「生協だれでも9条ネットワーク」

日本国憲法と平和主義、民主主義を守る活動を進める生協関係者のネットワークのブログです

【情報提供】2016/9/19「生協だれでも9条ネットワーク」世話人会報告

2016-09-19 23:59:26 | 「生協だれでも9条ネットワーク」とは
<管理人より>
 「生協だれでも9条ネットワーク」の世話人会が、「9.19国会正門前行動」の終了後に開催されました。これまでの活動の振り返りと今後の予定について、以下のように確認されましたのでご報告いたします。

【2016/9/19「生協だれでも9条ネットワーク」世話人会報告】

 「生協だれでも9条ネットワーク」は2014年の秋、集団的自衛権の容認・解釈改憲はじめ原発再稼働、沖縄辺野古基地移転などをめぐる安倍政権の暴走に抗議するため中央集会などに参加していた日本生協連のOB・OGと現役有志によって立ち上げました。「9条の会」など諸中央組織の呼びかける行動に一緒に参加しようとメールなどで誘い合うネットワークとして発足し、2015年春から日本生協連友の会、東京都生協連友の会、大学生協友の会の協力を得てネットワークの仲間を増やしてきました。
 2015年9月19日の安保法制(戦争法)強行採決を受け、10月10日にネットワークのつどいを持ちました。その場で「申し合わせ」を確認し、世話人会(17人)を発足させました。その後は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の提唱する毎月19日の国会周辺集会をはじめ、毎月3日の「アベ政治を許さない!」の意思表示行動、シールズや学者の会やママの会などが提唱する街頭行動、5月3日の有明防災公園での大集会など、昨年10月から今年9月までに30回ほどの集会やデモ行進に何らかのかたちで参加しました。これらの活動へのネットワークメンバー参加者は把握分だけでも430人以上となっています。
 そして、世話人からの提案を受けて2015年10月に「生協だれでも9条ネットワーク」ブログを開設しました。このブログの来訪者数はすでに1万5千件を超えています。

 また、世話人の齋藤嘉璋さんが2016年4月にブックレット「生協の歴史から戦争と平和を学ぶ」を発行しました。私たちのネットワークでも学習会を持ちましたが、各地の生協でも学習会などがもたれ頒布数は6000部を超え、秋には北海道や九州でも学習会が予定されているそうです。

 憲法違反の「安保法制」が強行採決されて一年となります。この間、2016年7月に参議院選挙、都知事選挙が行われ、「生協だれでも9条ネットワーク」メンバーは様々な形で選挙に関わりました。参議院選挙・東京都知事選挙を終え、参議院一人区では市民と野党の共同候補11名が勝利するなど「市民と野党の共闘」は着実な成果を残しました。一方、国政の場は自公+αの改憲勢力が2/3以上の多数を占めました。現在、安倍政権は「自民党の憲法改正草案」を基に、憲法審査会や様々な手段を駆使して「改憲」への動きを強めています。深刻な内戦状態が続く南スーダンに派遣される自衛隊の国連平和維持活動(PKO)では「駆けつけ警護」の新任務が想定されています。この法制による海外での自衛隊による戦闘行為が現実化されようとしています。

 生協関係者ならだれでもが参加可能な「生協だれでも9条ネットワーク」の緩やかな組織形態とネーミングは、まさに時宜にかなったものでした。しかし、衆参両院で改憲勢力が2/3以上を占め、「市民と野党の共闘」は憲法改正の国民投票も射程に入れた長期戦を準備する必要があります。粘り強く、立憲主義と憲法の三原則(国民主権、戦争放棄、基本的人権の尊重)を守る活動を継続していきます。そのために以下、世話人会の運営と運営体制について提案します。

今後の生協だれでも9条ネットワークの運営体制について
 世話人体制は、現状の17名を維持します。その上で、今後の行動提起、広報活動をスムーズに行うために世話人会の事務局機能を強化します。藤原以下の8人を事務局メンバーをとして「生協だれでも9条ネットワーク」のつどい、定例の世話人会の準備や緊急対応等を担い、定例の世話人会で報告、承認を行います。
 事務局体制確立に向けて、事務費のことなど今後、財政問題の検討が必要ですが、当面は交流会・学習会の企画は主に参加費等で事務実費は基本的にメンバーのカンパ等で賄うこととします。

ブログの運営について
 「goo ブログ」の無料サービスで名称「生協だれでも9条ネットワーク」を立ち上げて運営しています。引き続きブログ管理人を中心に内容の充実を図り当ネットワークのツールとして強化していきます。→こちら

生協だれでも9条ネットワークとして今後取り上げたいこと
 参加実績がある中央諸組織の行動提起(特に毎月19日などの定例的な取り組みへ)の参加を呼びかけます。
他団体の行動提起から世話人会(事務局会議)で選び、当ネットワークメンバーに自主的参加を呼びかけます。
憲法とその平和主義、民主主義を守る活動を継続、強化する活動を強めるために、「生協の平和活動の歴史」や「生協各地の平和をめぐるたたかい」などについての学習を呼びかけます。
 そして、参加を呼びかけた行動について、参加報告や参加者からの感想等を取りまとめ、当ネットワークブログへの掲載やメンバーへのメール配信などで共有化できるようにします。

「生協だれでも9条ネットワーク」世話人会(2016年9月19日)

(追記:事務局の藤原一也さんのFacebook記事より「9.19国会正門前行動」の簡単報告)
本日の行動には2万3千人が参加しました。違憲の戦争法は一年経っても「違憲」のままです。これを市民と野党の共闘の力で変えましょう。私たち「生協だれでも9条ネットワーク」は「生協九条の会・埼玉」とともに25人以上が参加しました。(写真も藤原さん撮影分)