deracine雑想誌

日々にあったこと詩でも書いていきます。

お孝

2008-12-02 02:48:32 | 特別な一日
こんばんわ、deracineです。

え~・・・一度BLOGに書いたことがあるような気がしますが・・・。
12月1日は・・・。

親友の命日です。
気付くと、もう10年前でした。

いったいつの間に・・・。
そう、思うような10年間。

今でも、若いその親友の顔、声、思い出を思い出せる私がいます。
俺はだいぶ年をとった。
おまえは今も・・・。

さすがに、時を経て。
あの時ほどの喪失感ってのはなくなってしまったけども。

お墓とか、そういった場所も知らないので。
親友の家族もいまどこにいるかもわからないので。

命日といっても墓参りすらできなくて、こういった時に思いだすくらいしかできないけれども・・・。

なので、12月というのは、切ないつきなのです。
いまでも、1998年12月の出来事など詳細に覚えている自分がいます。

自身の記憶力にいら立つことも、疎ましく思うことも多々ありますが。
それでも、かつての友を覚えていられる、そのことは、良かったと思います。

あっという間の10年間。
色々とあって。もしも今会えたとしたら・・・こんな仮定は冒涜なのかもしれないけれども・・・。
一緒にお酒飲んで、くだらないことを話して・・・。
そのくだらなさをかみしめたかった・・・。
december first
生きることに
追われて過ごす
毎日も

こんな日は思い出す
お前の声を
お前の顔を・・・。

焼きついた最後の顔は
今でも、穏やかで

信じられない気持ばっかり
じわっと、湧き出す涙に気付く

ほほのかさぶたに
閉じられた瞼

蘇らない君と
蘇る思い出と

あまりに早かったといえばそう
もっと一緒にいたかったといえばそう

唐突の別れに
こんな日くらい
偲んでいたい