前回、成人式の思い出について書きました。今回はまた違う話を。。。
成人式の朝、寝坊して遅れてしまうのはお客様にもあることでして。ある年の成人の日に、一番最初の順番の方が大寝坊してしまったことがありました。幸い、次やその次の順番の方がその方のお友達だったため、事なきを得て仕事をしていました。
その寝坊してしまったお客様について特に思い出深いのは、その方が着物のアップセットをするには向かないほどの、ショートヘアだったことですね。
打ち合わせの時にわかっていたことなのであわてはしなかったものの、入念に短い髪を撫でつけ、慎重にピンを打ち、スプレーで固め……。
作業を進めていた途中、先に仕上がったお客様の最終チェックをアシスタントがお願いしてきたので、一瞬その場を離れました。チェックしながらふと、やりかけのそのお客様を見てみると、たった今、やっとの思いで撫でつけて固定したおその部分をポリポリかいて、みんなピンを吹っ飛ばしているではないですか(^_^;)
「あ~(^_^;)!!お~~い!!」と、お客様に向かって大声を出してしまったのはそれが最初で最後です。
いやしかし参りました。
すぐに直しにかかりセットを終えたものの、その方だけで三人分ぐらいのエネルギーを使いましたね(笑)。
あの頃は余裕がなく張りつめていたなあ。でも今となっては懐かしい思い出です。
その頃は成人の日は1月15日と決まっていました。そのため今も1月の15日になると、気持ちがそわそわします。
その頃は15日の成人の日が終わって初めて、年が明けたような気がしたものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます