<管理人より>
引き続き、「安倍政権の暴走止めよう!自衛隊は戦地に行くな!11・19国会議員会館前行動」の参加報告の寄稿のご紹介です。
(寄稿その1)はこちら
【参加報告】「安倍政権の暴走止めよう!自衛隊は戦地に行くな!11・19国会議員会館前行動」(寄稿その2)
<藤原一也さんより>
安倍政権は南スーダンでのPKO(国連平和維持活動)に派遣する陸上自衛隊に「駆けつけ警護」の新任務を付与することなど盛り込んだ実施計画を11月15日に閣議決定しました。
私は憲法違反の安保法制に基づく駆けつけ警護は、戦後70余年に渡って殺し殺されなかった平和憲法の実績をないがしろにし、憲法9条が自民党安倍政権によって破壊されてしまうとの疑念を持っています。
2016年11月19日は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の呼びかけに応えて、生協だれでも9条ネットワークの皆さん、生協九条の会・埼玉の皆さんとともに、「安倍政権の暴走止めよう!自衛隊は戦地へ行くな!11.19国会議員会館前行動」に参加しました。
この集会には議員会館周辺に全体で3,800人が結集し、私たちは「健康・教育・環境ネパール(HEENEP)のウッタム夫妻を加えて17人が参加しました。ウッタム夫妻は私たちのネパールの教育支援活動の現地事務局を担っている方々です。(冒頭の写真はウッタム夫妻とともに撮影)
11月19日―20日実施した朝日新聞の全国世論調査によっても、「駆けつけ警護」の任務を与えたことに反対は56%、賛成は28%となっています。安倍政権の世論無視の強行姿勢はますます露骨になっています。
集会では「自衛隊員の命を捨石にするな」との趣旨の発言がありました。私も、遠くアフリカ大陸の南スーダンで、現状のまま自衛隊員が駆けつけ警護を行なう意義について全く理解できません。むしろ、安倍政権が憲法9条への楔を打ち込もうとしていると受け止めています。
集会では米国の退役軍人の方(2名)から「自らの戦場での経験への反省」と「日本の憲法9条の意義」が語られました。私はこの発言がリアルと感じました。そして、ついにここまで来たかとの思いに浸りました。
何としても憲法違反の安保法制を撤回させ、立憲主義を貫くとの主張を今後もねばり強く続けることを周囲の仲間と確認できたと思います。