上は『五番勝負』の『第1局』の様相を呈しています。
その意味では、中盤のターニングポイントにもなるやもしれぬ、大事な一局かもしれません。
さて、この今期の第3局ですが、戦型は、小生が父と指すと、父が先手番となると必ずといっていいほど仕掛けてくる「相掛かり」からの、「ひねり飛車」ですね。
ですが、小生がファンになってからは、そんなに見たことがないように記憶しています。
後手番の渡辺竜王が、先手番の佐藤二冠の「相掛かりにしませんか」という初手に対し、「受けてたった」格好に見えますが、実際はどんな心理状況だったのでしょうか。
本局を終えて、ご自身のブログで、本局の戦型に対して、元々構想にあったのか、そうではなく、成り行きでこうなったのか…語ってくださることを期待して、待ちたいと思いますね。
本局は、ほぼ第2局と同じでゆったりしていて、いかにも2日制を思わせる進行ですよね。全体でも42手進行して、指し掛けとなっています。
後手の渡辺竜王が、解説によれば「手堅く」△7二金と上がって、先手の佐藤二冠が43手目を封じました。
中継ブログの解説には4手ほど候補手はありましたが、小生は2手しか読めませんでしたね。
いずれも、手堅く自然な手でしょうけれど、▲4六歩か、▲3九玉でした。
その中の第一感は、▲3九玉でしたね。
「ひねり飛車」で、戦場は当分7,8筋ではないかと思いますので、そこから玉を離しておいてから戦いたいと佐藤二冠が考えていれば、この手かな…と。
▲4六歩も、この局面で穏やかに指すなら、この手くらいかな…と考えて思い浮かんだ手でした。
ただ、「売られた喧嘩は買う」し、「売った喧嘩も買って欲しい」という、どちらかというと強い棋風の佐藤二冠ですから、強気の手が飛び出すとしたら…解説にある▲9七角ですとか、飛車を8筋に合わせる格好の▲8六飛等も、確かに考えられそうです。
ですが、第一感としては、すぐの開戦という雰囲気ではないですから、穏やかに指すのでは…と思っていますが…どうでしょう。
(なにしろ、入門者の読みなので…ご勘弁ください。)
封じ手…当たるでしょうか。
本局は、明日の夜には勝敗が決します。
いずれにしても2日目の戦いが楽しみです。
拙ブログ設立のきっかけを築いてくださった、若きタイトルホルダーの渡辺 明 竜王が、佐藤 康光 二冠(棋聖・棋王)の挑戦を受ける、『第20期 七番勝負 第3局』が、北海道札幌市を舞台に、今日から始まりました。
『第20期 竜王戦』 公式サイトは、本当にいつ見ても迫力を感じさせますね。
トップページを開けるたびに、一瞬ドキっとしますよ~。
昨年の第3局は…渡辺竜王ご自身も、きっと忘れられないであろう『ゴッドハンド』から放たれた、「世紀の大発見手」である△7九角…。
もう、これに尽きますよね…。
2連敗からの苦しい流れを、あの△7九角から手繰り寄せて、フルセットの末に3連覇を達成しています。
あの衝撃的かつ劇的な手が放たれてから1年が経ち、今期の第3局が今日からとは…「光陰矢のごとし」とは良くできた言葉だと思います。
さて、今季の第3局は、どんな戦いになるのでしょうか。
今年は、渡辺竜王が開幕の第1局を制して先勝しています。
ところが、31日と1日に行われた第2局では、急転直下の逆転を食らって、結局形上は『五番勝負』の『第1局』の様相を呈しています。
その意味では、中盤のターニングポイントにもなるやもしれぬ、大事な一局かもしれません。
さて、この今期の第3局ですが、戦型は、小生が父と指すと、父が先手番となると必ずといっていいほど仕掛けてくる「相掛かり」からの、「ひねり飛車」ですね。
ですが、小生がファンになってからは、そんなに見たことがないように記憶しています。
後手番の渡辺竜王が、先手番の佐藤二冠の「相掛かりにしませんか」という初手に対し、「受けてたった」格好に見えますが、実際はどんな心理状況だったのでしょうか。
本局を終えて、ご自身のブログで、本局の戦型に対して、元々構想にあったのか、そうではなく、成り行きでこうなったのか…語ってくださることを期待して、待ちたいと思いますね。
本局は、ほぼ第2局と同じでゆったりしていて、いかにも2日制を思わせる進行ですよね。全体でも42手進行して、指し掛けとなっています。
後手の渡辺竜王が、解説によれば「手堅く」△7二金と上がって、先手の佐藤二冠が43手目を封じました。
中継ブログの解説には4手ほど候補手はありましたが、小生は2手しか読めませんでしたね。
いずれも、手堅く自然な手でしょうけれど、▲4六歩か、▲3九玉でした。
その中の第一感は、▲3九玉でしたね。
「ひねり飛車」で、戦場は当分7,8筋ではないかと思いますので、そこから玉を離しておいてから戦いたいと佐藤二冠が考えていれば、この手かな…と。
▲4六歩も、この局面で穏やかに指すなら、この手くらいかな…と考えて思い浮かんだ手でした。
ただ、「売られた喧嘩は買う」し、「売った喧嘩も買って欲しい」という、どちらかというと強い棋風の佐藤二冠ですから、強気の手が飛び出すとしたら…解説にある▲9七角ですとか、飛車を8筋に合わせる格好の▲8六飛等も、確かに考えられそうです。
ですが、第一感としては、すぐの開戦という雰囲気ではないですから、穏やかに指すのでは…と思っていますが…どうでしょう。
(なにしろ、入門者の読みなので…ご勘弁ください。)
封じ手…当たるでしょうか。
本局は、明日の夜には勝敗が決します。
いずれにしても2日目の戦いが楽しみです。