PRIMARE プライマーPRE30の使いこなし見つけた

2021-12-17 22:17:01 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

極小音量での再生が出来ないPRE30ですが、偶然に対策を見つけました。

 

パワーアンプに繋ぐケーブルを、背面に並んでいる端子のうち、テープ1(アウト)に繋ぎます。入出力兼用端子ですから構いません。

このとき、フロントパネルのテープアウトボタンは押しません。セレクターをCDに切り替えます。

 

そうするとスピーカーから音が出るようになります。

このとき、かなり小さな音量でも音声が再生できるようになります。

その代わりいつもの音量で聞こうとすると、かなりボリュームノブを回さなければなりません。

 

出てくる音は、いつもよりさらに纏まって余り拡がりが感じられなくなります。

音が前に出てくる感じではありません。響きも少し抑えられるようですが、妙な余韻があります。

 

刺激的なところは一切ありません。気になっていた弦の歪もかなり治まりました。

付帯音が少なくなり、少し音も静かに奥行が深くなって、現代的なHiFiサウンドを感じます。

曲によってはFOCALが、以前使っていたB&Wのような音になります。

 

決して明るくはありませんが、根暗までは行きません。

これはこれで良いです。BGMに丁度良い感じで、この音で眠くなってしまいました。

普通に”CD”や”AUX”に繋いだ音とは少し異なるような気がします。

 

音量を上げると、今度は艶が感じられるようになります。音が滑らかになり、低音もある程度出るようになります。

 

なお、PRE30は残留ノイズがある方だと思います。気にしてきませんでしたが、残念ながら、この接続では曲の無音部分で少し強めにノイズを感じてしまうことがあります。

 

今後、PRE30を使うときは、この接続で行きます。

単に、ボリュームノブ位置を上げることが出来るようになった効果なのかもしれませんが、自分にとって良いと感じられますからこれで決まりです。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。

 


SONYのデジタルカメラのことをぼんやり思う

2021-12-13 21:26:03 | 写真撮影/撮影機材

Uさん、こんばんは。

この間の投稿で、手持ちのコンパクトデジタルカメラである、SONYのTX-55で撮影された画像の描写・表現を再評価したことについて触れました。

 

ぼんやりとですが、SONYのデジタルカメラ;特に35ミリ判のレンズ交換式ミラーレスカメラを使ってみようかなと考えてみたりします。

過去にαマウントのSONYのデジタル一眼レフカメラを短期間持っていたことはありますが、今迄Eマウントのカメラを所有したことはありません。

 

そこで改めてα7シリーズについて調べてみました。

型番が似ていて、世代を超えて併売していることもあり、何だかよく判りません。

αシリーズに関心が無かったこともあり、どれも同じではないかと思ったりもしていました。

 

少し前に、量販店で最新型のモデルに触れたことがありますが、小さいわりに厚みがあって、全体にごつくてフォールディングしにくい印象を持っていました。シャッター音も固く派手で、良い印象ではありません。

その時は、みんなこの厳ついのを評価しているのか、なんだ・そうなのかと少し違和感を持ちました。

 

後で、旧世代に属する方の機種に触れる機会があり、こちらの方は許容出来る大きさ・重量・グリップ形状でした。

シャッター音、フィーリングもまぁ受け入れられるものです。

 

機種としてはα7Sとα7RⅡかα7RⅢが良さそうです。

これより世代が新しいと、例のようにゴツイカメラとなっていきますので、選択肢としてはありません。

廃番となった古いものばかりですから、中古品となります。

 

FEレンズに関しては、全くの知識不足でどのような展開になっているかも知りませんでした。

が、大まかに、SONYの普及価格帯のモノ、G Masterd柄で呼ばれるグレードの高いもの、カールツァイス銘のものの3区分に分かれていることまでは分りました。

 

TX-55には、カールツァイスのテッサーが付いています。これと同じものでいいやと思っていると、FEレンズにも、同じくテッサーのズームレンズがあることは分かりました。標準ズームと広角ズームで2本必要です。

 

そして、カメラとレンズ、フィルターなどその他全部を揃えたら、40万円からのコースですね。これは少し大きい。

手持ちのカメラの組み合わせのうち、どれかをそれなりの数で手放さなければならなくなります。

 

SONY製品を主軸とする構想はないので、これは難しい。

あくまでサブの位置付けです。

 

やはり、SONY製のカメラはTX-55で終わりになりそうな気もします。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。

 


PRIMARE プライマーPRE30 その3~運用上のポイントとまとめ

2021-12-11 23:15:19 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

プライマーのプリアンプ、PRE30の投稿第3弾です。

今回は、実際に使用してみての注意点、使いこなしについて少し触れておこうと思います。

 

その1 極小音量での再生が出来ない。細かい音量調整は出来ない。

PRE30のボリュームは、離散タイプで、ノブを回転させてノッチをカチカチ上げていきます。

 

フロントパネルの小さなディスプレイに、”1.2.3...”と、相対的なボリュームの大きさが表示されます。

”-00db"といった、物性上の表示ではありません。

実用上問題ない程度に音量幅が刻まれていますが、0(-∞)と1の間に断絶があり、極小音量での再生が出来ません。

 

0から1にすると、ある程度の音量になってしまうのです。

アンプが温まっていると、1でもそこそこの音量になります。

 

音楽を聴きながら何かをしたいとき、本当に小さな音で良いのに最低音量がそれなりにありますから困ってしまいます。

自分においては、これがPRE30の一番の、それもかなり大きな問題点です。

 

LUXMANの最近のプリアンプも同じような構造になっていて、極小音が再生出来ないようです。

一時、C-600fを買おうか迷っていたのですが、選ばなくてよかったと思いました。

 

自分的にこの問題は駄目です。

 

その2 ある程度の音量で再生する

その1で書いたように、微小な音量での再生は出来ません。

それと音量が小さいと音がこじんまり・こもりがちで低音も出ず、PRE30の良さが引き出せません。

この機種はある程度の音量を出すことを前提に設計がなされているのかもしれません。

 

ボリュームを上げるため、逆説的ではありますが、余り能率が高くないスピーカーを組み合わせるのが案外あっているのかもしれない。

 

その3 電源投入順序に注意~パワーアンプより先にPRE30

この機種には、スピーカー保護のためのリレーが付いていません。

外国産のアンプではこの手の仕様はよくあるようです。

 

このため、PRE30の電源投入よりパワーアンプの電源投入が早いと、パワーアンプ側に大きな電流が流れます。

この結果、スピーカーに一時的に大きなパワーが入ってボッという大きな音が出ます。いわゆるポップノイズです。

これはスピーカーに大変な負荷を掛けますし、精神的に良くありません。

 

うっかりこのことを忘れて、一回だけこれをやってしまいました。バチンという音が出た後、やってしまったと思いました。

恐る恐る電源を再投入してみると、綺麗な音がスピーカーから流れてきました。

冷や汗をかきました。

 

ということで、必ず、PRE30→パワーアンプの順で電源を入れるようにします。

但し、PRE30の主電源が入っていて、スタンバイになっていれば大丈夫です。

 

その3 弦の響きに少し歪がある。

シークレットガーデンのお気に入りの一曲に、ストリングスのアンサンブル部分があります。

この背景部分の弦の響きに歪が感じられます。

音源に歪が含まれている可能性もありますが、PRE30でこの曲を再生すると、何故か特にこれが強く感じられます。

 

余りにも気になり、気持ちよく曲が聴けないので、暫くオーディオで音楽を聴くのを止めてしまったこともあります。

次の項目で何とか回避しました。

 

その3 LEVEL調整

PRE30には、LEVEL(利得)調整機能があります。

素人の浅い考えで、LEVELを調整すればノイズが少なくなるポイントがあるかもしれない、そうすれば音が良くなるかもしれないと、良く聞こえる位置をあれこれ変えて見てみましたが、結局分からずじまいでした。

 

暫くして、LEVELを調整すれば、気になる弦の歪を回避出来るかもしれないとふと思い立ち、再調整することにします。

レベルを最小の-20にしてみたら、歪が余り感じられなくなりました。

レベルをー20にした分、ボリュームを上げることになりますが、それだけ全体の音の出が大きくなり、音痩せが解消されて高音と中低音とのバランスが良くなり、耳障りが少なくなったのではないかと思います。

 

なお、レベルを下げると、下げた分だけボリュームは一定になります。

そこからさらにノブを回していくと音が大きくなっていきます。

 

※このレベル調整の前に、スピーカーケーブルをベルデンからリアルケーブルに変えたり、電源タップをファーマンからタスカムに変えたりして、出来るだけ不必要な残響音の減少を目指した調整を行っています。

 

その3 ウォームアップ・エージング

自宅の個体は中古ですから、エージングは十分に進んでいると考え、自宅では特にこの項目については意識していません。

暖気運転も、本来物ぐさなので、余り意識していないのですが、それでも30分ぐらいはアンプの力が出てこないものと捉えて、気楽に聞き流しています。

 

その4 スピーカーは低音の出る柔らかな音質のものを

PRE30は、低音が余り出ません。

ですからこれに組み合わせるスピーカーは低音が出るものが良いと思います。

 

そういう点ではトールボーイとの相性が良いのかもしれませんが、しっかり低音が出れば、ブックシェルフでも良いと思います。

柔らかな音質のものをと書いたのは、PRE30の出音がどうにも固くこわばったような感じがするからです。

 

モニター型の解像度優先・線の細い硬質な音が出そうなスピーカーよりも、PRE30の肩をほぐしてくれるようなメーカーのものの方が似合う気がします。

パッと思いつくところでは、Dali、Dynaudioあたりでしょうか。やはり北欧ブランドですね。

 

その5 プライマーのプリアンプには、プライマーのパワーアンプを

個人のWebサイトや、匿名掲示板では、PRE30の音の拡がりや音の余韻に高い評価を付けている場合があって、自分もこの音響的な評価に可成り期待して導入したのですが、実際はそれほどでもありませんでした。

 

パワーアンプをBTLのモノブロック化している影響もあるのかもしれませんけれど、現段階では目指しているところから少し離れたところにいます。

 

それでひょっとしたら、PRE30にはプライマーのパワーアンプを当てなければ、本当の実力が発揮出来ないのではないかと思うようになりました。

余りにも世評と自分の評価が異なるためです。

 

どのレビューもプライマー同士の組合せでの結果を書いているようですので、実際にそうなのでしょう。

 

同年代のパワーアンプでは、A30.2(A31.2)かA33.2です。でも両方とも重量が20㎏ぐらいあり、自分にとっては少し重いのが困ります。15㎏とか17㎏ぐらいに納めてもらいたい。A32なんて40Kg越えですから絶対にあり得ません。

 

そうすると次世代のA34.2(重さ12㎏弱)が好対象となりますが、こちらはデジタルアンプです。

デジタルアンプには少しトラウマがあるので、これまた向き合うのが苦痛ですし、アナログのA33.2らとの音質の違いも気になります。

 

それから、出来ればパワーアンプはモノブロック化したいので、都合2台必要になります。全て中古で賄ったとしても25万円から40万円。結構大きい。

 

これから掛けるコストと、得られる利得、これに見合うだけの音質が得られるかどうか、しかもそれが自分好みのものでなくては、となれば、本当にそれだけの投資をすべきかどうかの判断をしなくてはなりません。

 

視聴が出来ればよいのですが、既に対象となる機器は廃番です。後継機のPRE35、A35.2当たりを聞いてみるという手は残されているのですが…。

 

兎に角、PRE30は外見と仕上げが美しく、また、内部が完全バランス構成という仕様もあって、何とか手元に残しておきたいと思います。

 

視聴の対象となるかもしれない後継機のPRE35,32は確実にオーディオ的性能は上がっているのでしょうが、目の周りに隈取が出来て、パンダやパグ(犬)のようなファニーフェイスになってしまい、PRE30の冷涼な存在感・美しさが失われています。デザイン的には完全に後退しています。

 

しかしながら、今のPRE30を手元に残しておいても、その真価を発揮できるのはかなり先のことになりそうです。悩ましい。

場合によってはスピーカーもなぁ~という感じです。

 

その前に、PRE30が”お前の相手なんかできるか。お前の駄耳には俺の良さは理解できない”と捨てセリフを吐いて、自分の手元から飛び去ってしまうかもしれません。

 

一応、PRE30についてはこれで終わりとします。後日談があれば別の機会で記事にします。

 

では、ごきげんよう。

さようなら。

 


PRIMARE プライマーPRE30 その2~音響面

2021-12-09 20:54:48 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

 

前回記事に出来なかった、プライマーPRE30の音質面について触れます。

接続はパイオニアのネットワークプレーヤーからバランス、アトールのパワーアンプにアンバランスとなっています。

音源は、44.1k/16bitのflacで、プレーヤー内部で32bit/384kHzにアップサンプリングしています。

 

その1 取り立てて特徴はない 中庸な音

組み合わせる、パワーアンプ、スピーカーにも拠ると思いますけれど、自宅環境においてのPRE30の音質傾向は、一言でいえば極中庸なものと言えます。取り立てて特徴のあるもの、特別なものはありません。

