SONY Cyber-Shot DSC-TX55

2021-12-03 23:23:19 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

 

御多分に漏れず、自分もコンパクトデジタルデジタルカメラの出番が少なくなっています。

所有している数も随分減りました。

 

ですが、当方の場合、スマートフォンに置き換わったのではなくて、小型のマイクロフォーサーズ機の持ち出し・活用が増えて、その分コンパクトデジタルカメラの利用頻度が減って来たということです。

 

いつも、カバンに一台コンパクトデジタルカメラを忍ばせておくのですが、コロナ騒動で出かけることも少なくなり、写真撮影の機会は減りました。

そのため、嵩んで重量があるデジタルカメラを携帯するのは止めてしまったということもあります。

 

いずれにせよ、余り使わなくなった折、故障や不具合などで次々とコンパクトデジタルカメラが手元から離れていき、現在、水中カメラとして特化しているものを除けば、現有機は残り3台となりました。まだ3台もあるのかという話もありますが、自分としては相当少ない数です。

 

そのうちの1台が、タイトルにあるSONY Cyber-Shot DSC-TX55です。

自分が現在持っている、数少なくなったSONY製品の内の1つでもあります。

 

このDSC-TX55が、急に不調になりました。

スライドする前面カバーを下に下げ、電源が入ると、ジーという音共に、ブルブルとした震えがなかなか止まりません。

 

アルコール中毒にでもなって、禁断症状から震えが止まらないような感じです。

電子機器が病気になったかのようです。

 

見知らぬエラーコードも点滅しており、まさに”THE 不具合”。

近々、黄泉の国からお迎えが来るかもしれません。

 

※ぶるぶると震えが止まらない画像

 

このDSC-TX55に代表される、屈折光学式の薄型コンパクトデジタルカメラ。

※今まで気が付きませんでしたが、ツァイス銘のレンズが使われていました。バリオテッサーです。

先鞭を付けたのはペンタックスから出ていたOPTIOという可愛らしい機種のような気もしますが、OPTIOは同じ屈折光学式でもスーッと鏡筒が伸びてくるので、完全なフラットタイプはSONYかミノルタだったか、どちらかが最初だったかのような記憶です。

※一時的に調子が戻った状態。

 

このタイプのコンパクトデジタルカメラは一時流行って、あちらこちらのメーカーから出されていました。

自分もSONYの他に、Nikonから出ていた機種と京セラから出ていた機種を一時持っていました。

 

どちらかというとファッション性を意識していて、性能や操作性が今一つだったので、直ぐに手放してしまった記憶があります。

 

なお、先に書いたペンタックスのOPTIOも2世代に渡って持っていました。

起動・終了時にペンタックスのCMのBGMを模したような可愛らしい効果音が出ます。

なおかつ得意の小型軽量のボディとデザインセンスの良さが相まってお気に入りの機種でした。

 

さて。

SONYのこのタイプは都合3種類(3世代)ぐらい更新しながら所有しました。

初期のものは厚みもあるし重さもそれなりになる。けれどもSONYらしい造り込みの良さと、デザインセンスの良さで惹きつけられました。

 

TX-55は、機能的には裏面照射型のセンサーを装備して低照度の撮影にも強かった点が良かったのです。

それからこの機種は日本製です。当時、この辺にこだわりを持って機種選定をしていました。

 

で、このTX-55。

実はあまり使って来ませんでした。

カッコの良いデジタルギミックとして、まずは持っていることに意義がありました。

 

そして実際使ってみると、スイッチが小さく操作しづらい。

意外とシャッターボタンが固く押しづらく、ツルツルで薄いため、フォールディングが悪く直ぐに落としそうで不安になるなど、全体としてハンドリングに難がありました。

何度か手放そうとしましたが、その度付属品がどこかに行ってしまって、オークションへの出品も出来ずに今日に至ります。

 

実際に写真を撮ってみると、パリッとした感じに写ります。

撮影モードが幾つかあって、基本的に皆お任せモードなのですが、このうちプレミアムモードにしておくと、逆光の時に勝手にHDRらしき機能が働いて、上手い具合に絵が撮れたりします。

 

それからメニューを良く見ると、少ないながらも良く選ばれたオプション機能が幾つかあります。

SONYお得意の遊び心がそれなりに詰まった機種のようです。

 

ですがもうじきお別れですね。

それまでちょこちょこ触れては、この機種との最後の思い出を作ろうかと思います。

 

