2019年の記録
中央アジアを代表する有名観光地となったレギスタンス広場
サマルカンドは、グリ・アミールからレギスタンス広場、ビビハニム・モスク、シャーヒズィンダ廟群と観光地が数珠つなぎになっている。
サマルカンドは、タシケントに次ぐウズベキスタン第二の都市であるとともにウズベキスタン最大の観光都市でもある。ウズベキスタンがインバウンドに力を入れ始めたとはいっても、外国人観光客が大挙して押し寄せている訳ではないので、国内観光客が圧倒手的に多い。
ウズベキスタンの観光地の多くは、歴史的イスラム建築だ。イスラム建築というと、モスクを連想する人も多いし、僕も、そうだった。しかし、モスクは、観光名所である以前にリアルな祈りの場であり、観光名所になっているモスクは意外にも少ない。観光名所の多くは、メドレセ(神学校)やグリ(廟)である。
グリ・アミール(アミール・ティムール廟)は、その名の通りティムール帝国支配者一族の霊廟。内壁の装飾には、多くの金が使われている。日本の金箔のように金を極薄に延ばす技術がなく、見た目以上の金が多く使われているのだと思う。
通訳のアジさん、彼は半年以内に結婚すると言っていて、実際に結婚した。僕は結婚式に招待されていたが、仕事があって参列できなかった。(残念!) 結婚後、奥さんを連れて日本に留学することになっていたが、まさか、まさかのコロナ禍で、留学を無期延期することになってしまった。
3つのメドレセに囲まれたレギスタンス広場は、ウズベキスタン観光の目玉。僕には、建築物の歴史的な真の価値を理解できないが、1度は見るに値するイスラム建築だと思う。僕の駄文を読むよりも青を基調にした美しい文様を見て欲しい。
上段からシェルドル・メドレセ、ティラカリ・メドレセ、ウルグベク・メドレセ。シェルドル・メドレセには、
ブハラのナディール・ディヴァンベキ・メドレセと同様にイスラム教のタブーである偶像(虎に見えるライオンの背に人面を帯びた日輪)が描かれている。言うまでもなく、支配者が自分の権力を誇示しようとしたためだ。古今東西、人間は愚かな生物なのである。
青の都・サマルカンドの由来となった青を基調にしたイスラム文様をご堪能いただましたでしょうか?
半屋外のおしゃれなレストラン。美味しそうなトマト、と書きたいところだが、僕はトマトはじめ生の瓜類の青臭さが苦手で、食べられない。サソリはもちろん虫類(アリ、カイコ、カナブン・・・・)でも平気で食べるのに・・・・・。好物のポロは、羊肉ではなく牛肉のようだ。
旅は続く