バイアンプ その2

2022-04-23 11:30:39 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんにちは。

 

書いておきたいことを忘れないようにするため、連投です。

 

一度試した、ブリッジ接続ですが、再びやることは無いと考えています。

狙った効果がさほど得られないことが一番の原因です。

 

そのほかに、ブリッジ接続のデメリットにも目を向けています。

 

・ダンピングファクターが下がります。

 気づくまでには至りませんが、低音がだらだらする可能性があります。

 

・スピーカーの抵抗値に制約が出ます。

 指定では8オーム以上のスピーカーを使ってくれとありました。ブリッジにすると4オームになります。

 

近年はローインピーダンス(4オーム)のスピーカーが増えており、AV向けでは6オームのものが多いということもありまして、8オームの制限がありますと、スピーカー選択に制約が出てきます。

基本は8オーム以上のスピーカーを選ぶようにしていますけれど、6オーム、4オームのスピーカーを選びたいときもあります。

ブリッジ接続にすることで、スピーカー選択の幅が狭くなることは望んでいません。

 

チャネルセパレーションを求めるには、モノアンプが一番です。

現代のステレオアンプでは十分なS/N比、チャネルセパレーションがあり、敢えてモノアンプは必要ないとの記述も見たことがありますが、やはり比較すれば違いはあろうかと思います。

 

自分も欲しいのはモノアンプなのです。

ですが手ごろなのがないため、ステレオアンプをブリッジ接続することでモノアンプ化しているわけです。

 

最初から、モノアンプであれば、スピーカーのインピーダンス制約は無いはずです。

手に入れられそうなモノアンプは、PS AUDIOの「M700M」か、ROTELの「RB-1981」ぐらいです。

 

TEACのリファレンスシリーズにもあったかもしれませんが失念しました。

RB-1981は廃熱がすごそうです。しかも2台必要では、夏が思いやられます。

 

ブリッジしてモノブロック化するものは不可です。

Nu PrimeのSTA-9などはこれに当たるため選ぶことが出来ません。

 

内部でモノブロック化しているもの、デュアル・モノ構成の製品でも良いです。

次にパワーアンプを選ぶときはこの視点で選ぶことにします。

 

ではこれで失礼します。


バイアンプ

2022-04-23 11:08:43 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんにちは。

 

手元には、アトールのAM100というパワーアンプが2台あります。

この2台は発売時期が異なり、細部の仕様に相違点がありますが、基本的な出音は同じです。

 

この2台をモノブロック化し、しばらく前までブリッジ接続をしていました。

と言いますか、ブリッジ接続をしたくて2台のAM100を揃えたのです。

 

モノブロック化、ブリッジ接続の狙いは、チャネルセパレーションの向上です。

ブリッジ接続の効果で一番に挙げられる、音圧を高める・音の厚みを増す、というものは考慮の対象外でした。

 

思ったような効果も得られず、ブリッジ接続は間もなく止め、ステレオアンプとして活用することにして、1台は保管していました。

使わなくなった1台は放出する予定でしたが、ふとしたことで2台を使った運用の再検証をすることになりました。

 

今度はモノブロック化せずに、ステレオアンプのまま、片チャンネルに1台のアンプを割り当てる方法です。

プリから信号はLR流れますが、スピーカーケーブルはR分、またはL分しか接続しません。

とても勿体無い使い方です。

 

以前、マランツがコンプリート・バイアンプという手法で、2台使いを提唱していたものと似ています。

マランツの場合は、F.C.B.Sという機能を使って、複数のプリメインを一台のプリメインが統合的にコントロールするものでした。

が、自分のものは、単に、プリアンプから2系統あるプリアウトを2台のパワーアンプに普通に接続するだけです。

 

2台使いの目的は、やはりチャネルセパレーションの向上ですが、今のところ、効果は良くわかりません。

 

気がついたことは、まずパワーが無くなりました。ボリュームを上げる必要があります。

低音が出なくなりました。代わりに高音部が宙に浮くような出方をします。

 

最初は、プリをアトールのPR300にしていましたが、現在は、プライマーのPRE30で様子見です。

取り立てて得るものが無ければ、当初の予定どおり、AM100を1台手放します。

 

ではこれで一旦失礼します。