追)この間、赤城山に行ったときに写真を見返しましたが、実によく映っていました。

描写線が細く、全体に精細でいてコントラストの高さが余りない(硬くない)、大変自分好みの描写です。

抜けの良さがあり、凛とした空気感が写し込まれていました。

 

SONYの実力(と言ってももう10年も前の機種です)を見直しました。

 

何か、SONYのカメラを買ってしまうかもしれません。

 

では、これで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。

 


FURMAN PL-8C

2021-12-02 21:48:46 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

昨日の、AV-P250に続き、FURMAN(ファーマン)のPL-8Cです。

 

この個体も、オークションで手に入れました。

値段は、大分安かったのですが、しっかり使われてきたもののようで、天板に引掛け疵があったり、側板に少し錆が出ていたりしました。

錆については説明が無かったような気もしますが...値段相応として我慢します。

 

なお、公式Webサイトでは、製品名は「PL-8C J」となっています。

オークション出品時には、「PL-8C」としか謳っていなかった(末尾の”J”が無い)ので、少し心配でしたが、両者は同じもののようでした。

天板にも、正規輸入代理店のシールが貼ってあります。

 

※”J”は恐らくJapanの頭文字で、日本の電力事情に合うように改変されているものなのでしょうか?

 

なお、PL-8Cは、メーカーでは、「パワーコンデショナー」と呼んでいて、似たようなTASCAMのAV-P250は、「パワーディストリビューター」です。

ちょっとした違い・製品づくりの視点が違うがゆえにこのようになるのでしょうけれど、選ぶ方としては明確な違いがあってもらいたいところです。

 

さて、このPL-8C、持った感じは結構しっかり重く感じます。

AV-P250の2倍はありそうな感じです。華奢で素っ気ないAV-P250に比べて、フロントパネルに意匠性がありしっかり造り込まれています。

 

フロントパネルに差込口が1つあります。本体のスイッチに拘わらず、常時通電しています。

 

背面に、8個の差し込み口があります。AV-P250に比べると少なめです。

 

8個の差し込み口は、BANK1(3個)とBANK2(5個)に分かれており、メーカーによれば、BANK1はアナログ機器用、BANK2はデジタル機器用としています。両者を避けてノイズの低減を図っているそうです。

 

実際に、BANK1には、プリアンプとパワーアンプ(2台)を繋ぎ、BANK2には、ネットワークプレーヤーを接続しています。

 

BANK2は、差込口間が狭いので、大き目のプラグを持つケーブル(電源ケーブル)などは隣接して接続は不可能です。

この辺りは、AV-P250と同じです。BANK1は3つしか差込口がありません。

アンプを増やすかもしれないので、BANK1を4つ、BANK2は3つの仕様があれば良かったです。

 

BANK2の右隣に、ランプの外部出力用の端子とスイッチがあります。

BANK1の左にブレーカースイッチがあります。

 

PL-8Cには、ラックの他の機器を照らすためのLEDランプが前面に2つ付いています。

Fマークがついている筒のようなものを捻りながら引き出すと上の写真になります。

デンデンムシとか、寒さに弱いウルトラセブンが吹雪の中で戦ったガンダーのようで実にカッコ悪いです。

※タップに全く関係の無い、どうでも良い話なのですが、ガンダーに太陽光線を封じられ、エネルギー不足に苦しみながら極限まで戦ったせいで、それまで戦いの時間制限とは無縁だったウルトラセブンは、以後、活動時間に制約を受けるようになり、額のビームランプがカラータイマーのように点灯するようになってしまったそうです。罪深いヤツよ、このでっかい羽根つきデンデンムシ。あ~この怪獣、よく見ると顔の造形がエレキングそっくりだな。

 

さて、このLEDランプ、向かって左側のスイッチで光量を変化させることが出来ます。

注意しなければならないのは、このスイッチを押し込みながら回すこと。

最初このことを知らないで、右に左にスイッチをグリグリ回してもどうしてもランプが点灯しません。壊れているかと思いましたが、その後、スイッチの構造を良く見たら押しこめそうで…。

まぁ、ランプなど使いませんから点灯しなくても良いのですが、この機器を手放すときには評価が下がりますから、その時は少し気になりました。

ランプの光はオレンジ色です。メモリを最大にしても僅かな光量です。可愛らしい飾りのダウンライトと言った感じ。

 

直付けの電源ケーブルは、AV-P250と同じ3mです。この辺は業務機ということで同じような規格なのでしょう。

 

さて、

肝心の音質についてです。

 

