<K.Mより>
11/18の元自衛官の泥憲和さんの講演会の参加報告です。「戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める渋谷市民連合」の構成団体でもある代々木法律総合事務所から日生協労組書記局へ参加要請があり、書記局のM.Mさんと2人で参加してきました。参加者は210名とのことでした。
【参加報告】11/18南スーダン「安倍政権は自衛隊を帰国させよ!」元自衛官 泥憲和さんの講演会(その1)
【伊藤塾塾長の伊藤真さんの特別ゲストあいさつ】
冒頭に伊藤塾塾長の伊藤真さんから特別ゲストとしてまとまったご挨拶がありました。渋谷区民ということで、「渋谷市民連合」に参加されたということです。冒頭の写真が伊藤真さん。
日本国憲法の柱として個人の尊重があるが、人間の尊厳を守るということ。それは人を道具にしないということで、自衛官を政治家の道具にしないことにつながっている。安倍は軍事を弄び自衛官の命を弄ぼうとしている。安保法制はまるまる憲法違反だが、廃止させるには選挙を通じて実現する必要がある。また、司法のルートでも闘っていく。今現在、全国で11カ所、東京の女性たちを加えると12の提訴がされ、来春までに20弱の提訴が見込まれ、全ての都道府県で提訴することをめざしている。
裁判の目的は、(1)法律ができたことによって精神的苦痛を受けたことに対する国家賠償請求をすること。戦争体験者は実際にPTSD的な苦しみを味あわされており、具体的な救済を求める。
(2)憲法破壊をとめること。憲法の価値を司法を通じて守る。政治に追随する裁判所、裁判官はいらない。
(3)市民運動との連携、後押しを図る。世論調査で安保法制への反対は昨年2015年には過半数だったのに、今年には28%に後退している。自民党は国民の忘却力は大きいとタカをくくっている。自分に関係ないと思っている人が多い。勉強している人ほど「選挙に行っても何も変わらない」と言う人が多いが、まるで違う。じわじわ悪くなる。若い人にはスポーツでも何もしなければコンディションを維持するのは難しいと説明するとわかってくれる。現状維持は難しく、何もしなければ声を上げ続けなければますます悪くなるということをわかってくれる人を増やして行かなくてはならない。そして、そのことが違憲判決を出してくれるような裁判官を孤立させないで支える力になる。ネットなどでも相当な個人攻撃も受けるのが実態。
そのためにも「渋谷市民連合」のような活動が大事で、全国各地で広がっていかないといけない。頑張りましょう。
泥さんの講演の後、「渋谷市民連合」に参加されたという渋谷区にある日本山妙法寺のお寺の住職さんからもご挨拶がありました(以下の写真)。共同行動の輪が広がっていることに励まされます。
泥さんの講演概要→その2へ
「渋谷市民連合」のFacebookの報告記事はこちら