 

刺すような高音のキツさはありません。

音の角は取れて丸くなっています。低音は出る方ではないようです。美音なのかもしれませんが、余りそれも感じません。

 

その2 音色について

Webサイトや匿名掲示板などでは、どちらかというと寒色系と書かれることがありますが、温度的なものは余り感じません。

中音が前に飛び出してくるタイプではありませんから、本質的には暖色系ではないのかもしれませんが、強く静寂感も感じないので寒色系とまでは評価出来ないところです。暖色系のアトールのパワーアンプと組み合わせているので、相殺されている部分があるのかもしれませんね。

 

その3 音場型か音像型か

音が前に飛び出てきたり、音の拡がっているような感じが余りありません。これは予想されたものと違っていました。音場型を期待していましたが、逆にどちらかというと音像型のような気がします。音の実在感はある方だと思います。期待していた音の響き・残響もそれほど感じられませんでした。

 

その4 音の拡がり

音量が小さめだと音全体が小さくまとまります。

 

ボリュームを上げると、音の粒子が飛び足してくるというより、つまり音の拡がりが大きくなるというよりも、小さな丸い音のかたまりが、丸いまま大きなかたまりになっていくような印象です。

 

立体的(奥行・高さ・横を感じる)な音の拡がり;つまり空間的な音の拡がりは、残念ながらそれほど感じることはありません。

PRE30の導入によりスピーカーの定位が良くなったということも特に感じませんでした。

 

その5 全体の印象

カタログ上のSN比は良いようですが、背景の静寂感はそれほどでもありません。

関西方面のオーディオ販売店がHegelのプリアンプを、「何も足さない」「何も引かない」と言ったような表現で評価をしていたような気がします。

このPRE30も、どこかのウィスキーのCMのフレーズのように、「何も足さない」「何も引かない」、つまり入ってきた音を損なうことなく、ストレートに下流に送るという発想で設計されているような印象を受けます。

インターネット上のHegelのアンプのインプレッション・レビューがそのままこのPRE30に当てはまっています。

プライマーも同じ北欧のオーディオメーカーですから、目指すところは同じなのでしょうか。

※ネットワークプレーヤーからPRE30への接続をXLRからRCA(アンバランス)に変えてみました。雑味も感じるようになりましたが、音の響きが少し良くなりました。こちらの方が自分の好みです。低音も少しバランスよりも出ているような気がします。音が消え入るときの余韻も少し感じます。音圧も高くなってボリューム位置が下がりました。ただやはり全体に音が固いままです。音が優しくしなやかに拡がる感じではありません。

 

その6 どんな人に向くか

音響的な特徴が余りないため、他社のアンプとの比較では、アピールポイントが少ないという点で不利だと思います。

音質的優位という観点では選択される可能性は低いでしょう。

 

しかしながら、嫌な音が出ませんので、BGMを流す機器としては良いと思います(自分の場合、特定の曲の高音部にやや難がありましたが、音源の問題かもしれません。基本的にはそつのない音を出します)。

音へのこだわりがそれほど無い場合に、インテリアとしてリビングに置くイメージで選ばれると良いと感じます。

 

デザイン性の高さ・北欧ブランドという付加価値があり、筐体が薄型で、見た目の圧迫感がありませんので、音楽と常に囲まれながら少しセンス良く生活してみたいときには最高の相棒となります。

フル規格のオーディオ製品は、時に余りにもその存在を主張しすぎて、家族に不評・困るといった場合に、プライマーのアンプは選択肢として上位にあがってくるのではないでしょうか。

 

控えめなその存在が、逆に利点となるわけですね。

 

次回の投稿で、PRE30の気になる点を記事にして、この機器のまとめとしたいと思います。

 

では、これで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。


PRIMARE プライマーPRE30 その1~説明導入

2021-12-08 22:21:45 | 音響機材/音楽再生

ユキエさん、こんばんは。

 

今日は、自宅で使用しているオーディオ機器について記事にしようと思います。

 

PRIMARE(プライマー)のプリアンプ、PRE30です。

2007年の4月に販売開始となったようですから、もう14年以上も前のモデルということになります。

 

この個体は中古で入手したものです。

数は少ないですが、今でもポツリ・ポツリと出物があるようです。

外装仕上げが美しく、汚れの付着も目立たないような材質ですから、あまり年代物とは思われないかもしれません。

 

