「my夏休み」記事の途中ですが。。ちょっと話題を変えます。
ネット等のニュースでもわりと取り上げられています。綾小路竹千代さんという美容師が、なくなられてしまった、というお話です。
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綾小路さんは、個人的には面識はないのですが、今の40~50代の美容師ならだれでも知っているといっても過言ではないほど著名な美容師で、昔、原宿の表参道からちょっと入ったところに「AQUA」というお店を出して、その仕事の斬新さ、先見性、そして人気…群を抜いていました。一ヶ月の売り上げがたしか7千万といわれ、単体の美容室としてはおそらく最高峰だったと思います。当時は全国からAQUAの前に美容師が訪れ、ウロウロと中をのぞいて仕事ぶりを持ていましたっけ。もちろん私も行きました。当時AQUAで働いている人は気分良かったろうなあ。
そして、日本武道館でのヘアショーを成功させたりと、「カリスマ美容師」という言葉の代表格な存在でした。
実際、私が尊敬してやまない、あの「アルティファータ」代表のCHIKA(チカ)さんも、かつて在籍していたサロンのメンバーとこのAQUAの前を訪れ、「もう、(夜の)11時頃なのに、バンバンお客様がいるんですよ。それに圧倒されました。ウチなんか、昼間バーッと混んで夕方には引いて、今日は忙しかったね~、なんていって帰ってきてましたから。AQUAさんの仕事ぶりを見て、なんじゃこりゃあって、異次元の驚きを感じて、社長に直訴して原宿に出店してもらったんです」と言ってました。
その時のCHIKAさんのお店だって、相当な人気美容室だったのに、です。
とにかく、大なり小なり影響を受けてない人はいないんじゃないかというほどの存在だったと思います。
アクアそのものは今も違うところでやっています。
当時のお店はセット台が50席くらいはありました。スタッフさんも100人近くいて、裏には電気釜が置いてあり、手の空いた人からそこからご飯もらって食べるという忙しいお店だったそうです。ジュースの自販機まで休憩室においてあったそうです。
とにかく、けた違いにすごいお店がAQUAで、そこの代表が綾小路さんでした。
60歳という若さで亡くなられたのは非常に残念です。一方的に親しみを持っているだけですが、この方がいて、AQUAがあって、そこから確実に美容師の意識や地位が向上していったと思います。ありがとうございましたと、申し上げたいです。
心よりご冥福をお祈りします。