AV-P250と比べると、音の厚みがあって少し響きが強くなるような気がします。

気のせいかもしれませんが、要するに付帯音が少し付くような印象です。気のせいでしょうけれど。

 

特徴として謳っている高性能のノイズフィルターの効果は判りません。

 

そもそも、ウチのパワーアンプは、ホワイトノイズが大き目・トランスの鳴きが少しあるで、上流で静かになっても意味が無いのです。

 

思い出しました、PL-8Cは本体から小さなノイズが出ていました。

トランスの鳴きのようなジーというような低い音です。

中古品だからなのか、仕様なのかは判りません。

 

AV-P250と、このPL-8C。

同じ機能を持ったものが2つあっても仕方がありません。

 

滅多に壊れるものでもないでしょうから、予備として保管する意味もありません。比較の上で良い方を残し、どちらかを手放します。

もう少し吟味の時間が必要です。

 

では、これで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。


TASCAM AV-P250

2021-12-01 19:47:15 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

少し前の投稿で、オーディオ機器への電源供給は、パワーディストリビューター(パワーコンデショナー)で行っていると書きました。

 

今回は、具体的に機材を取り上げます。

「TASCAM AV-P250」です。

 

TASCAMは、オーディオメーカーTEACの業務用ブランドです。

通常この機器は、PAラックなどに格納するので、耳(ラックマウント部)が付いています。

耳がついていることと、デザインが実用一点張りな感じで素っ気ないこともあり、オーディオ製品らしい高級さは感じられません。価格相応ということです。

 

”TASCAM”のロゴも、”私は業務用機です。余計な架飾・意匠は致しません”と言っているような感じの字体です。

これはこれで本体の意匠・造りこみとのバランスが取れているとでも言いましょうか。

 

なお、TASCAMでは、「TASCAM AV-P250」をパワーディストリビューター(電源分配器)と呼んでいるようです。

が、自分にはパワーコンデショナーとの差が良く分かりません。

 

購入の経緯(動機)です。

先の投稿で購入対象に挙げたFURMAN(ファーマン)のPL-8Cですが、これはそれなりのお値段が致します。

で、購入してみて、”思ってたんとちゃう”状態になっても困るので、まずは、似たようなジャンルの製品であるもっとお安い当機にしようと考えて、先にこちらに手を出しました。

 

実際には、オークションで入手しています。

入札競争で熱くなってしまい、結構な値段で落札してしまいました。

 

調べたら新品と数千円しか違わないので、新品を選べばよかった思いましたが後の祭りです。

AV-P250は結構安いのです。調べが足りませんでした。

 

さて、このAV-P250です。

 

持った感じかなり軽いです。中身は恐らくスカスカなのでしょう。

PL-8Cと同じように、サージフィルターとラインフィルターフィルターが入っているそうです。

 

軽すぎる本体内部にどんなフィルターが入っているのでしょうか。

ひょっとしたらフェライトコアが1個か2個入っているだけなのかもしれません。

 

このラック型タップの特徴です。

まず、前面に3つ差込口があり、ここは電源スイッチと非連動になっています。

実際にこの記事を作成しているノートPCもここから電源を取っています。意外と便利です。

それから、差込口は裏面にも10個ありますが、かなりそれぞれが近接しているので、大きなプラグを持つ電源ケーブルですと、隣接して接続出来ません。

 

電源スイッチ部には、間違って押してしまわないよう、透明のカバーが取り付けられています。日本製品らしい細かい気配りです。

すぐ横に、ブレーカースイッチが付いています。裏面には極性チェッカーがあるようです。使ったことはありません。

 

直付けの電源コードが3mあります。業務用ですから。

これほど長いと持て余してしまうので、せめてあと1m短ければ良かったと思います。

 

そして、肝心の音響的な効果です。

 

音質的に向上している、つまり音響的な効果があったのかは全く判りません。

実は、この後、PL-8Cも買いまして、どちらか良い方を残そうとあれこれ比べていますが、どちらも今一つ決め手に欠けます。

 

PL-8Cと比べると、AV-P250で電源を取った場合、出てくる音は、気持ちスッキリしたもの・あっさりしたものになると感じます。

余計な付帯音が付かない感じです。

 

でも気持ちの問題でしょうか。

本当にそうかと問われると、正直良く分かりませんと答えてしまいそうです。

 

現在は、こちらのタップを使って音楽を聴いています。

綺麗に電源コードを纏めることが出来たという点では、手に入れて良かったと思っています。

 

 

この次は、PL-8Cを取り上げます。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。