数が少ない割にそれなりに人気がある機種のようで、直ぐに買い手が見つかるようです。

欲しい方は見つけたらすぐに手を付けた方が良いでしょう。

 

そして、これからこの機種を手に入れようと考えている、そのような人たちのために、今更ですが、PRE30について記事にしようと考えました。

この古いモデルについては、個人のWebサイトでも取り上げているものはかなり少ないようですから、少しでもお役に出来ればと思います。

 

さて、このPRE30。

自宅のネットワークプレーヤーが内部で完全バランス仕様になっており、完全バランス仕様のアンプとXLR接続をすると、音質向上を図れるとの謳い文句があり、ずっとこれを試してみたかったことは、以前記事にしたとおりです。

 

そこで、フルバランスのプリアンプを久しく探していました。

当初はアキュフェーズ辺りを狙っていましたが、PRE30の出物があったので、こちらを選びました。

 

デザインですとか、音質ですとか、本当はそちらも大事な要素なんです。

 

見た目的にはスタイリッシュな薄型で、配色はシルバーかグレー。

設置の関係で、奥行きが出来るだけ短いものが良い。出来れば380㎜以内。

 

音質的には、分離が良いこと・音場が広いこと・音の響きが良いこと、要するに音の拡がりの良いものが希望です。

 

基本傾向が好みならば、トーンコントロールは無くても良いと思っています。

質の良い弾むような低音があれば最高に良いのですが、余り低音に関しては五月蠅く言わない方です。

 

が、兎に角、きちんとバランス仕様になっていることが選択の決定的な条件でした。

音質傾向は、結構リスクはありますが、専らWebサイト等での口コミ・レビュー等に拠りました。

大体、北欧のブランドなんですから、それほど離れた結果にはならないでしょう。

 

インテグレートアンプは対象外です。

プリアウトが出来てもあくまで仮のものです。

完全バランスを謳うヤマハのアンプは、プリメインであることや奥行があり過ぎること、厚みがあり過ぎること、フロントパネルのデザインが今一つであることから全くの選択外です。

 

PRE30は、奥行が410㎜ありますから、自分の基準よりも少し長めですが、高さは十分に薄く(100㎜)、北欧デザインの美しさもあったので、奥行きは妥協することにしました。

 

 

色味は、シルバーではなく、どちらかというとチタンです。

 

ヘアライン仕上げのシルバー配色の機器がメインの自宅のラックでは、PRE30の色味は少し違和感があります。

 

つまみは3つあり、左が入力切替、中央が音量調整、右が、待機(スタンバイ)と動作(オペレート)の切り替えです。

 

感覚的には、右側が音量調整であって欲しいのですが仕方ありません。入力切替はXLR端子2系統、RCA端子5系統、プロセッサー入力(所謂BY-PASS;AVアンプ入力用)1系統と結構数があります。

 

全てアナログです。

今のところ、XLRの1系統しか使っていません。RCAの出力が2系統あるのが良いです。

 

機能的にはシンプルですが、入力選択にAVアンプとの接続も出来るような拡張性の高さもあります。

トーンコントロールはありませんが、リモコンでバランス調整は出来ます。

 

 

PRE30の主電源ボタンは、本体の裏側にあります。不便なところにあるので、普段はこちらには手を触れず、待機と動作の切り替えを電源ボタンの代用としています。

 

入力切替とボリュウム調整つまみの間に、小さな丸いスイッチがあります。

テープアウト、レベル調整(このボタンで機能選択し調整はリモコンで行う)、サラウンド(AV)入力の時に使用します。

 

※天板に、プレスでプライマーマークが刻印されています。良く見るとなんだか可愛らしいマークです。

 

フロントパネルが浮いています。

音響的に意味があるそうです。LUXMANの少し古いプリアンプでも、同様の構造のものがあるようです。

 

プライマーのアンプは、スウェーデンでデザイン(企画)されたとの表示がありますが、製造国についての表示が見当たりません。

こういう時は、相場的には大陸のあの国なのでしょうが、心情的には出来ればスウェーデンか、EC区域内の国で造ってもらいたいものです。

 

重さは10Kg弱で重くはないです。

A級を謳っていますが、それほど天板は熱くなりません。

上記写真を見ての通り、スリットはサイドのみで、天板は塞がっています。

 

デザインや機能については、以上のとおりです。他に何か伝えることはあったかな。

気が付いたことがあれば、別の機会に追記します。

次の投稿では、音質について記事にする予定です。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう。

さようなら。