Uさん、こんばんは。
昨日に引き続き、アンプのお話です。
カーオーディオやゼネラルオーディオ、ポータブルオーディオの出音の耳当たりが良いのは、適度なイコライジングが行われているからだ、と読んだことがあります。
一般的にピュアオーディオには、イコライジングやトーンコントロールに対する忌避があります。
特に、高額製品、ハイエンドオーディオになりますとこのような傾向が強く出てきます。
ハイエンドオーディオには、思考といいますか、開発者の理念・思想というものが明確にあります。
音造りをリスナーにダイレクトに伝えたいという主張があり、それがモノづくり・製品開発に反映されています。
その結果、それらの製品には概してトーンコントロールがありません。
以前、ケンウッド製のハーフサイズコンポのグラフィックイコライザーを使っていた時期があります。
思うような効果も得られず、手放してからは、自分も補正機器、機能の使用はありませんでした。
アキュフェーズからデジタルボイスイコライザーなる機器が販売されています。
アキュフェーズらしくそれなりに高額の製品です。
要するに、DSP機能を活用して、視聴空間における歪(定在波等)の解消を目指すもののようです。
マニュアルで、各帯域のレベルも変えることが出来るのかもしれませんがこの辺りは詳しくないため割愛します。
このデジタルボイスイコライザーも素の出音ではなく、システムで補正された音です。
この出音が大変に良いらしいのです。
つまりピュアオーディオであっても、イコライジングに積極的に関与するという考え方はあるということです。
アキュフェーズが目標と標榜する、米・マッキントッシュのアンプには、5バンドもしくは8バンドのトーンコントロールが付いています。
簡易イコライザーのようなものです。
本格的なイコライザーではなくても、このようなもので十分です。
自分も、好みの音に仕上げるには、耳に心地好いものにするには、こういった機器の使用を積極的にしていったらよいのではないかと改めて思うようになりました。
アキュフェーズのC-2000系にはバンド切替のついたトーンコントロールと、低音ブースト(コンペンセーター)が付いています。
このような機能を使って音質調整を積極的に行うのが、好みの音への近道のような気がしています。
これは一つ前の投稿でも書きました。この機能に期待しているということです。
アンプの追加導入以外にも、現在所有しているアンプに、デジタルイコライザーを付加するという方法もあります。
独・ベリンガーに比較的低価格のものがあります(壊れやすいとの事ですが)。
導入を検討しています。
さて、今迄アンプと言ってきたのは、”プリアンプ”の事です。
パワーアンプは、音が素直で、そこそこのパワーがあれば、とりあえず良いと考えています。
まずは上流の問題から手を付けて、それからパワーも考えようと思います。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう、さようなら。