Being on the Road ~僕たちは旅の中で生きている~

日常の中にも旅があり、旅の中にも日常がある。僕たちは、いつも旅の途上。

人民中国の残像/上海蓮花路

2022-12-29 21:42:05 | 旅行

2005年の記録

瀋陽から上海に戻り、溜まっていた仕事を熟すために1週間ほど滞在した時の記録。

 

 

2005年頃の上海郊外のありきたりの風景。ありきたりすぎで、住人は記録に残さない。だからこそ旅人である僕が記録する価値があると、勝手に思っている。

 

 

蓮花路のある閔行区は、以前に紹介した上海虹口足球場站界隈のある旧市街の南側に広がる郊外地域である。今でこそ、地鉄蓮花路駅には、ららぽーとが開業しているが、当時は、ショッピングビル・南方商城の周囲には、個人経営の商店街や倉庫が拡がっていた。

 

 

工場や倉庫の労働者に食事を提供する商店があり、背後には、彼らの仮住まい住宅がある。

 

 

冬になると果物屋にサトウキビが並ぶ。竹竿のように立っているのがサトウキビである。1本1~2元、30センチほどに切られ皮を剥いてくれる。あとはかじって、甘い砂糖液を吸う。

蘭州牛肉面もポピュラー、どこに行っても食べられる安価なラーメンである。そして、中国の店舗は、夜中に客が来るのか?って思われるところでも、24時間営業店が多い。

 

 

ポスターは、時代の象徴だと思う。中国のポスターは、強烈なものも多いが、今回の掲載は、どれもおとなしめ。

 

 

【メモ】

今回のメモは、僕の憶測である、8割引きで読んで欲しい。

中国でゼロコロナ政策を解除した途端にコロナ感染爆発である。ちょっとおかしくないか?

コロナの新規感染者数をコントロールすることはできないが、新規感染者の発表数をコントロールすることはできる。ゼロコロナ政策を解除しなくても、感染爆発は起こったのではないだろうか?ゼロコロナ政策真っ最中に感染爆発すれば、政府の面目もあったものじゃない。基本的に何も変わっていない日本も感染が急拡大していることを勘案すれば、中国の感染爆発は、ゼロコロナ政策の解除が理由ではなく、季節性と中国製ワクチンの有効性の問題じゃないだろうか。人民の抗議行動で、政府が方針転換したことは、中国共産党の威信に関わることだが、ゼロコロナ政策下の感染爆発よりまし、といった判断をしたのではないだろうか。そもそも、以前のメモに書いた通り、中国の国力の源泉は経済力だ。これ以上のゼロコロナ政策継続は、経済停滞、国力低下となる。政府自身、ゼロコロナ政策を終了したかったのではないだろうか。

憶測で語るべきではないが、このように考えると、すべての辻褄があってしまう。

 

 

旅は続く