「生協だれでも9条ネットワーク」

日本国憲法と平和主義、民主主義を守る活動を進める生協関係者のネットワークのブログです

【参加報告】「戦争法廃止、憲法改悪は許さない、8・19国会議員会館前集会」(寄稿その1)

2016-09-04 23:59:46 | 参加報告


<管理人より>
 「戦争法廃止、憲法改悪は許さない、8・19国会議員会館前集会」に参加した数人のメンバーからご寄稿いただきました。遅くなりましたが、連続で記事アップさせていただきます。

【参加報告】「戦争法廃止、憲法改悪は許さない、8・19国会議員会館前集会」(寄稿その1)

<東京カズちゃんさん>
 8/19夜は、昨年9/19の安保法強行を忘れないための国会周辺19日総がかり行動の集会へ参加して来た!
 盛夏ということもあり、参加者は少なめだったが、主催者発表で3千人が集まった。うちの職場からは現役が5人、そしてOB10名近くが参加した。野党3党からの今後の取り組みの発言等を聞き、引き続き、安保法廃止、憲法改悪反対等の運動を諦めずにやっていくことを確認した
 小雨は降ったが、先月のようなどしゃ降りにならなかったのはよかった!


 
<M.Mさん(生協労連の旗の下にいたとのことです)>
 改憲派が2/3以上?7月の参院選を終えた直後から、新聞・テレビなどを通して、各マスコミが世論を操る。本当にこのまま改憲していいの?それがみんなの想い?
 6月には国民投票で、EU離脱を僅差で決めたイギリス。34歳以下の世代では、残留派の方が圧倒的に多いと聞く。国の未来を決めるのは選挙権を行使する成人達による選挙だ。しかし、残りの余生を年金暮らしで送る人達に、自国の行く先を決められるなんて、ナンセンス。日本の保守派の人だって、決してアベノミクスを指示してはいない。保守を打ち破るほど、強いリーダーシップを持つ魅力的な政治家がいないだけ。特に日本人は、2/3の改憲派に属することに、安心感を持つ国民性。多数派が正しいと誤認識する。マスコミが主導権を握る日本の行く先に不安を覚えた。
 イギリス議会は、議会制民主主義の歴史そのもの。今から700年前のノルマンディー公ウイリアム時代のキュリア・レジス(12世紀の貴族会議)に端を発する。12世紀というと日本では鎌倉幕府の時代であり、そんな昔からイギリスでは様々な問題を議会で議論してきた。その名残が、イギリスの政治制度に様々な形で残っている。その歴史の過程で三権分立制や複数政党制、二院制議会(両院制)などと言った仕組みが生み出され、それが今日の世界中に広まっているのだから、イギリス議会の歴史は人類の貴重な財産であると言える。そのようなイギリスでも、残留支持派の若い世代は、実際の投票には結びつかないそう。
 果たして日本はどうか?毎月19日行動に参加しているのは、団塊の世代か、それ以上の戦争を経験した世代の人々。その人達の平和に対する想いは、戦争を知らない私達世代の比ではない。改憲を考え直させるには、徴兵制の導入が必要だという声もある。すべての人が戦争に駆り出されたら、きっと反対する人もでてくるだろう。しかし、格差社会の下層に位置づけられた非正規労働者は、仕事にありつけて良かったねと、戦争に行くことを生きていくための仕事として選択する時代が来るかもしれない。日清戦争では13,800人、日露戦争では115,600人、第一次世界大戦では300人、第二次世界大戦では、軍人と民間人合わせて310万人とも言われる尊い命の犠牲の上にようやく訪れた平和。
 ある19日、一国民として、平和を危惧する声に耳を傾けてみた。・・・

※写真は2点とも東京カズちゃんさんの撮影分です。